北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2023 No.45の感想

 12月は日曜が5回あるのでweeklyが一度休みになるのは分かってたんですが、月初を休みにするのは予想外でした。大晦日に更新するつもりか。
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『けだものみち』鳩麦むんむん

 家庭教師で担当してる子に誘惑される。1ページ目からヒロインの可愛さが殺人的で「これはすごいことになるぞ……!」とかワクワクしてたんですが、ページをめくったら竿役がクマさんなのでひっくり返った。よくある家庭教師モノかと思ったらまさかの獣人設定。そんな困惑を動揺を抱えながら読み進めることになるんですが、この竿役の獣人設定、物語的にそれほど活きてこない。図体が大きくて生きづらさを抱えてる男性、くらいで全然成立する。ただ、「じゃあ獣人設定いらないじゃん」という話ではなくて、正直エロ漫画の竿役(特にキャラデザ面)に必然性を求めてもそれほど意味がないのかな。例外もあるけど。たとえば本作の竿役が小汚いオッサンだったとして、そこに必然性があるのかというと怪しいわけで。要は「その方が絵面が良い」くらいの気楽なもんでいいのではないか。自信喪失してるクマさん可愛いじゃん、という感じで楽しかったです。シャツにベスト着てるクマさん家庭教師、という日常シーンとか最高に好きでした。基本的には顔だけクマなので、被り物感もあるんですが、日常シーンだと特に手がやや大きくなってて(大きく見える描写が多くて)そこも好き。
 てか、それよりもマジでちょっとどうかしてるレベルでヒロインが可愛いですね。こういうときに竿役の可愛さに着目したいタイプの人間だと自覚してたんですが、如何ともしがたいほどにヒロインが可愛い。可愛いのだが、圧倒的にロ…であり、エロシーンが進むにつれてそのロ…的な側面が強調されるのでなかなかハードコアな印象もある。そういう意味では、「突然のクマさん!」という圧倒的な非日常性で緩和された気もする。これが普通の人間だったらもっと背徳的な雰囲気がどうしたって出てしまうというか。竿役の責めが(おそらく)初めてにしては非常にねちっこく、それでいてハードなので、ヒロインの可愛さや甘い感じとの間にものすごいギャップがあり、多少心配にもなるんですが、「まぁ先生がクマさんだからな!」と思えるのでやっぱ個人的には本作クマさんで良かったと思います。
 あと、エロとは別なんですが、各キャラのデフォルメがものすごく可愛くてそこも好きでした。もちろんヒロインも最高なんですが、回想に出てくる女の子もそうだし、その背景にいるいくら何でも雑に省略されてる2人も好き。ここもそうですが、所々「妙に軽い」となる読み味が特徴的でとても好きです。

『魔法痴女ひーちゃん☆』ぱてくらー

 魔法少女で日々魔物と戦っているが、実は痴女。タイトルロゴが最高でした。本気出しすぎである。
 魔法痴女と妖精のやりとりがあまりに魅力的で「エロ漫画に無駄な才能が……!」とか思ったんですが、ショート読切で本番ナシであった。納得ではある。セックスが始まるとどうしてもそこが作品の中心になってしまうので、むしろない方がバランス的に良かった気もする……が、まさかおっぱいナシでおしっこエンドになるのは意外でしたw ただ、徹底的にヒロインの自分中心的なエロについての話なので、おっぱいが出ないことにはそれこそ必然性がある……。
 意外だったんだけど、よく考えたらぱてくらー先生、ビーストでの通常エロ読切でも露出狂ヒロインのおしっこを扱っていたので、あまりに一貫した作家性を感じる。てか、ビーストでおしっこ出させてた作家がweeklyでショート描く流れが最近多いですねw そもそもビーストにおしっこ作家が謎に集中してるのが怪現象だ……。
 ワンピースの魔法少女衣装から “こいつまたスカートの裾上げたな?!” となり、そのまま流れるように触手拘束で放尿エンドとなる落差で笑いました。いかにも魔法少女っぽい決めポーズがちゃんと可愛いのが良いですよね。完全にフリになってしまってるんですがw
 あと、おしっこが溜まってる状態で逆さになると尿意が余計に刺激される、という知見を得たので、今度家でトイレ行く前に逆立ちでもしてみようかと思いました。


 終わり。快楽天本誌の方の記事も既に書き終わってるので、よかったらそっちも読んでくんちぇ。
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