北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.36の感想

 ゼロス感想が終わらない……。今月weekly以外の更新2つになりそうで怖い。
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「表紙」えーすけ

 やっぱゴムが変わるよなぁ。差分表紙ホント楽しいっすわ。

『いっぱい遊ぼ! ~おそと編~』昼寝

 これはアイディア賞。一枚絵の連続で健全なデートをダイジェスト的に見せてからの、家に移動していざエロ、で次回に続く。ケイくんの主観視点で魚眼っぽく歪んではいるんですが、どれも写真映えするというか、SNSとかでありそうな雰囲気ありますよね。インスタでもいいし、デートに使ってもいいよ的なノリある。その手法が昼寝先生の圧倒的な描き込みスタイルと相性がめちゃくちゃ良い。次回は「おうち編」的なものになると思うんですが、そっちもPOV一枚絵方式を続けるんですかね。後編は普通にコマを割るのもありそうですが、このまま突き抜けてほしい気持ちも湧いてしまう。
 POVだとゼロスでやってる『POV神待ち少女』のシリーズがPOVのカメラワークがうますぎて普通の漫画と錯覚してしまうレベルで素晴らしいんですが、本作は真逆のアプローチで面白いですね。POV的な手法はあれでゴールだと思ってましたが、まだまだ方法というのは残ってるのですね。すごい。本家快楽天やゼロスよりも自由が利くであろうweeklyならではの実験企画。

『パコる・ロワイアル』桜去ほとり

 第4話。ついに主人公、最強の草食系が本番。完全マイペースだけど、チンコは最強、というギャップがデスゲームとは別ジャンルのパロディーのようにも感じます。また何かやっちゃいました? 的な。
 いよいよ本番で盛り上がるんですが、前話の引きだった子とは別に2人増量という大サービス。そこにツッコミ的な役として雑司ヶ谷さんが絡んでくるのも楽しかったです。特に序盤、デフォルメ絵とか最高に可愛かったですよね。参加しないのが残念なくらいだけど、逆に言うと生存なので今後が楽しみです。ファイナルガール最有力だよなぁどう考えても。
 んで、今回新たに参戦する2人。美術部全員とやった副部長と教師キラー。前回のクラス委員もそうですが、学園ものの定番のキャラクターなんだけど、それぞれエロいという設定が楽しい。特に美術部の錦ヶ浦さんとかすごい好きです。これでエロいのか……という良さ。
 青山くんがただ無双するだけではなく、4Pという新ルールを用いるのも展開として面白かったと思います。4話目ですけど同じことの繰り返しには全然なってないですよね。
 初めて女性側がイッてしまうんですが、4Pルール適応で消えるのはすべてが終わってから、なのでイッたあとの余韻も楽しめる親切設計がすごい。男は射精後すぐに消えても大して問題ないんですがw たしかに女性がすぐ消えちゃったらエロ漫画的にもったいなかったかもしれませんね。ガチガチにルールを決めつつ、その中でエロ漫画的な都合もうまいこと合致するのがパズルのようで面白い。

エロマンガアカデミー」

 5時限目、桜去ほとり先生による「説得力」。説得力!! すごい分かる!! 私もエロ漫画読む際、てかエロに限らず漫画読む際すごい気にする部分だし、感想にもよく使うワード。さすがというか、マジ信頼できる……。
 てか、桜去先生、講義形式の話が、プレゼンがうますぎるのでちょっと笑いました。上段の漫画形式の部分もめちゃくちゃ分かりやすいし、下段のインタビューにおける話も理路整然。どれも具体的で実践的なアドバイスもあり、話としてとにかく面白い。定期的にこういう形式の説明を繰り返してるんじゃないかと思ってしまう。このコーナー5回目ですけど、今までの中で圧倒的に「講義」っぽい。桜去先生いったい何者なの……と作家の漫画とは別の部分の魅力にも触れましたw エロ漫画の教科書はエロ漫画、と仰ってますが、桜去先生ならエロ漫画の教科書も書けるんじゃないか、みたいなことも想像してしまった。もちろん漫画の新作のが楽しみですが。


 終わり。エロマンガアカデミーは今回も面白かったなぁ。まぁ、今回は明らかに企画そのもののオモシロとはまた別の部分でマジックが生まれてたと思いますが。仮に私が漫画家で次にあのコーナーやることになったら「この後とかハードル高くね!?」と普通にビビりますw
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