北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.25の感想

 感想自体は書いてたのに、ブログ更新するの忘れてました。
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「表紙」楝蛙

 楝先生とは驚いた。先日の快楽天でいろんな企画に参加してたので。
 ショートでいいから漫画が載ることを期待したいのですが、快楽天ツイッター連動企画で『つづきから』の前日譚が既に発表されてるので、weekly用に何か漫画が来る可能性は少ないのではないか。だとするとエロマンガアカデミーか!? という予想。ただ、漫画なしでエロマンガアカデミーというのも相当レアケースなので、『つづきから』の後日譚ショートとか来ることに期待してもいいのか?? などと沸き立つ予想勢。

『真夏の特訓!』すずのもく

 我慢根性部。少年漫画のラブコメでもおかしくないような雰囲気と勢いが最高に魅力的。これエロくなるんですか? と思ってると、 “裏山で採れた植物” がエロいので笑った。先に出てくるのがそっちか。それにしても無修正でいいのか心配になってしまう露骨さw
 アツアツこたつ鍋開始。強壮効果がありすぎるという話なんですが、強すぎるあまりにほとんど媚薬。冒頭のカラッとした明るいコメディの雰囲気が一気にジメッとした(物理)雰囲気に変貌するのが圧巻でした。それまでは思ったことを直接言葉にしてたのが、エロい気持ちがふつふつと湧いてしまったので言葉に出せず、内省の表現が多くなっていくのがコントラストとして良い。我慢して我慢した先の爆発……という流れなんですが、いきなりエロに行くのではなく(1人は行くけどw)、指先から触れ、視線を交わし、徐々に接近してキス、というめちゃくちゃ甘酸っぱい描写になってるのが意外性あって最高でした。なんだけど、そのキスの直後にアヘ顔という落差も楽しいw
 その後も驚くほどハードになるし、当然のように3Pにもなるんだけど、セックスと鍋の勢いで「実は好きでした」的な話は一切出てこないのが特徴的だったと思います。ちょっとそういう話になるのかと身構えてしまったのですが。ヒロインが相手の名前を呼びながらよがる描写とかめちゃくちゃ甘いんですが、そういうロマンス的な話はない。
 圧がすごいのですっかり忘れてたんですが、これは合宿の1日目に過ぎないんですね。あんなのが続いたら死んじゃうw とはいえ、これはシリーズ展開も見越してる、ということなんでしょうか。反響も大きそうですし、続編にも期待できそう?

『長瀬徹(♀)のエロマンガ的な生活』長瀬徹

 第3回「最後の友だち編」。エロ方向に加速していくのかと思ったら、修学旅行で起きた幼馴染との切ない話なので驚きました。目覚めてしまった後の話だけど、目覚める前から付き合いのある人とのエピソードであり、別れ。男友達の方に彼のことが好きな女の子が登場してくるので、男女間のフラットな友情を続けるのにも無理が生じてきた……とこれだけで普通に面白そうなんですが、主人公が既に目覚めたあとの話、とさらにツイストが重なる。主人公は既に経験豊富だし、彼の方も童貞ではない。ここらへん通常のキレイな話ではないバランスになってて面白いです。主人公の方は割とセックスとして満喫してる風なんだけど、彼の方は「処女じゃないのかよ」的な怒りを抱いているっぽいのがまた良い。エモい。 “まじでウザい” と言いながらセックスを続けてしまうのとかちょっとたまらんものがある。理性と行動が伴ってない感じはエロ漫画の醍醐味な気がします。バックのままキスして絶頂、という普通だったらクライマックスで間違いない展開があるんだけど、そこで終わらずもう1回盛り上がってしまうのも良いですよね。恋愛の話だったら絶対あそこで終わってもおかしくないんですが、2人はそうではないので……という味わい。
 からのエピローグがめちゃくちゃ切ないので笑った。そこまで行っちゃうとは。彼側の事情、ドラマが一切分からないまま終わるのが独特ですね。まったく関係ない事情でいなくなった可能性もなくはないので、そうであってくれw

『常識改変活動記録』角煮煮

 #05「おもでなしお宅訪問」。いつもの彼がどこに住んでるのか、という話。単発のエピソードがただ続いてるだけかと思ったら、キャラクターの掘り下げとしての機能を持つ話になるので驚きました。彼の内省とかバックボーンは全然描かれないんですが、お宅訪問された側の話を描くことで、今の拠点はここなのか、こうして転々としてるのか……などと事態が徐々に把握できてくる。シチュエーションの面白さで勝負するシリーズだと思ってたので、このシリーズ展開としての巧みさという部分に驚きました。これはますます今後が気になる奴……。
 例によって催眠(?)にかけられた側のモノローグで進行。当たり前なものとして受け入れてる不気味さが印象的なんですが、中にはイヤだと思ってる部分もあるのが良い。常識で言えば全部ダメなんですが、彼女なりにアリナシの基準がどうやらあるらしい。催眠(?)の効果にムラがあるってことなのか、元々の彼女の資質、好みが反映されたものなのか。シリーズが続くことで話を楽しむ精度も高まってきた気がします。
 偶然として面白かったのは、ラストの挿入したまま寝落ち。これ先週の『エロッチぃ日常』でもありましたよね。すげぇ特殊な状況だと思うのに連続してするとは。いや、厳密には本作の方は計画的にチンコ入れてるので寝落ちとはちょっとニュアンス違うんですが。それにしても珍しい。


 終わり。ゼロスも始まってしまった。まだ快楽天の感想全然書けてない……。
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