北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.46の感想

 快楽天本誌の感想も書いたのでよかったら読んでください。
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「表紙」どじろー

 絵一枚でキャラクターが伝わってくるようですごい。実際本編を読んでみたら想像通り(想像以上に)濃いキャラだったので大満足ですw
 てか、いつもだったら2週目でもおかしくない脱ぎっぷりですね。そして、本編でもキーとなるアイテムだったゴムがどう変化するのかが楽しみです。

『どすけべシークレット』どじろー

 冒頭の場面における狼が羊の皮かぶってる感が最高。キャラ強め、ラブコメ要素強めの作品なんですが、冒頭の場面と2人が偽装してる日常パートだけでも十分魅力的なラブコメに見えてしまう。エロがなくても普通に人気出そうな雰囲気すら感じるんですが、そういう印象すべてに「嘘だよ!」と叩きつけてくるから痛快。
 誰もが羨む2人が実は内心ドスケベ、と明らかになる冒頭2ページでもう面白いんですが、実際のエロが始まってもその期待を裏切らないどころか、予想を超えてくる変態ぶりなのでエロいし、そのやりすぎ感に笑ってしまう。ただ、無節操に極端に強調されたドスケベ要素を足し算してるのではなく、ちゃんと2人のキャラクターがあるというか、2人のスケベの方向に一貫性というか好みがあって、それが必ずしも2人の間で一致してない。いざ挿入という場面におけるコンドーム理論は本作を代表する名場面だと思いますが、そこでも2人の求めるエロには違いがある。分かりやすいのだと、ヒロイン側の好みはかなり徹底して精液、遺伝子、フェロモンという側面が強い。ここまで特化してるのは女性の変態の中でも結構特殊なタイプな気もするんですが、それが序盤から描かれてるからバカみたいに盛り上がって、実際にバカみたいなことになってるエロパートを読んでも「たしかにこの子はこういう子だ」と納得できる。日常パートとエロパートの間に乖離がない。
 一応良い話でもある、という体裁があるのが本作のすごいところ。互いに本音をさらけ出すことで2人はより仲良くなる話。その内容がひたすらにエロかった、という。そんな話のテーマと、盛り上がり、キャラクターの濃さが際立ってたのが互いにカミングアウトし、抱き合う場面。男性側が強く抱きしめることで、ガチガチに勃起したブツが彼女の腹部に当たり、互いにエロい目で見ていた、受け入れられた、と通じ合う感動的な場面。もちろんものすごく理性的に考えたらそうなるって話で、実際はものすごい勢いで展開されるので笑いました。先ほどのコンドーム理論もそうだし、作品全体もそうなんですが、言ってることが正しいようでめちゃくちゃなんですよね。ある一面においては正しくもある(のかもしれない)、というのが本作の最高なところ。
 あと、個人的には、ラブコメ作品のノリで表現されるヒロインの可愛らしさとエロ漫画としてのハードさが見事なバランスで収まってるのが大好物でした。

『4コマってみた。』かるま龍狼

 #10。いつもの菜穂ちゃんから始まるいつもの感じ……と思ったけど、ちょっと今回の全体的にエロくないですか? 4コマの方で菜穂ちゃんがセックスに至ってるので衝撃を受けてしまった。何かいけないものを見ているような感覚であり、ちょっとした寝取られに近い感覚もあった気がする。菜穂ちゃんのセックスは以前に通常漫画の方で描かれてるんですけど。
 個人的に今回爆笑して一番好きだったのは「角オナ」のネタ。ダジャレ的なワンアイディアのしょうもなさ、そして絵としてのインパクトが強烈すぎて最高。ただ、形状的には机の角よりもツノの方がそういう行為には適してるような気もしてくるw

『ボトルちんちん』鬼頭サケル

 ゼロス100号記念のプレイバック掲載。ゼロスの予告ページだと鬼頭先生の名前なかったと思うんだけど、100号とは関係なくても今までの100号の中から名作を選出って感じか。ただ、先週のぐりえるも作品からこういう作品が続くと「ゼロスってこんな雑誌なのかな」と誤解するweekly読者が出てくる可能性が……。たぶんないですね。
 おねショタなんだけど、とにかくヒロインの狂いっぷりが突き抜けていて完全にギャグになってしまう。今週のweeklyは圧の強いコメディって感じですね。かるま先生4コマが癒し……ただ今回ちょっとエロめだったと思う。
 ギャグだし笑ってしまうんだけど、悲しいかな、おねショタ漫画として超魅力的に感じてしまう。笑いはさておき大好きな奴や。ショタの可愛い面は描かれるんだけど、それが2人のコミュニケーションの間で発生するのではなく、ヒロインが勝手に弟のリアクションを見て興奮してるだけ、というディスコミュニケーションぶりがすごいのよね。エロいけど面白いの両立。
 あとは切れ味鋭すぎるラスト1ページが最高です。ほぼ全段落で笑える。


 終わり。来週のweekly記事を書く頃にはワールドカップが終わってますね。寂しいけど、生活リズムが多少マシになるといいな。
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