北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.09の感想

 いつも画像代わりにkomifloアカの告知ツイート貼ってるんですが、先週はツイートが遅かったです。頼むよ(知らんがな)。ちょうど4枠だからブログ的に便利なんですよね。
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「表紙」もじゃりん

 みみちゃんが脱いだ。みみちゃんだけ水着止まりみたいな可能性も考えたけど、脱いだ。『撫子さん』はweekly開始時から続くシリーズで、初回からみみちゃんは出てたので、ついに脱いだか……みたいな感慨深い気持ちにw

『無口なカノジョ』肉棒魔羅ノ進

 すごいペンネームだ。もっとギャグとか勢い重視の作品かと思ったらしっかり可愛い作品なので二重に驚く。
 タイトルの通り、ヒロインが無口。そして無表情。ただしエロい。感情表現が苦手とかそういう感じですかね。感情はあるし、気持ちも強い。機械的なキャラクターでは決してない、というバランスが丁寧に描かれてるのが良かったです。読めば読むほど彼女の気持ちが見えてくる。そして彼女のことが分かった、と思えた瞬間に爆発的なキャラ萌えが発生する。ちょっと動物的な印象にも近いのかな。非言語的なコミュニケーションという意味で。言葉はないけどめっちゃ甘えてくる感じとかたまらないものがありました。
 あと、個人的に好きだったのは、冒頭の女友達にからかわれるシーン。要するにキャラクターとか設定の説明として出てきただけだとは思うんですが、あのギャルっぽい2人と本作のヒロインが普段仲良くやってると思うと、なんかこうグッとくるものがありません? そんなヒロインに恋人が出来たことを祝福してくれてそうな雰囲気も非常に良かったです。日々どういう生活を送っているんだ……と想像が膨らむ奥行き。
 んで、エロ漫画的には当然ヒロインの弱点を見つけてそこを攻め、ついに彼女が喋る。それがアナル。あそこまでアナルにフォーカスするのに挿入はあくまでも前の方で意外だったんですが、おそらく本作のメインテーマは彼女を恥ずかしがらせることだったからなのでしょうね。秘密の性癖を見つける話だったらそのままアナルセックスでもいいけど、そうするなら彼女はセックスに不満がある、みたいな導入した方がふさわしかった気がします。彼女としては満足してて、充分気持ちいいんだけど、彼氏としてはいつもと違う顔も見てみたい、という話。なので彼女が恥ずかしがった時点で目的が完遂されてるので、それならむしろセックス自体はいつもと同じ内容(同じ穴)の方が恥ずかしがったことによる違いがより顕著になる、みたいな。アナルセックスしたら恥じらいがどういうというよりも別の性感が生まれる話になってしまうんじゃないですかね。まぁ、とにかくアナルの描写が丁寧なのが印象的な作品でした。まさかケツ毛とは……。

『常識改変活動記録』角煮煮

 新シリーズ。#1「何でもアタリマエ撮影現場」。月イチ掲載だそうです。月イチ増えてきましたね。そのうち4つ揃いそうな勢い。
 タイトルの通り、常識が改変された世界で当たり前のようにエロに至る話。キャラクターとシチュエーションはあるけどストーリー展開だけがごっそりと抜け落ちたようなコンセプトで面白い(厳密には展開はあります)。エロ漫画なんだからエロだけあればいいんだよ、とエロの要素だけを凝縮したような感じですね。短めのページの連載ならではの勝負という感じで面白いです。
 特徴的なのが、催眠ものだと必ずあるであろう催眠をかける瞬間、この場面がない。1ページ目から「そういう世界」になってる。スタッフの2人におしっこを命令して、即座におしっこしてたので不思議世界の出来事というよりは催眠による支配だと思うんですが、その変化が生じる瞬間すら削ぎ落としてるから面白い。潔いというか、コンセプトの遂行ぶりがすごい。次回以降、同じ竿だったら催眠で確定、と考えていいのかな。慎重に考えるならば。
 本作の肝は「アタリマエ」の状況下でのセックスなので、感情の起伏、恥じらいみたいな部分がまったくない。性感によってヒロインが顔を歪ませる、耐えるような表情にはなるんですが。そういう意味で直前の『無口なカノジョ』と対照的な作品だったと思います。

『歌原さん調教中』昼寝

 第2話。こちらもストーリー要素はもう既に語り切ってるので調教の内容、シチュエーションを楽しむことにのみ特化したような感じですね。エロ漫画が短めなページでシリーズ化しようとするとこういう傾向が生まれやすいのでしょうね。今更ながら気づきました。
 んで、今回の調教のテーマは精液。いつもじゃんって話なんですが、とにかく精液による支配、刷り込みの描写が今回すごい。皿に精液を出してそれを吸わせるんですが、皿に射精する際、歌原さんがチンコを横から舐め続ける。あの絵面、初めて見たのでちょっと衝撃でした。どうせ飲むんだら直接飲めばいいじゃんとか思いそうになるんですが、一旦皿を経由することで動物的な扱いが強まるし、何より「待て」感ですよね。描写もすごいけど、発想もすげぇわ、と吉田くんに感心してしまう回でした。


 終わり。気づけば3月の上旬も終わりそうだという事実に震えてます。月刊の方の快楽天ですね。のんびりしすぎでした。あと10作くらい残ってるんだよなぁ……。
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