北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.23の感想

 エアコン始めました。湿気きついです。
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『再会』森ぐる太

 前編。たぶん前後編なのでしょうね。この分割方式にはエロに至らないドラマパートにじっくり尺を割くため、という意図がある気がする。まぁ、回想の中でセックスしてたんですが。あと、最初からそういう掲載を意識して作ってるのか、出来上がりを見てから決めるのかは謎です。
 とにかく前編。妻の友人が結婚式に出席できなかったので自宅に招待したら、それが幼馴染で初めての人だった。森先生の新作なので「くすぐりが出てくるんでしょう?」と期待しながら読み始めちゃったんですが、くすぐりとエロ、そしてドラマとの親和性がめちゃくちゃ高い。イノセントな関係だった2人がエロへと移行する橋渡しとしてのくすぐり。キャラクターの性癖とか変態プレイとしてではなく、むしろエロとは無縁だった人たちにとってのエロの入り口。くすぐったいは性感の入り口、というのにはめちゃくちゃ腑に落ちるものがあります。このくすぐりを介したじっとりとしたドラマ、見事でしたね。「妻がいるのに……」という背徳感を予感させる前編なんですが、2人だけの秘密としてエロの関係があり、そこにくすぐりが存在する。「あれ以来くすぐりフェチになっちゃって」みたいな話ではないので、彼女でしか得ることの出来ない性感となり、不倫の誘惑としてめちゃくちゃ面白い。タイトルは『再会』だけど、再開の予感でもある……みたいなクリフハンガーで終わるのが見事な前編だったと思います。

『GO! 褒美』かるま龍狼

 ダイエットのために幼馴染とジョギング。お腹の贅肉でチンコが埋没してしまっている、という話。絶対ダイエットに成功して、でかくなったチンコでいざセックス、という話になると思ったんですよ。実際そんな話の作品も読んだことあるし。それが太った状態のまま、埋もれたチンコを使ったプレイに発展する。この意外性が面白かったし、埋もれてるからこそじっくりチンコを探り当てるかのように触るというのがエロい。掘り当てるというアクションがあるからこそチンコの存在がより強調されるというか、より強く意識させられる。チンコの形、位置にこれだけ重きが置かれた作品も珍しいんじゃないかと思います。その中でも「デカチンでヒーヒー言わせてやる」的な作品とは真逆のアプローチなのが最高。さらに “痩せたら… どんだけキモチイイんだ…!!” という未知の快感へと考えが膨らんじゃう感じも素敵でしたね。その期待感を胸にダイエット頑張ろう、というオチに繋がる。正直「結ばれたらもうハッピーエンドじゃん」と思わなくもないんですが、さらに未来へと広がる余韻。
 そもそも目隠しのせいで、セックスしたという自覚が男側にはない。最近だと『菜穂ちゃんはオナホ屋さん』の1作目でも似たようなシチュエーションになってましたが、目隠しすることでチンコの感触に意識が向く、というエロさが増す効果も生まれている。あっちだと特殊オナホの話だったけど、本作は埋没チンコの話なのでより特殊w このセックスした自覚がないというすれ違いが微笑ましくもあり、しっかりとエロいことにはなってるのにほのぼのとしたギャグ感に繋がってたと思います。この温度がかるま作品らしくて好きです。


 終わり。最近はマジで今月末になったら『モンハン』ということばかり考えています。ただでさえ趣味関連にうまいこと時間を割けてなくて困ってるんですが。果たしてどうなってしまうのか……!(知らんがな)
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