北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.31の感想

 ブログ本館のジャンプ記事はマジでどうしたらいいんだろうな……(遠い目)。
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 weeklyがまさかの2位&8位と大健闘。めちゃくちゃすごい。こりゃめでてぇぜ。どじろー先生は先日の新作も伸びてたので下半期も強そうである。

「表紙」イゲドアハ

 ビーストでの表紙作家来た。先ほどのランキングでビースト最高位だった『ポメラニアン』シリーズのヒロイン。後日譚的な漫画にも期待してしまうが、こないだのいだ天ふにすけ先生のようにインタビュー記事だけという線も濃厚かな。どっちにしても楽しみなんですけど。
 この子、地味なオタク女子みたいな感じになってもおかしくないキャラクターだと思うんですけど、髪は2色だし、耳はバチバチに穴空いてるし、という部分が良いよね。好きな作品なのでカラーで見れて良かった(たぶん単行本でも表紙になりそうくらい代表作というオーラを感じる)。

スマホで堕としただけなのに』桜去ほとり

 桜去先生久しぶりで嬉しい。相変わらずタイトル、人名、細かい固有名詞と言葉遊びが徹底されてて最高。正直疎いジャンルなので分からなかった部分もあるんですが。
 催眠アプリ開発の2人。催眠アプリが一般のアプリストアで配信される世界(どんなだ)。リリースするファイルをミスしてしまったが、社長をごまかすためにアプリが本物、つまり催眠にかかったフリをする。催眠モノなんだけど、社長が妙に良い人で、 “もっと興奮するかと思ってたけど” と躊躇するのが面白い。絶対ウソなんだけど、優しいウソである。ただ、ヒロインはそれはそれで悔しいので彼女の方からエロに誘い込む。催眠なのに暴力的、一方的な要素をなるべく排除してあるハッピーな作品になっててすごい。ラストのハッピーエンド、あのオチ自体は割と既存作でも見かけるネタなんだけど、そこに添えられる気の利いた一言が秀逸すぎる。
 催眠ジャンルが人気になりすぎて、「催眠かかったフリ」モノもそれなりに多いと思うんですが、本作はそこからさらに一捻りして、催眠かかったフリのヒロインが相手に催眠をかける。 “私を催眠で好き放題したくなる” 。この展開の意外性、それによるエロの盛り上がりが素晴らしかった。さらにクライマックスでは催眠状態の男がヒロインに対して催眠をかける、というインフレ的な盛り上がりに至るのも良い。完全にコントロール外の事態に陥ってしまう危機感であり、タガが外れることでヒロインの中で変化というか、あることに気づく、というラスト。催眠状態の人間が相手に催眠をかけるのは「術」では成立しない展開になってて面白いです。催眠モノの中にも細かい違いはあるし、その違いによる独自の面白さがしっかりあると実感させられる。

『本性~after~』シャイン・ナビス

 後日譚。パパ活でおっさんを餌にしてたヒロインが痛い目を見るのが本編でしたが、今回は完全にパパ活の目的が変わってしまった後の話。本編では演技を見破られるのが大きな要素になってたんですが、面白いことに後日譚である本作においてヒロインは常にその演技をしている。演技の仮面を剥がされた後の話だけど、同じように演技をしている。ただ、その目的が微妙に違っているような……という味わい。この後日譚だけ先に読んだらヒロインに対する印象が大きく違ってきそうなくらい、本作だけでは重要な部分があまり語られない。分かってる人向けの行間がしっかりあって面白いですね。

『ぷに忍R』ガッツ師範

 まさかの2週連続登場ですが、先週のではなく、以前の作品の後日譚。リターンズ。初登場のときのですね。コメディでありながらハッピーエンド度がかなり高く、たしかに2人のその後が見たくなるのは『ぷに忍』だったと言えるかもしれない。『チンサ』のラストも好きですけどね。
 本編で晴れて結ばれて、夫婦となった2人のイチャイチャな日常を描く。ただ、イチャイチャと言うには少しハードすぎる気もするw てらいなく愛を伝える感じとか、後日譚ならではの良さがありますよね。結ばれる話も良いけど、結ばれたあとの話も魅力的。
 2人のその後について、最後にある数値が語らえるんですが、そのインフレ度合いがとんでもないので笑ってしまった。大奥とかを利用する将軍の数なのよ。


 終わり。月刊の方の快楽天の記事は、来週までには終わらせたい。終わらせる。まだ13本残ってるんだけど。何をやっていたというのか……(モンハン)
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