北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.07の感想

 来週の月曜ワクチンです。weekly記事には影響が出ないタイミング。
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「表紙」木瀬樹

 白のワンピースでめちゃくちゃ可愛い。エロとは思えないような爽やかさ。あと、よく見るとスカートがほんのり透けてたりしてカラーイラストならではの情報量の多さを感じる。

『おさななじみるく』moyori

 幼馴染のお兄ちゃんが母乳系エロ雑誌を持っていた。ロリ的な可愛さのヒロインを扱う作品なのに、作品のテーマ(2人の会話のテーマ)が母乳。相反する要素なのに……という面白さがある。ただ、よく考えたら、幼げな子が大人に憧れて背伸びしてるのは普通に可愛い要素でもありますよね。そういう意味では母乳というインパクトある要素とも意外と相性が良いというか、作品として水と油には全然なってない。
 本筋とは関係ないんですが、お兄ちゃんが持ってたエロ本で扱われてるのが「ギャル×母乳」でこれまたインパクトがやばい。今までまったく考えてこなかった組み合わせだけど、これは魅力的なのでは……と変なところに惹かれてしまったw ギャルが母乳が出るようになったのか、母乳が出るようになってからギャルになったのか、気になるぜ。てか、moyori先生の描く大人っぽい女性というのが新鮮で、それが普通に刺さったというのもある。
 ヒロインがワンピース型のセーラーを脱ぐんですが、脱ぐ場面が2つあって、それぞれ脱ぎ方が違う。下からガバッとするのも衝撃的で良いし、上からスルリと脱ぐのは逆に改まった雰囲気があってエロい。日常からエロへと一線を越える瞬間、飛躍する瞬間が大好きなんですが、本作は脱ぎが2度も描かれるので贅沢。ありがてぇ……。
 出ないけど母乳が話題に挙がり続けるエロパート。男が女性のおっぱいに食らいついてる絵面がある時点で2人の主従が決定するというか、どんなに年上の男性でも子供感が出る(女性側に母性が出る)から面白い。年下の可愛らしい女の子なのに……と2人の関係が逆転する良さであり、バブみというにはあまりに幼いヒロインのビジュアルとのギャップが魅力的でした。

『わたしのヘンタイ』ふたたん

 優等生が実は変態。刺激を求めて裸をネットに晒したが、それにも飽きて、次のターゲットはいじめられっ子。彼をただいじめるのではなく、彼がいじめられてる最中に勃起してることに気づいたので……という話。ヒロインが彼に詰め寄る場面は完全に新たなイジメって感じなんですが、彼女としては同類の匂いを感じたからこその接近なんですよね。「仲間を見つけた」って書くとなんか良い話風ですが、それをこんだけ薄暗い雰囲気で描いてるのが良い。2人の捻れたキャラクターの魅力を感じる。
 ヒロインが絶対優勢な立場で相手を追いつめるんですが、この場面が単独としてかなり好き。ここではまだ彼女の不気味さにフォーカスしてて、その彼女の底知れない欲望みたいなものが強烈に感じれ、それと同時に彼女の強キャラ感もあって大変好み。 “なんでいつもイジめられてる時 勃起してるの?” のコマとか、相手を迫ってるんだけど、同時に彼女が自分のやってることにドキドキというか、ゾクゾクしちゃってる感じがありますよね。彼女の本性が隠しきれなくなってきてる表情の機微。
 ただ、そこから逆転……と言っていいのかは分からないけど、逆に中井くんが優勢になる。彼のストッパーを外してしまった、という感じでしょうか。逆転っぽい話ではあるし、調子乗ってたヒロインが痛い目を見る話っぽくもあるんですが、本作が面白いのは、そんな中井くんの暴走をヒロインはどこか喜んでる点。レイプまがいの事態(てかレイプ)になるので彼女が後悔して終わるのかと思ったら……というラストの彼女の表情が最高。ここで本作で一番の良い顔!! こんな明るい顔をする子だったのか。最後の1ページで本作全体の印象が大きく変わる(決定づけられる)良いエンディングだったと思います。


 終わり。みんな長生きしてくれ……。
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