北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.16の感想

 超久しぶりにブログに書くべきことの借金がゼロになりました。すっきり。
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「表紙」すずのもく

 ダウナー系の女の子がポーズ取ってるの可愛い。漫画本編を読むとこのキャラへの印象がガラッと一変するのも込みで面白い。次号か次次号で変貌するのも楽しみ。てか、手が布石だったのね……。

『学園ふふぶ!!』すずのもく

 前編。学園不可思議不思議部。ふふぶ。校舎の造りディスでようやく気づきましたが、すずのもく先生のweeklyでの作品群、すべて同じ学校だったのね……。それぞれ季節や制服の着崩し方が違って気づきませんでした。作品発表順がそのまま時系列ってことでいいのかしら、とかいろいろ気になってくる。
 話としては、ふふぶの部長が実は稲荷。彼女自身が不可思議だった、という展開には普通に引き込まれるし、その正体によるケモ要素にも歓喜せざるを得ない。平時の状態でも可愛いのに、そこにケモが加わってさらに可愛い。
 ヒロインのダウナーなキャラクターもあって、前2作と比べるとエロの始まりがめちゃくちゃしっとりしてて、ゆっくりだが強引に進む。そこがとてもエロい。正直しっぽをモフモフしてるだけで前編が終了しても私は満足だったんですが、いざエロ本番、というところで前編終了。表情から感情が読み取りづらいけど、しっぽがフリフリしてるラストページとか良すぎる。前2作も好きだったけど、本作はギャップも感じられてめちゃくちゃ刺さる……。

『全部好きだから☆』小矢部亮

 何とかチューブ的な動画に出演する妹と、撮影する兄。基本的に食レポ系の動画で、トンカツ喰ってるかと思ったら……という1-2ページ目のめくりが衝撃。数ページ飛ばしたかと不安になるような飛躍。その飛躍こそが漫画らしい楽しさであり、漫画らしい表現のような気もします。
 妹が見るからに元気いっぱいのキャラクターなので、兄貴はそれに振り回されてる、付き合わされてるのかと思ったら、妹の真意がめちゃくちゃ良い話。「実はお兄ちゃん大好きでした」という作品は多いし、本作もざっくり括るとそうなるんだけど、単純にそれだけではない厚みがある。兄への好意が直線的ではないというか、妹なりに土足でズカズカと踏み入ることを遠慮してるみたいな良さがある。ただ、動画を始めることになった回想のコマが完全にオナバレなので笑った。
 エロパート。妹が生意気な感じで兄貴を誘惑するんだけど、事前に彼女の真意が語られてるので、そんな生意気に見せてる姿に対しても「良い子や……」みたいな気持ちになってしまう。デレではないけど、彼女の間違いない善人性を見せておいたからこその味わい。ただ、彼女の好意&善意が全然伝わってないと気づいたときの “は?” は一瞬だけマジギレになってて、それもまた可愛い。あれは兄貴が悪いわw
 エピローグ。互いに好き好き言い合って幸せ……というだけではないハッピーエンドを描いたのが最高。ヒロインにとって一番の幸せは兄が自らの意志で立派な姿に戻ること、というドラマ的な感動。作品全体が良い話というわけではないんだけど、要所要所に入れてくるバランスと、その的確さが見事だったと思います。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #17「夫婦星の下で」。今回は車の中の夫婦。本シリーズってロリ系がコンセプトになってると思ってたけど、ここに来て妻が来るのでそのギャップにやられてしまった。大人っぽい、けど若さも感じられて、ラブラブ感のある夫婦関係とかめちゃくちゃ良かった。閉所ならではの密着感とドキドキ、それが一気にエロにまで飛躍する感じとか最高でした。
 狭い車内でのセックスで、窓ガラスを活かした構図も良かったんですが、ヒロインが窓に押しつけられることでとあることに気づく……というオチへの連結も見事だったと思います。


 月刊の快楽天が出るまでの数日間、ブログのことは忘れられる……と思ったんですが、ジャンプ感想書いてたら実質1日くらいしかないんだよなぁ。
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