北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.36の感想

 ゼロス記事があと1本で終わる。もうすぐ終わる……(遅かったな)。
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『侵略のいもうと』西沢みずき

 西沢先生こないだ失楽天で読んだばっかなので驚きました。相変わらず掲載ペースがどうかしてる(ほめてる)。
 そんな失楽天の方では年上ヒロインだったんですが、今度は年下、かつ義妹。そしてハーフ。冒頭の場面の幼少期とか絵的に新鮮でそういう意味でも良かったです。エロなしでいいからもっと読みたくなるくらい可愛い。
 話としては、一人暮らしをしてるところに妹が入り浸るようになる。最初はただ迷惑なだけだったが、徐々に発育の良さに我慢ができなくなる。冒頭の子供時代からすると「こんなに大きくなって……」的な感慨もあるんですが、大きくなったのがそういう部位なのでやはりエロい。胸がでかすぎてブラが透けて見えてしまう描写にビビりました。あれはマジで目のやり場に困る……。てか、あれで外うろうろしてるかと思うと少し心配にもなってしまうw
 そんな胸が、エピローグではエプロンで隠されることになる。この変化も面白かったです。目のやり場に困ることはなくなるけど、別の意味で進んだ関係になる、という違いが感じられる良いラストだったと思います。
 エロパートとしては冒頭の場面からは想像もできないほど甘い内容になるのでこれまた最高。チョロい的な良さもあるけど、ギャルっぽい見た目だけど妹として懐いてくる感じもたしかにあって、そこが非常に良かった。イチャイチャするような会話にもなるんだけど、そこでちょっと意地悪みたいな言い方をするのが可愛い。
 絵的なことで言うと、エロパートのど頭にあるフェラのコマがちょっとびっくりするくらい良かったです。あのアングルであのフェラ、最高でした。困惑しつつも従順なヒロインの表情も良かったです。

『デュアルスワップ』ドラムス

 後編。ドラムス先生が読者を殺しに来てる……! とイヤな予感しかしなかった前編だっただけに、楽しみにしつつハラハラしながら読みましたw 当たり前のように地獄が繰り広げられたんですが、それでも前編とはかなり読み味が違うというか、前編の段階から予想したのとは全然違う決着を迎えるのでめちゃくちゃ面白かったです。主人公たる姉の快楽堕ち的な部分が物語の主軸だと思ってて、それが後編でも描かれるんですが、最後までその視点になるわけではない。中盤では姉の婚約者の絶望が描かれる。この寝取られて絶望、見てるしかできないのにチンコが反応してしまう……みたいな部分はまさに寝取られ作品として王道って感じで、姉のドラマだけで終わらせないのがさすがだなと感心しました……と思ったらこれで終わらない。最後には妹のドラマも描かれるんですよね。本作の元凶的な存在でまさに悪魔的なキャラクターなんですが、ここでまさかの姉への百合となるので驚きました。これがマジで面白かった。あそこまで執拗に突っかかってくるのは……という動機の部分が “私はこの不器用な姉を愛しているからだ” と明言される。ただの姉妹ではなく双子であるので、一つになりたい、という感情が強く働いてる。ラストの妹の満足そうな表情が素晴らしかったですね。悲劇的な見方をすればバッドエンド極まりないんですが、妹としては彼女の目的は完璧に成し遂げられたので……とまた別の見方が生じる。
 思えばドラムス先生、『ヒトリジメ』シリーズでは1つのNTR物語を3人のキャラクターそれぞれの視点を3本の作品で描いてたんですよね。おそらくそれと同じ方法論が本作『デュアルスワップ』でもなされてたんじゃないでしょうか。本作は1つの作品の中に3つの視点(大きくは2つ)。それが物語の展開として機能していてめちゃくちゃ面白かったです。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #11「お泊まり会、ふかふかな思い出」。おねショタじゃないですか! ありがとうございます、ありがとうございます! このシリーズ、女の子同士の回もあったし、女装の回もあったので、そこまで突き抜けたネタやっちゃうとただのショタはないのかとも思ったんですが、王道のショタっぷりに感動しました。もちろんショタを誘惑するヒロインも可愛いし、その誘惑にストレートに乗っかるショタも良い。やはりおねショタは良いぞ……。


 終わり。エロマンガアカデミーのドラムス先生の回とか読み返したんですが、今読むと「なるほどなぁ」と得心がありました。おすすめ。
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