北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.16の感想

 もう月末……?
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「表紙」神谷ズズ

 そう脱げるのか。片方だけおっぱい。weekly初の2人表紙ならではの仕掛けで面白かったですね。2人のパワーバランスを表してるようでもあるし、脱いでるのが上下でコントラストもある。

『おんなのこ達の箱庭』神谷ズズ

 第2話。完結じゃなくてよかったですw ものすごい舞台設定が凝った作品なのでもっともっと読みたいと思ってたんですが、想像以上に広がりを見せる終わり方だったので最高。まさか主人公交代とは。主役はあくまでもこの舞台、世界であり、各カップルのその中の一場面に過ぎないって感じが魅力的ですね。タイトルがずばりそんな感じなんですが、前回の段階では気づかんかった……
 あと、前回で気になってた案件としてはチンコの存在なんですが、なかったです。ゴムがあったから付いてる可能性も考えちゃったんですが、どうやら違いました。あれは単なるセックスの記号ってことなんでしょうね。「置いてあるのエロくない?」みたいな。すごく分かるw あのアイテムが1つ置いてあるだけで前後のドラマが一気に脳内に広がる感じ好きです。
 今回も小道具使いは健在でして、2人が全裸(靴下あり)になる場面で、マットが敷かれるコマでウェットシートの箱が見えますよね。この用意周到な感じが良いですよね。脱いだ服に上履きが転がってるのも超エロいです。場面の飛躍で省略された要素ではあるんですが、その行間が想像の余地として機能するんだと思います。
 んで、チンコ不在の本番。これが成立するのがweeklyの強みってことなんでしょうね。めっちゃエロいし、充分すぎる迫力あったので「ひょっとしてチンコいらないんじゃない?」とか思ってしまいました。本家の快楽天でもやればいいのに。もったいないというか。
 そして衝撃のラスト。別のキャラに移って続くのも驚きですが、かなりテイストが変わってきそうなのも意外です。女の子同士のイチャイチャというわけにはいかなそうですよね。
 てか、前話を読み返したら加賀美先生の名前がしっかり出てるし、何なら登場もしてるので驚きました。意識してなかったけど、布石は打たれてたのか……

『ギャル・イン・ザ・カントリー』海の吸盤

 田舎に引っ越したギャル。冒頭2ページの舞台設定の説明パートがギャグの手数多くて最高でした。『サウスパーク』のコマとかホント好き。雑誌とかで見たことあるイメージをギャルがやってるのも笑いました。似合うw
 本題としては学校。生徒は1人。すごい。ギャルが引っ越してこなかったら先生たち仕事はなかったのか。
 童貞の先生をからかって楽しんでるとその逸材ぶりに気づくんですが、そのズボンの上からでも視認できる巨大さ、の場面が衝撃的w ちゃんとギャルの着替えを見たから勃起した、というロジックがあるのもうまいし、その状態で転んだら痛いよな……と想像も膨らみますw その後も、ズボン越しのチンコ描写がド迫力なので最高でした。チンコは見えてないから! ズボンだから! ということでノーモザイクなのが良いですね。この方法かなりの発明なのでは。
 先生を誘惑して、先生の意志を確認するところで終わるんですが、巨大なチンコが縦に首振ってるのが最高でした。「体は素直じゃねぇか」という表現はよく聞きますが、文字通りチンコが返事してるw
 個人的にはギャルがセーラー服を脱いで先生を誘惑する1ページが一番好きです。中指おっ立てる感じも最高ですし、その脱ぎっぷり、そしてツインテールをかきあげて背中とうなじドーン!!がマジ最高。セーラー服を脱ぎ捨てるのが彼女がエロのスイッチを入れる心理表現としてもバッチリでしたね。ギャルが正しく制服を着てる感じも新鮮で魅力的だったんですが、そこからの開放感がそれを上回るほど素敵でした。

『お兄ちゃんといっしょ』恥

 兄妹でダイエット。ダイエットという体裁で……とお兄ちゃんが言いくるめる感じが面白かったです。エロだと特にそうなんですが、「○○のためだから仕方なく」と心の言い訳を用意されて理性が働くなる話って良いですよね。基本的にリアルではみんな理性を働かせてるわけで、そこからエロ漫画という異世界への飛躍として説得力が生まれる。
 本作で特徴的だったのは2人の初めてが描かれるわけではない点。 “またコレするのお~?” が象徴的なセリフだったと思いますが、ダイエットという体裁によって理性が、常識がなくなってしまった後のみが描かれる。野暮なことを言ってしまえば「ダイエットが目的なわけないだろ!」という話なんですが、ここに来るまで兄貴が長い期間をかけて頑張ったんだと思いますw
 この常識が改変された世界みたいな味わいが魅力的でしたね。裸になるし、めっちゃエロいんだけど、「いやこれは別に」「だよな」と2人がダイエットという体裁にしがみつきながらエロを貪ってるのがエロいです。本音と建て前が一致してないんだけど、互いにそのことを理解してるからわざわざ現状を崩すようなことはしない。現状が維持されることこそが2人にとっての最高の愛情表現ということになる。
 兄貴が能動的で、あくまでも妹は受け身なんだと思ってましたが、エピローグで逆転……は言い過ぎだけど、「妹もノリノリじゃん!」と明らかになるのが良い。対等な力関係というもそうですし、今後も2人の狂った日常が今後も平穏に続いていくのだな、と予感させてくれる。


 終わり。気づけば月末。今月はいっぱいブログ更新するつもりでいたんですが、全然でした……。もう本家快楽天でるじゃん。やばいw
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