ゼロス感想がようやく終わりそうな雰囲気になってきました。
『男の子トライアル』うぱ西。
おねショタ。前から好きでしたが、最近特にハマってる気がします。最初は女性優位の担保としてショタを求めてたと思うんですが、最近ではすっかりショタそのものが魅力になってきたので我ながら倒錯を感じる。
ということで本作。大学の友人の弟を預かる話。エロには興味があるけど女子校育ちで男性への免疫がない、そんな主人公が免疫をつけるためにもショタと交流する。この設定が絶妙。元からショタコンなわけではなく、徐々に目覚めていく話なんですが、そこに「男に慣れるため」という大義名分が乗っかる。徐々にエロを開花していくんですが、元からそういうのが好きだったので知識は充分。実践する日を待っていた、という設定が良い。
そんな彼女を暴走させる触媒としてのショタ。控えめだけど、良い子というのが最初から描かれてて非常に可愛い。それに萌えるヒロインも可愛いので二度おいしい。おねショタはやはり良い。構造として強い。
ヒロインはエロの才能がどんどん開花していくんですが、それと同時にショタを相手にしてるので母性めいたものも出てくるんですよね。それがまた魅力的なわけで。女子校育ちのお嬢様なので基本的には品が良い、というのもアクセントになってたと思います。精液を舐めての食レポが細かすぎてちょっと笑ったんですが、豊かな教養を土台にエロに目覚めていく話として象徴的な場面だったと思います。ショタに手ほどきする形にはなってるけど、彼女も初めてなのでその魅力もある。
ということで、続く。どんなにゆっくりなペースでも待てる良さがある。
『リフレイン』ミナギリ
後編。前編では主人公（男）が学生時代の後悔を払拭するかのように主体性を得る話だったんですが、後編に入ってヒロイン視点の描写もチラホラ出てくる。主人公が覚醒したのでその暴走ぶりを他者として捉えるってことですね。主人公の成長は一旦終わったので、それをヒロイン視点で描くことでちょっとした「化け物が誕生してしまった」感になる。こういうことに慣れてるはずのヒロインが焦る心情が描かれることで、本気で気持ちいいのも伝わってくるし、主人公の覚醒っぷりも感じられて非常に効果的な視点移動だったと思います。一応お金を要求する側なので小言は直接は伝えず我慢してたんですが、それでも声に出るセリフは何なのか、という部分が味わい深い。
そんな2人の心の声が交互に描かれてからのクライマックス、というのも盛り上がりとして充分だったと思います。2人とも言ってることと思ってることが一致しなかったんですが、最後のフィニッシュの瞬間には互いに気持ちよさのあまり心の声がなくなって、すべて声に出る。
からのエピローグ。その後特別な関係になることはなく、金銭の授受もないままヒロインが街に消えていく。キツネに化かされたじゃないけど、すべて夢だったじゃないかみたいな味わいもあるラストでしたね。よく考えると彼女の名前も知らない。このまま彼女とセフレとか恋人とかになるのもいいんですが、彼女のことも学生時代と同じように思い出として消えていく、というのが本作においては重要だったんだと思います。彼女の本心はどこにあったのか、みたいな想像も喚起させるエンディングで後引く良さがあったと思います。
『パコる・ロワイアル』桜去ほとり
第7話。性欲まみれのクラスに馴染めなかった東尋くんの回。あだ名はヒロ坊ということで東尋坊ですね。各キャラの名前は霊園とか自殺の名所ということか。今更気づきましたｗ いや、地名が多いとは思ってたんですが、知識不足でいまいち共通点を見つけられてませんでした。悔しい……
前回のラストではレジスタンス的な話かとも思ったんですが、もっと分かりやすく悪役な感じでした。ただ、攻撃対象に死神も入るのも事態の変化としては似たような感じですかね。雑司ヶ谷さんも攻撃の対象で、青山くんに恨みもあるようなので三つ巴的な様相。
今回の目玉はカード。特殊な能力が付与されたカードで感度3,000倍。本作における最後の砦感もある雑司ヶ谷さんがエロいことになるのでドキドキしますね。一番守らなければならない人だと思いますし。
からの死神に攻撃の矛先が向いてエンド。何気に指パッチンしないと消えないってのは重要な情報な気がします。カードの効果は死神には適用されないらしいんですが、効果がありそうなラストだったのは単に縛られてMに目覚めたから、とか？ まさかこういう謎を提示する形で次回に引っ張るとは。気になるじゃないか……。あとは青山くんへの攻撃がまだないのと、青山くんがゲットしたカードの内容がどうなってるのかも気になります。この今後が気になる感じはデスゲームものとして王道ですねｗ
終わり。来週はジャンプが休みなので今から気が楽です。
kitaku2kitaku.hatenablog.com
