北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.42の感想

 komifloのリンク、アイキャッチ画像が表示されるようになったらしいです。
 ……と思ったら出るのと出ないのがある。むむむ。表紙が出るなら記事の賑やかしに便利だと思ったんですが。

komiflo.com
 いろいろ試してみたら、今号だとこれだけ出る。おそらくタイトルのページに乳首などが出てるとアウト、という区分。難しいのだな……。

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『ミル活できるかな?』トウ

 女の子からミルクが出る世界。その中のメイド喫茶。胸だけ水着のメイド服が可愛いですし、そこに牛の要素も入れてあってすごい。あの衣装がめちゃくちゃ魅力的なのでちょっとこのメイド喫茶の日常業務だけで1話くらい読みたいレベル。この世界の中ではどこまでエロいサービスという認識なのか分からない感じも良いですよね。ミルクの味の感想とか細かいのもなんかリアルで良かったです。いや、リアルとは一体……って話なんですがw 最初の客のナチュラルに失礼というかうっすらセクハラ発言してくる感じとかも「うわー こういう客いるわぁ」って感じですごく良い。いないんだけど。
 全体的にほのぼのギャグみたいな雰囲気に包まれてるのもすごい独特の味わい。「おっぱい運動に詳しいおじさん」が出てきてからのパートは当然そういうことになるんですが、ここも「この世界ではどういう扱いなの?」みたいなフワフワした印象で面白い。レイプになるのか? 乳牛へのマッサージ的な認識になるのかしら。そっからエピローグで再びほのぼのした感じに戻るんですよね。おっぱいは出すけどセックスのないのほほんとした日常という感じでギャップがすごい。言われた通りの結果が出たわけで、彼女は騙されたとは言えない、のか? みたいな不思議なバランス。オチの牧歌的な感じもすごい好き。先輩メイドのリアクションもすごいギャグっぽいというか、カラッとした印象で良かったです。てかエロパート、先輩に見守られながら、というのも特徴的でしたね。途中でいなくなったのかと思ったら終盤に登場したのでちょっと笑いました。ずっと見守られてたのかw

『花街学園ソープ倶楽部 設楽優香』ハードボイルドよし子

 後編。どういう展開で挿入してしまうのか気になってたんですが、主人公の暴走。てっきりヒロインが乗り気になるのかと思ってました。ただ、主人公の暴走なんだけど、暴力的なニュアンスはそれほどなくて(ダメですがw)、あまりに気持ちよくて歯止めが利かなくなったという感じ。「本指名じゃなかったけど」が本作の導入で、最後までそれに基づく関係性が続くんですが、あそこでついに彼女の魅力に溺れてしまった、完落ちという感じで良いんですよね。だからヒロインの方もまんざらではない……は言い過ぎだけど、勝ち誇ったようなリアクションを最後に取る。
 あのエピローグがマジ最高でした。学園の中のソープという特殊設定の良さが前作よりも出てる印象は前からあったんですが、あのエピローグがその真骨頂ではないかと。あれだけの関係を持ったのに再び同じ学校に通う者同士という関係に戻っていくのがエロい。次のことを話題に出しながら分かれていくのが余韻あって良かったです。非日常と日常のグラデーションが絶妙。
 前編読み返して気づいたんですが、彼女をすすめたボーイが “本番NGなんですがリピート率も高くて人気の子ですよ?” と紹介してるんですよね。あの別れ際のアレがリピート率の秘訣だったのか、と腑に落ちましたw

『SALZ』鹿成トクサク

 ゼロスで読んだばっかと思ってたらweeklyでも。4ページと短いんですが、ワンテーマに特化した内容でなかなか濃かったと思います。ラストに2人の関係性が明らかになる感じとか4コマ漫画的な味わいがありました。
言われてみれば序盤の会話とかがね、恋人にしちゃおかしかったんだよなぁ。
 塩対応と「お尻」。鹿成先生の最近の作品の流れ的にも面白いです。各部位、各フェチごとに1作やれそう。てかお尻はアレですね、挿入した部分との距離が近いので、セックスとフェチの部位が完全に1つになってるのですね。おしりのアップどん!! ですべてが完結する感じ、「お尻」ならではの味わいだったと思います。こないだはパイズリのみで挿入がない作品でしたが、お尻の場合はお尻を愛でることと挿入が完全に地続き。本作ではパイズリとは逆におっぱいを出さないまま終わるのが良いですよね。塩対応なのは顔の情報量を減らすためだと思うんですが、おっぱいも出さずにお尻に集中。おっぱい出したらテーマがブレてしまう。


 終わり。ゴールデンウィークって何だったんだろうな……と虚しい気持ちになってますw
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