北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2024 No.16の感想

 観測史上最速で夏バテが発生しました。
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「表紙」荒巻越前

 前前号の快楽天の人。酒と煙草をアイドルグラビアの小道具みたいに持ってるのが面白い。可愛いけど、その2つで可愛いポーズ取って成立してる人初めて見たw

『本音と建前』ちゅーりっふ。

 SNSで募集した童貞と会って、やる。話としてはマジでそれだけで捻りもないんですが、特徴的なのは語り口。竿役は一切喋らない。実際には喋ってるんでしょうが、漫画的には描かれない。そして、タイトルにある通り、ヒロインの本音(モノローグ)と建前(セリフ)でのみ進行する。本音の辛辣さが面白いというか、童貞のリアル、童貞を相手にする人のリアルみたいなネタが異様に細かい。面白いと同時に身につまされる。童貞の舌苔イジリとか初めて見たのでマジびっくりでしたよ。たしかに口臭とかなり関係が深いとも聞くので、エチケット的な意味では重要そう。ただし、本作においてはキスするときの口臭問題に限定されるのが良い。てか、キスするだけでも何回ダメ出ししてくるんだよって感じですね。セックス中の童貞らしさだとエロ漫画でも比較的出てきがちな描写だと思うんですが、キスもそうだし、その他諸々における指摘の手数がすごい。
 地味に好きな描写としては、舌苔のくだりで “歯磨きはしてきたかもしれないけど” とちゃんと努力に気づいてあげてる点。本作のオチというか、全体を通じて描かれる大事なバランスですけど、童貞に対して異様に辛辣だけど、同時に童貞を狩るのが大好きなんですよね。キモいキモいと内心で言い続けるけど、キモいのが彼女的にはむしろ当たりだったような印象。これで小綺麗な「なんで童貞なの?」みたいな人が来たら彼女的にはガッカリだったのではないでしょうか。『本音と建前』というテーマだからめっちゃ失礼な人なのかと思いきや、彼女は現状に大満足してるし、むしろ童貞大好き。てか、捻れた心理とはいえ童貞のキモさを彼女は喜んでくれるわけだから、普通に天使なのでは? という不思議な結論に至る。彼女の本音を実際に相手した童貞くんは知らないわけだけど、本音を知ってる我々読者が最終的に抱く印象が、おそらく劇中の童貞くんが抱いたものと同じ「めっちゃ良い子じゃん」になるのが面白い。

『101癖ワンチャン』海の吸盤

 男子生徒たちから先生へサプライズプレゼント。タイトルの時点で爆笑してしまったんですが、2ページ目から現れる怒濤のチンコの大群でぶったまげた。まず圧倒的に本数が多くて、タイトルにも納得してしまう。これだけのチンコがあると白抜きなのが惜しいですが、逆にページが薄暗くなった場面では白抜きチンコの存在感が逆に強調されるので、結果的に「何本あんのよ……」とこれはこれで独自の良さだったように思います。特に引きのショットにおける無数のチンコが最高ですね。逆にアップだと普通に「白抜きが憎い」となる。
 無数の竿役に蹂躙されるという作品はまぁそれなりにあると思うんですが、本作はその竿役がモブにはならず、チンコにもプレイにも個性があるのが面白い。まさにタイトルに偽りなし。デフォが女装というのが嬉しいところなんですが、それにしても1コマしか出ないような子もいちいちデザインがしっかりしてるのですごい。バラバラに使ったら読切何本作れたんだ、みたいな感じ。ものすごい労力に圧倒される作品でした……。


 終わり。3枠目は表紙イラストのやつですね。
 快楽天本誌が出ましたけど、読んだだけでまだブログまったく書いてないです。来週のジャンプが休みなので、その間に快楽天記事を書ければいいなぁ、なんて心持ち。なので次の次のweekly記事までには終わってると思います。よろ。
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