北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2024 No.15の感想

 一時期安定しつつあった花粉症ですが、今週は鼻の奥に粘土の高い鼻水が溜まってる感覚があって常に気持ち悪いです。汚い話ばかりですみません。
kitaku2kitaku.hatenablog.com

『クラスのあの子が壊されるまで』ボド山

 タイトルがジャンルと展開を教えてくれるので優しい。まぁ苦情対策、棲み分けとかの意図もあるんだろうな。不条理性を楽しむという意味では隠したい(隠されたい)って考えもあるんでしょうが、ここらへんは難しいというかよく荒れがちな印象。実際、本編だけ見たら序盤は普通の作品に見えるバランスだったと思います。
 ヒロイン。特に序盤は表情から感情や考えがうまく読み取れないような感じで、序盤の不穏さという意味でもそうだし、そんな彼女の顔がぐちゃぐちゃに崩されていく後半へのフリとしても良かった。ジャンルとしてはBSSだと思いますが、ヤリチン彼氏がいたとか、彼女が実は清楚ではなかったとかではなく、完全に不条理なレイプに遭う話なので救いのなさがすごい。BSSというジャンルそのものに捻りがあるんですが、それ以外は逆にシンプルで、ストレートな話にも思えてくる(倒錯)。竿役である先生が初犯ではない、つまり今までのうのうと生き延びてる。さらに今回の出来事は彼にとって数ある中の一つであって特別なものではなく、今後も続くし、何なら数年経ったら別の子に移る。主人公はその連鎖を断ち切るチャンスに居合わせたはずなのに……という後悔の念が鬱勃起を加速させる。事件の始まりの場面で唯一彼が覗く描写があったけど、それ以外は一貫して背を向けってシコってる描写に限定されるのが彼の精神の現れって感じで良かったです。彼の何もできなさを感じる。実際はちょくちょく覗いてると思うんですが、音だけでシコってるというのもそれはそれで面白いのかもしれない。

『ダラダラ寝ていただけなのに』ちょいぴろ

 今回は寝起き。寝起きはチャージ済みだから危険だ!! とのっけから死亡フラグにしか思えなくなってしまったw 今回は自宅で、両親が登場するのがちょっとシリーズファン的に嬉しかったです。緊迫感のある娘とマイペース父というギャップにも笑った。いやよく考えたら修理の人来てるのに風呂入れるのすごいな(特別変というほどではないけど私は無理というバランス)。
 今回は久々に例の彼氏が不在の回なので、意図的に彼女を追い込む存在がいない。それ故に運命が彼女のお漏らしを求めてる、みたいな展開になってて好き。あちこち奔走するがあっけなく……というのが初回のような味わいで最高。誰も悪くないが、強いて原因を追求するなら彼女が悪い、けど可哀想、それが可愛い。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #41「盗賊キツネはあきらめない」。母親に憧れて盗賊になったキツネの娘が、罠にハマる。尻尾のみがすっぽりハマる絵面が間抜けで可愛いんですが、その穴の中で尻尾を責められて……って尻尾を責められるって話あるんだ。相変わらず着目点がすごい。まぁたしかにケモミミとか尻尾が弱点って作品は多いけど、そこにしか興味ないとは。
 ……と思ったら最後にもう一捻りあった!! マジか。このシリーズでここまで救いのないラストは予想してなかったので驚きました。驚くんだけど、罠の仕掛けとしては理にかなってるから怖い。最後まで読むと罠の意図、目的、合理性が腑に落ちて恐ろしくもなってくる。あの尻尾だけハマってる絵面が間抜けで可愛かったんですが、その体勢こそが罠の設置者的には好都合、となる無駄のなさ。


 終わり。今週はバッドエンド3連発で精神に異常を来すおそれが……あるところを侑希ちゃんのお漏らしに救われた形。
kitaku2kitaku.hatenablog.com