北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.35の感想

 ゼロス感想を書き始めてからビーストが発売(配信)されて、読むと面白くて「こっちも感想書きたいのだが」と気持ちが揺れます。すべての感想は書けない、という衝撃の事実。
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「表紙」えーすけ

 微妙にポーズを変えてのゴム持ち。シリーズを通じて重要なアイテムですね。本編を読んだあとの表紙イラストならではの味わい。後日譚だとゴムなしなんですが、来週はどうなるんでしょうね。本編準拠かな。

『ナナペル3分はらみっく』いつつせ

 後編。分割して前後編にした感じですね。
 娘たちのターン。一体何が起こっているというのか……。特殊設定でこれでもかと遊んでますね。よくエロ漫画だと膣内の描写、膣内からのショットが出てきて「どこにカメラあるんだよ!」と漫画ならではの自由さを感じるのですが、本作の場合は膣内にいるキャラクターが精子をかけられる記憶を有している。どういうことなのw まぁ、真面目に考えるならば、最初のフェラで精子を飲んだ時点で着床していた、もしくは着床の準備が出来ていて、彼女たちの種族は卵子だけでも生命としてほぼ完成していて最後の仕上げとして精子を必要とする……みたいな感じですかね。我ながら何を言っているのだろうかw
  “自分たちで絞り出した精液好き” 。親にエサを取ってもらって口移しで食べる鳥みたいな感覚なんですかね。大きくなって(この場合は産まれて)自分で狩りをするようになり、精液は同じでも感慨がひとしお、みたいな。狂った設定の中で彼女たちの心理の機微がちょっとリアルというか「そういう感覚になるのかも」みたいな説得力を感じてしまったw
 前回の感想で「主人公が科学者としての好奇心が強くて面白い」みたいな話したんですが、今回その好奇心がついに性欲に屈服しましたね。ついに主人公がセックス、というか子作りに前のめりになる。物語の展開がセックスの体位の変化に現れるから面白いですね。今までは縛られて一方的にやられてたんですが、今回は立ち上がり彼女たちを襲う。それもバックで。さらには、3人の娘の中からどの子に入れるかを選択することになるので、余計にセックスを満喫してる感が出てたと思います。個人的にはナナペルの出番もっと欲しい気持ちもあるんですが、相手がナナペル1人だとナナペルへの恋心みたいな別のニュアンスも出てしまうので、好奇心を捨てて性に溺れるドラマにおいては3人相手ってのが収まりが良かったと思います。

『クールセンセーション』しゃるもん

 後編。
 オチの衝撃w タイトルの「クール」はこういうことだったのか……。「高田先生……同情するぜ」とチャラ男竿役に感情移入という珍しい体験をしてしまったんですが、よく考えたらヒロインの言い分は至って正論で、最初からブレてもいない。「三甘先生意外とアクレッシブ!!」というのが本作の魅力なのは間違いないと思いますが、それは要するに最初からエロに前のめりであって、快楽堕ちみたいな要素は一切なかったということでもある。だからあのオチも冷静に考えると納得。いや、それでも高田先生にちょっと同情しちゃうというか、あんだけ盛り上がったら好きになっちゃうよなぁw
 バック主体……というか完全にバックのみでエロが構成されてて珍しいんですが、そのせいで高田先生が支配的という錯覚が生まれたのでしょうね。あのオチを踏まえて考えるとあのバックはむしろ2人の気持ちがすれ違ってること、一方通行であることを表現していたのでしょう。高田先生はずっとヒロインのことを見つめて、普段の生活や元カレのことを考えて彼女という人格を込みで抱いてるんですが、三甘先生の方は “じっと見つめないで下さい…!!” “思い出させないで下さい…” “集中させて…” などのセリフにあるように人格や日常生活、世俗とは切り離された行きずりのセックスを楽しんでる。高田先生だけ呼び捨てで、三甘先生は最後まで「高田先生」呼びだったのも象徴的ですよねw
 どうしても高田先生に同情してしまうんですが、 “女遊びばかりしてる人なんて無理です” にはぐうの音も出ないw てか、女遊びしてるチャラ男のことを逆に女性が利用する、というのは新鮮で面白かったですね。こうして考えると痛快でもあるというか。

「KEY-VISUAL COLLECTION Vol.4」

 表紙イラスト集。各作品の裏設定みたいな情報もありがたいんですが、『撫子さん』のとこだけイメージビデオの紹介風になってるので笑いました。芸が細かいw
 しかし、こうして見るとナナペルのおっぱいに物語的な意味があった、というのは衝撃ですね。面白い仕掛けを入れてきたよなぁ。


 終わり。やっぱ日曜の深夜にサクッと終わらせるのが楽でいいです。ブログ更新的に考えても仕方ないんですが。
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