北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.37の感想

 今月は早めに快楽天の感想終わったので、よかったら読んでね。
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「表紙」西沢みずき

 見返り美人!! 変則的だが出るとこはしっかり出てて可愛いしエロい。やたらとケツが強調されてるのもナイス。

『エロ漫画家の妻』西沢みずき

 前編。良家のお嬢様と結婚したエロ漫画家。元担当が編集長で、その知り合いの娘が今の嫁、という入り組んだ設定も妙な説得力がある……と一瞬錯覚させてくれるw 自分のところの作家をお嬢様の相手に推薦する編集長がすごいぜ。どれだけ信用されてたんだろうか……という話だけど、それは前編の最後にその理由のようなものが明かされる。
 そして、現担当からは結婚して作品がエロくなくなった、とボツ食らいまくり。結婚して幸せになると作品が凡庸になる、というのはいろんな業界で言われがちですね。勝手すぎる言い分ですが、エロ漫画だと余計に言われちゃいそうなのも少し分かる(失礼だけどね)。
 それを打破するため、資料用の写真を奥さん相手に撮ることに。エロ漫画家というのは明かしてるとはいえ、まさかOKもらえるとは……という話。からの奥さんが意外と乗り気どころか主人公が考えるよりも遙かに積極的。撮影からの本番に移行とか、被写体であるヒロインによる逆転となるとどうしてもインモラルな雰囲気になりがちだと思うんですが、本作は夫婦なのでオールオッケー! という明るさが良い。良い意味で悩みがないというか、勢い重視で突き進む。勢い良すぎてヒロインのお嬢様らしさを感じられる場面が本編では少ないんだけど、表紙イラストがおしとやか人妻感のイメージイラストとしての魅力が十二分ですね。やっぱあの表紙好き……。
 そして、なぜあんなにもノリノリかつ暴走気味だったのかが明らかになって前編終了。サンタマリア権左衛門先生(=主人公)のガチファンだったんですが、そのオタクアピールがすごいので笑ってしまった。金持ちが変な方向に情熱を燃やしたという感じだろうか。「所有しすぎぃ!」と笑ったんですが、海外版に関してはちょっと私も欲しい気がする。無修正らしいじゃないですか。てか、このヒロイン、憧れの作家と結婚してるんだから修正前の原稿を盗み見てる可能性もありそうw

『全部好きだから+』小矢部亮

 続編。もしくは後日譚ショートという感じですが、ものすごい勢いでエロパートに突入するのでそっちは文句なしに充実してると思います。
 そして、ヒロインはバニー。撮影用のコスプレだったが、トラブルにより撮影中断からのエロ突入。ヒロインの理性ぶっ飛んだ言動が可愛くて、1ページ目の “くまさんみたいですき!!” の四角で構成されたデフォルメの顔とか超好きなんですが、「このベロベロだけど素直な妹可愛いよね」という点がまさにオチに直結する。兄貴は実は切れ者、というオチは前作のオチとも通じますね。前作は良い話だったけど、今回は完全にラブコメ。「たしかにこの動画は人気出そう」という説得力は抜群だったと思います。ピロートークの甘々状態はそりゃ人気出るわ。
 エロとしては肥満兄貴と小柄妹で、妹が常に上。暴走気味の妹が上というのはキャラクター表現としても納得なんですが、あまりの体格差のせいで騎乗位になると妹の足が地面につかない。ただ、あの全部兄貴に身を預けてる感じも、2人の関係性を象徴してるのかもしれませんね。一方的に攻めてるようで依存もしてる、みたいなニュアンス。

『緊急代原24時』1億年惑星

 「マキちゃんのパパ活編」。急遽6ページ描くよう依頼があったらしい。どこまで本当か分からんが、ホントならすごい。そしてちゃんと面白いし、展開の圧縮ぶりが異常なので6ページとは思えないボリュームになってて最高。
 weeklyでの1億年惑星先生は本格エロ(本格とは一体)だと思ってたんですが、今回は最後までエロ始まらずに終わるので笑った。「パパ活=エロじゃないよ」というまともすぎる指摘には、ぐうの音も出ないw
 パパ活おじさんが実は聖人だった、というオチでダイエットを指導してくれる話だったんですが、50キロのダイエットに18ヶ月も費やしてるので笑った。謎のリアリティ。急激なダイエットしないとか一部の隙もない。家族に パパ活のパパ…” と紹介してるのも笑ったし、リアル父さんがまともすぎる反応をしてるのも最高すぎる。あの1コマだけ急に現実なのよ。母と妹は異様な順応性を見せてたのに。


 終わり。よく考えたら先週休みだったのに代原が必要て怖い話だな……。
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