北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.2の感想

 当面は日曜に更新しようと思ってたんですが、いきなり三連休でジャンプが土曜発売だったんですよね……(別ブログ)

kitaku2kitaku.hatenablog.com

「表紙」もじゃりん

 前号と同じ……と思ったら撫子さんが下脱いでるw 次号は『撫子さん』の掲載ないけど、どうなるのかしら。

『撫子さんはNo!って言えない』もじゃりん

 第2話。「合コン編」。前回の痴漢もそうでしたが、撫子さんが行ったら絶対にダメなシチュエーションですね。そこに服屋に言われるがままに買った服が合わさってすごいことに。流行ってるの今じゃないし、どんな店行ってしまったんだw
 そのままトイレで。服を一切脱ぐことなく最後までやれちゃうからすごい。男の方はズボン下ろしたりしてるんですが、撫子さんはそのままでいける。実用的だ……。
 撫子さんの魅力はかなり酷い目にあってるのに悲壮感が漂わないところにあると思うんですよ。いや、何とかしてあげたい気持ちも湧きますけど、読んでてどんより落ち込むような味わいでは決してない。大味なオチも、そういう意味で良かったですね。Tシャツで嫁であることを説明してるのには笑いました。分かりやすいw

『春の蝉』えーすけ

 第2話。いざ本番。なんですが、挿入前のクンニがめちゃくちゃ丁寧なので生々しい。ロリ相手なのが絵だけではなく、プレイの内容にも反映されてて良いですね。慎重に、丁寧に行われてるのがすごく良いです。ただ、同時に「慣れてやがんなコノヤロウ」という感じも少しありますねw
 初めてなので血が出るんですが、それを事後のアイテムとして終わってからもう1回出したのが時間経過の表現としてうまいよなぁ。やったら終わり、な関係でないことも伝わってきますし。
 そっからさらに時間が経過してタイトルでもある春。イヤホンをシェアしながらのキス、良かったですねぇ。場面が移る直前の “どんな音楽聴くんですか?” からの続きとしてバッチリだし、それがあるから2人がうまく行ってるのは体の相性だけではない、と分かる。片耳ですけど耳を塞いでるので外の世界から遮断された2人だけの世界、という感じも増してすごい雰囲気あったと思います。

『蜜の味』蒼井ミハル

 第2話。奇しくも『春の蝉』と物語の構成、展開が同じなのが面白いですね。それぞれページ数は違うんだけど、2話で初めてのセックスががっつり描かれて、2話の終盤で時間が一気に飛ぶ。しかも音楽(映画)という共通のもので2人が繋がってる、というオチまで似てる。連載方式で読むオモシロも出てきましたね。特に本話のラストとか、「良かった!まだ続く!」と嬉しくなりました。再会して終わりでもおかしくないじゃないですか。良い話としては申し分ないんですが、やったぜ、続く。
 年の差カップルというのも『春の蝉』と同じなんですが、男女と年齢の上下が逆になってて、そこらへんも比較してしまいます。本作も年上の方がリードする形にはなるし、丁寧な愛撫が冒頭にあって大変エロいんですが、こっちは年下の子が攻めに転じる……は言い過ぎかもしれないけど、エミリオにおっぱい触らせてあげる場面が印象的。本作は2人とも大人ではない話ですので、大人が子供に教えてあげる、という一方的なものではないんですよね。2人とも未熟で、不完全で、それを互いに埋め合うように……というのが感動的かつエロい。
 んで、時間が飛ぶ。イケメンになりましたね。とても良い。日本語も上達してて心身共に成長したと実感できる。お姉さんの方は大人っぽさというか、色気むんむんなので驚きました。お姉さん今どうなってるんでしょうね。てか、アレか。1話ではお姉さん視点の物語だったのが、時間経過して逆転してるのか。「どんな子なんだろう」だったのが、「お姉さん今どうしてるんだろう」に交代してる。
 てか、映画館で再会とか良いよなぁ。互いに何も知らないまま分かれたけど、心の奥底では繋がってた感。2人が部屋でセックスするとき、窓とそれを覆うカーテンが印象的でしたが、今度はそれが目の前の大きなスクリーンとなって……という変わってるんだけど、あの頃と同じのようでもある。

『からくり師と姫』鹿成トクサク

 前号に続いて最後は和物。この妙な法則はいつまで続くのかw
 序盤は割とゆっくりというか、2ページはエロもギャグもない。ですが、3ページ目で姫が張形を取り出して一気にそっちの方向に振れる。こっから急激に加速していくのが読んでて楽しいし、エロとは別の気持ちよさすらある。主人公がツッコミ役になるのかと思ったら、職人として燃えちゃってノリノリなんですよね。そのため話がグイグイ進むw 振り回される立場ではあるんだけど、職人としての技量や豊富なアイディアが姫の暴走と合致してしまうので、「なんでやねん」と止めるような話には一切ならない。
 そんな姫なんですが、向ける情熱がおかしいだけで、そのひたむきな姿勢はちょっと応援したくなる感じありますよね。張形を依頼するとこや、完成した張形を見て目を輝かせる場面とか真っ直ぐでめちゃくちゃ可愛いです。これで張形じゃなかったらなぁw(そこが最高なんですが)
 オナニーの向上を目指す姫がついに部屋を飛び出してエンド。おおっ、本作も続くんですね。ライトな一話完結になるのかと思ってたので、これは嬉しい。今回は張形編ということだったのかな。


 終わりです。まだ行ける。まだ書ける。週刊ならではの読み味が掴めてきて楽しくなってきました。次号は『撫子さん』が不在ということでまた新しい雰囲気になりますね。
kitaku2kitaku.hatenablog.com