北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.43の感想

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 まだ本家快楽天の感想が終わってない……

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『続・確信犯』森ぐる太

 続編。少年たちが性の代わりにくすぐりを教えられる修道院で、という設定が面白いので続編ないともったいないと思ってました。ありがたい。そんな『続』なんですが、舞台設定の掘り下げがかなり踏み込んだレベルでされてて嬉しい。こういう続きが見たかった! という満足感。院の目的、前作のショタの出自などが明らかになる前半から引き込まれます。前作のジャックは性を知らない少年たちの中で唯一知識を持った少年、という存在だったのですね。そんなことを匂わせる描写はありましたが、年齢による差かとも思ってました。実際は外部の存在なので知ってた、という理屈。そんなジャックが冒頭で、 “ジャックが森の林檎を隠れて食べていたそうです” と報告されてお仕置きを受ける。林檎ってのが「知った」存在として象徴的ですね。林檎とは知恵の実のことなのでしょう。うまいなぁ。おねショタのくすぐりエロだけかと思ってるとそれ以外のオモシロも充実してるので最高。まさかジャックが悪魔的な存在として物語をグイグイ牽引していく存在になるとは思ってもいませんでした。
 んで、今回のショタはクリス。まさかの女装。やったぜ。さらには寝取られ的な展開にもなっていくので驚きました。もっとシンプルにおねショタとくすぐりを繰り返してくシリーズになると思ったら、この特殊な舞台設定の中でいろんなエロのジャンルを取り入れていく。土台がしっかりしてるからその中で好き勝手な要素を足し算できる、って感じですかね。もちろん前作で殻を破ったジャックの存在も大きいんですが。
 女装で歓喜してたんですが、今回はまだジャック無双という感じに留まる。クリスの出番は次回になりそうなので非常に楽しみです。サラの掘り下げもありそうですし、メアリの再登場もあるのかしら。エロも楽しみだし、物語も面白い。『続』で大化けした印象あります。前作の段階で好きだったんですが、それ以上に。

『もっと!おしりCongrats!』三左わさび

 「つづく」のまま宙ぶらりんだった作品の続きがついに。タイトル変えて再開するとは思ってませんでした。本作は卒業式で、前作が夏服だったので劇中で半年近くの時間経過がある模様。その間ずっと後ろで楽しんでたのか……。後ろの開発は1週間で済んだんですが、前は半年。後ろの柔軟性すごい(半年ずっと開発してたとも限りませんがw)。
 ということで、いよいよ前。作品の中でも外でも時間経過がありますので、挿入の瞬間はエロいのもそうですが、ちょっと感動みたいなものありました。言葉で多くは語らないんですが「ついに……」という感慨みたいなもの詰まった名場面だったと思います。
 前も達成してハッピーエンド……と思ったらまた「つづく」。まだ続くのか! あざす。どうなるんでしょうね。とりあえずの目的は果たしちゃったので。タイトル的に後ろに回帰するみたいな予感もするんですが、物語的に前も捨てがたい。楽しみです。

セミシングル』鹿成トクサク

 先週に続いて4ページショート。2週連続は予想外でした。鹿成ショート劇場みたいな感じある。エロについてワンテーマ決めて、それのみを描く起承転結4ページ。コンパクトさがとても良い。
 今回はタイトルの通りベッド。狭いベッドの上でのセックスが意外と……という発想の転換。限定された状況下でカップルが試行錯誤し、最終的に「むしろこの方が良くね?」となる。悪いと思ってたものが実は、という反転する話は前回もそうですね。そのロジックがあるから読んでて本当に気持ちいいんだろうな、と説得力を感じる。あとこの話、カップルのあり方としてもすごい魅力的なんですよね。困難があり、男女の間にすれ違いのようなものがあるんだけど、2人でそれを乗り越える。
 「エイムアシスト」に注釈が付いてるのは笑いました。例えそのものの面白さもあるんですが、わざわざ注釈付けてまで……というオモシロも感じてしまう。


 終わり。weekly以外もブログ書かなきゃ……。マジで。
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