墓参り行ってきて、雑草抜いたり線香やったりしたんですが、その直後くらいに土砂降りになって虚無感。
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『フェロモンが濃くて困ります!!』げぼくカズアキ
陰キャサキュバスと田中くん。ギャルになれないのでサキュバスであることを隠して暮らしているが、隣の田中くんのフェロモンがやばい。この田中くん、大人しそうでフェロモンとかオス感は全然ない（陰キャというほどではないと思う）のに彼のふとしたイケメン仕草にヒロインの理性が吹き飛んでしまう。そんな序盤の2人のやりとりだけでも楽しいし、ヒロインが暴走してからのエロシーンも最高。それまでは健全ラブコメでも成立しそうな可愛い絵だったのが、フェラの場面で一気にエロ漫画へと変貌するような感じでブチアガる。ヒロインは髪で顔が隠れがちで、それが陰キャらしいデザインなんですが、サキュバスと覚醒してからはサキュバスらしい艶っぽい印象にも繋がってくる。理性がぶっ飛んでだらしなく腰振ってる感じも最高なんですが、同時に蠱惑的な印象も常にあって、その二面性に引き込まれる。
サキュバスらしい要素といえば変身するくだりも最高。脱衣と変身が同時に始まり、脱衣はその後も少しずつ進行していく。彼女の残りライフ（理性）の目安のようにも見えるし、田中くんが心の壁を一つずつ剥がしていくようにも思える。そして、事後の場面でやや気まずそうに服を着るコマがあるのも最高でしたね。ああいう瞬間超好き。
絵柄も魅力的だし、2人のキャラクターも良いし、エロシーンも展開やバリエーション豊富で驚きだったんですが、エピローグで明かされる「フェロモンの正体」のくだりも超良い。ギャグとして火力強めなんですが、同時に話のオチとしてもめちゃくちゃキレイですよね。田中くんもかなりキャラ濃いめだったのも良いですよね。お似合い感がすごい。
『先パイは優しいから』多紋サカキ
バイト先の後輩に「優しく怒って下さい」と頼まれる。さっきの作品もそうだったけど、やっぱ1ページ目でヒロインのキャラデザどん！ はい可愛い！！ ってなる瞬間、良いよね……。本作もポップな絵柄が超可愛かったですし、ぶかぶかの上着の中から見える細身の体、という二重のシルエットとか超良かった。コンビニのバイト時の格好も可愛いんだけど、それを踏まえると水族館デートがいかに気合い入ってるかも伝わってくる。
エロシーン突入の前段階として、主人公がエロに気づいてしまうくだり。クソデカ文字の演出も決まってましたし、同じキャラデザなのに一気に別人のようにも見える。そもそも漫画自体が別物になったような変貌ぶりで最高。エロが始まる瞬間、始まる予感の瞬間ってエロいよね。何なら一番エロいかもしれない。
ただエロが始まるだけではなく、彼女が何を期待してるかに気づく。ここでさらにエロのギアが上がるんですが、初めからここが本題だったと主人公も分かるし読者も分かる。「優しく怒る」の意味。トイレでの行為なので密着感があるんですが、それがイチャイチャ的な印象というよりは狭い中で相手を好きにしてるという支配的な印象。要するに主人公はSとして役割を見出されて、それに従って彼女を支配することになるんだけど、言葉責め的な要素はまったくない。というか、エロシーンになってから主人公のセリフが不思議なほどにない。日常パートでは2人の生き生きとした会話も魅力的だったんですが、主人公のそういう側面は途中からなくなる。必死で口数少なくなるってのもあるんだろうけど、彼女の精神的に支配されてる、という感じでもある。エピローグでもまったく喋らずにヒロインの要求に応えてるのが「堕ちてしまったな……」と少し不気味でもあり、沼に沈んでいくような気持ちよさも感じる。
「エロマンガアカデミー」
#46。Croriin先生による「異世界作画事情」。異世快楽天でお馴染み、というか屋台骨的な存在のあるCroriin先生。新刊発売ということで本コーナーに登場。最近このコーナー、特殊なテーマが連発したので（それも好きだがｗ）、今回の超正統派な「漫画の描き方」という感じの内容に魂が浄化されるような思い。ゲームエンジンを用いた漫画制作とか、ジャンププラスでルポ漫画が連載されてたのと同じ題材で非常に健全……。
ただ、今回のはゲームエンジンという文明の利器に頼りつつ、その中で用意されてるものを見て逆に作品のアイディアが湧くこともある、というのが良い話。ゲームエンジンというのはかなり特殊にも思えるけど、技術の進化と制作の相互関係という意味では漫画に限らずある話なのでしょうね。ファンタジー作品だと小道具の選択によって舞台設定が形作られていくところもあるので、その関係の濃さがより顕著なんだと思います。
個人的に『濃い関係』が好きなので、その話が出てきたのも嬉しかったです。扉（？）イラストも『濃い関係』なんですが、娘とドールハウス的な遊びをしてる、というのが今回の内容のことを示していてめちゃくちゃオシャレだ……。
終わり。新人のデビュー作って何か良いよね……。まぁ、以前から大活躍してた人の商業（もしくはワニマガ）デビューってパターンもあるから、「すごい人が出てきたぞ！」とか興奮してたら「めっちゃ有名な人らしいよ……」となることも少なくないｗ 世界は広い。
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