北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.17の感想

 いつもは日曜更新なんですが、ジャンプ記事が終わりそうだったんでそっち優先してしまいました。次回以降は日曜のうちに終わらせます。たぶん。
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「表紙」いづれ

 いきなり脱げてる。な、なんでや。法則が崩れたのか、来週もっと脱げるのか。単なるミスか(疑うなよ)。

『ギャル・イン・ザ・カントリー』海の吸盤

 第2話。のっけから巨大なチンコ出てるのでビビりましたw 表紙の作品来るかと勘違いしてたら、衝撃がすごい。
 前話の時点であまりに巨大で「このまま進めるの無理だからいざとなったら都合良く小さくなるのかな」とか思ってたんですよ。そんなことはなかったw 最後までしっかりデカい。腰のくびれあたりまでチンコ突き刺さってるので笑いました。あれに耐えれる黒ギャルすごいw
 そんな巨チンを元に話が展開していくのも面白かったです。看護の先生をダシに挿入するようにし向けて、猪熊先生が「仕方なくだからな」と言い訳しながら巨チンをあてがう場面も男の情けなさ全開で素晴らしかったんですが、サキがあまりのデカさにビビって「なーんちゃって」と逃げるんですよね。絵以外にも彼女のリアクションでチンコの巨大さを改めて印象づけたのが見事でした。そして、もう止まれなくなった猪熊先生が今度は攻めに転じて、という主従の逆転劇としても面白かったです。
 絶頂の場面、見開きが圧巻。これマジ感動しました。感動? 見開きで一枚絵ではなく、ちゃんと右から順に連続した絵が進行していくので枠のないコマ割りみたいな話なんですが、見開きのダイナミックさに溢れてて最高でした。真っ先に目がいくサキのバックショットがこの見開きのメインと言っていいと思うんですが、そこからその前後の話が見えてくる、みたいな感覚ですかね。読書中の脳の処理としては。あらゆる角度からのショットが代わる代わる出てくるのもすごいですし、それがコマ進行のような順番に配されて、かつ無駄がない。
 んで、終わり……じゃない!! ギャルのデレで終わっても全然いいし、「良い作品だったな」という充足感すごいんですが、まだ続く。牛房先生に行くのか。何度も名前は出てきたし、物語の転換として重要なキャラではありましたが、本当にエロに絡むとは。予告とは違うんだけど、ちょっとそんな趣もある最後から2ページ目のイメージの場面も手法として面白かったですね。

『きょうのふろく』れゐぢ

 ショートギャグ。そういうのもあるのか。正直めっちゃ好きです。1ページ目だけ見ると普通に可愛い子が出てくるのでそっちを期待してページをめくると、急にギャグ漫画のノリになるのが最高。ギャグ漫画の中でもかなりコテコテのタイプのギャグってのが良い。顔のアップで叫びながらツッコむ感じすごい好みです。
 そもそもショートギャグが始まったことに驚くんですが、2ページの作品が2つ続いて「この調子で続くのかな?」と思ったら、3本目『腹ギャル』で3ページ構成でストーリー性のある、それでいて大仰なボケとツッコミではない作品がやってくるのが見事でした。緩急。エロ要素もゼロで何なら良い話でもあるので明らかにここだけ読み味が違う……と思ったら次は1ページで勢いよくオチに向かってく作品になるのでまた翻弄されるw きれいな4コマで素晴らしいリズムだったと思います。
 ただ、お気に入りの1本を選ぶとしたら『にににの忍!(R-18)』かもしれない。ヒロインが可愛いってのもあるんですが、最後まで引っ張ってボケとツッコミかますのが相当好みです。ツッコミがちょっと優しい感じするのも良いですよね。そういう切り口なのか、と。

『ラブテンフューチャー』しゃるもん

 巨チン、ギャグからのストレートなロマンス来るので落差すごい。いや、これが本来王道だとは思うんですが、今号の掲載順だとw
 高校時代、いざという時にフニャってしまいそれっきりの彼女と再会。ビフォーアフターの変化として胸の大きさが語られてたんですが、これすごい効果的ですよね。「大きくなった」と言及することによってより具体的に胸の大きさについて意識させられる。思わずページ戻して見比べてしまいましたw
 あとエロとは別の部分で好きだったのは主人公の趣味のフィギュア。何なら本編1ページ目1コマ目に映るのがフィギュアなのでかなり重要なアイテムだと思います。彼の男としての情けなさを演出するアイテムなのかと思ったんですが、10年後の再会時、彼の部屋に行くとフィギュアがかなり増えてる。ヒロインの胸が大きくなったけど、主人公はフィギュアが増える。大人になって経済力が増えたって話かもしれないんですが、10年前に別れて以降彼が非モテだったんじゃないか、みたいな勘ぐりできるじゃないですか。少なくとも彼女をあの部屋に呼んでたとは考えにくい、とか。彼女と別れて肥大していった女性への渇望をフィギュアで満たしてたのかなぁとか。こう書くと感じ悪いかもしれませんが、部屋の中ってその人の脳内を象徴させる演出としてよく使われますし。
 エロパート。萎えちゃったトラウマがあるんですが、今度はうまく行く……と思ったら暴発しちゃうので最高。今日はしっかり勃起できてると油断してたら勃起しすぎで逆に問題がw
 ただ、勃起不全とか早漏とかがあったからこそヒロイン主導でエロが進む感じ、良いですよね。フィギュアの趣味で非モテ感を出してたのが効いてる。そもそもこざっぱりしたイケメンのオタクとか非実在感すごいんですが(ひがみ)、本来はイケメンの部類の人間が勃起のトラブルで別れたことがキッカケでオタク趣味が加速したのかな、と考えると実在感が増すと思います。……感想がフィギュアに引っ張られすぎな気もする。
 エピローグで高校時代に別れた真相が語られるのも面白かったです。たしかに勃たないから別れたってのは聞こえが悪いw


 終わり。別の方向に味が濃い2本からのキレイなストーリーもの、という構成が面白かったです。いきなり萎えから始まる繊細さもギャップとして最高でした。
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