北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.05の感想

 復活掲載はやはり1月で終わってしまった。
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『常識改変活動記録』角煮煮

 #11「大好きなお兄ちゃん」。既に異変が起きてるが本人は何も気づいていない、という本シリーズ特有のオープニング好き。ハッキリとは何も不気味じゃないんだけど、読者は「このお兄ちゃんってもしや……」となる。冒頭3ページで徐々にイヤな予感を高めていって、4ページ目でついに登場。この流れが熱い。
 ということで今回はお兄ちゃん大好きな妹。誰かの妹を奪うとかではなく、一人っ子をそうさせる。ゼロから作り上げちゃうのが万能感。逆に言うと、今回作り上げた妹像というのはすべて彼による創作なので、こういう妹が好きなのか……みたいな余地もありそうですね。今時珍しいくらい甘々なタイプの妹。今回のセックスは完全に理想が実現したプレイで、今回は彼にも兄という設定が加わるのが珍しいと思います。彼自身が兄として振る舞ってこそ妹は完成するわけじゃないですか。プレイに至るまでにワンクッション必要。なので、彼はある意味で自己暗示をかけてると言えるのかもしれない。
 そんなプレイ感にも限界が来て……というあまりに酷いオチw 術かけたまま放置されたコンビニ店員も酷かったけど、それとは別のアプローチによるオチ。1つの設定でここまでバリエーション出るのがすごいわ。今回、 “上は脱がなくていいんだよね” と指定していて、最後までおっぱいが出ないまま終わったんですが、これは彼が「制服姿の妹」という属性を求めていることを示していて、逆に言うとそうでもしないとマンネリを感じてるということなのかもしれない。考えすぎですが。

『二人のセンセイ』えぬはに

 家庭教師の先生と。なんだけど本作は先生が2人。家庭教師が複数いるという設定が珍しすぎるので面白い。家庭教師なので自室にいるという精神的なアドバンテージが本来ならあるはずなんですが、家の人間じゃない者が複数いることで主人公の劣勢感にもなってたと思います。1人でも手に負えないのに……という逃げ場のなさ。もちろん3P的な良さがメインなんですが、2人に押し入られるみたいな感覚も個人的に好きでした。
 冒頭から部屋に2人がいる状況から始まって、そのまま一方的に3Pになだれ込むんですが、ちょくちょく細かいセリフに2人の背景みたいなものが見えてくるのも面白い。 “やっぱ美味しいわね これくらいの男のは…♡” とか常習犯なのが窺い知れる。特別な関係になるのではなく、多数いる獲物の中の1人に過ぎない。まぁ、今回かなり気に入られたようなのでしばらく関係は続きそうですがw

『おとなのじかん』川島よしお

 出張版。やっぱweeklyはゼロスとの関連がやけに濃いですよね。ワニマガ系列の中でもゼロス色が一番強いと思う。
 8コマ漫画が3本。作品の形式上、いつものゼロス掲載用に描いてたネタだけど、余計にできちゃったのでweeklyがいただきました、みたいな可能性も勘ぐってしまう。
 「エクソシスト」。オタクに優しいギャルはあまたのエロ漫画やエロギャグ作品で扱われてきたテーマだけど、本作は8コマ漫画という形式を活かして2人の終わりのない押し問答をしつこく描いてて面白い。溜めて溜めて溜めて……死ぬw(ギャルのズッコケフォームも好き)
 「私は犬になりたい」。クール系美女の犬になるよう誘われ、それを受けると……6コマ目で噴いたわw 「そういうことだったのか!」とオチがつくのが6コマ目というのが変則的で好き。前半の4コマは割と普通に起承転結があるんだけど、5コマ目以降でその後が描かれ、6コマ目でオチ、7、8でそのエピローグみたいな印象。最終的に妄想した姿がほとんど実現してるのも笑った。良かったじゃねぇかw
 「点滴を打つぞ」。わざわざ「川島」と人物名出してくるのが味わい深い。実録なのかもしれない……。絵を描く際の負担が腕に蓄積して「シコリ」が過ぎるというのは実際にあり得そう。点滴の注射なんですが、昨今のご時世的にワクチン注射連想不可避。幸い打つ部位が違うので、今回のようなシコリの話にはならないけど、少し緊張してる状態での相手の発言がやけに響いてしまうってのはあるあるだと思う。


 終わり。今回の更新までに快楽天の感想終わらせたかったんだけどねぇ。まだまだだったわ。
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