北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.43の感想

 表紙の予想はずれましたw
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「表紙」木瀬樹

 木瀬先生であった。こないだビーストでも漫画やカラーイラスト載せてたのに多忙ですね。あちらも面白かったです。
 んで今回。衣装のアイテム数が多いので今後どう脱げていくのかが楽しみ。というか、脱がなくても充分なくらい可愛いの圧を感じる。

『コトネは息を継ぐ』ころもたけ

 タイトルかっけぇ。つらいことがあったヒロインの息継ぎのような一時を描いた作品、という感じかしら。
 序盤、水泳部男子たちのだべりが妙に生き生きとしてて好きなんですが、そのバカな楽しさからは信じられないようなドラマが待ってるのでビックリしてしまった。強化選手に選ばれた幼馴染が合宿先で……という地獄。偏見があるのは分かってるんですが、正直めちゃくちゃありそう。そんな回想シーンでは吹き出しが邪魔してエロい部分は隠されてる、というのも本作の誠意が感じられて好き。いや、単に寝取られ嫌いな人のための優しさかもしれないw
 ヒロインが主人公のことを好きになったキッカケを描く作品は多いと思うんですが、本作はそこではなく、ヒロインが主人公と一線を越えようと思うようになったキッカケを描く。そこからファーストキスがねちっこく描かれてるのもドラマとの一致があって燃える。
 エロシーンもそうなんですが、主人公が常に誠実というか、優しさを見せるのも良いですよね。別にそれが極端に前に出てくるような作劇ではないんだけど、要所要所でしっかりしてる。冒頭の透け乳首の件でもしっかり自分から先に謝るし、何と言っても事後の一言が最高。キョドって目をそらす仕草が繰り返されてて印象的なんですが、冒頭の透け乳首のことを考えるとこの目をそらす、エロい目で見ないというのが彼の優しさの象徴なのかもしれない……とか(考えすぎかもしれないw)。
 あと小ネタなんですけど、例の合宿先のクズレイピストたちの名前がいちいちワニ関連になってて笑いました。鰐大学というのはワニマガジン掲載の作品だとよくある話なんですが、人名まで、それも3人も出てくるw

『アウトプット』Aざらし

 学校では女子たちに王子様扱いされてる子が主人公の前では……。女子たちに勝手に撮影、そしてSNSに上げられちゃってて、主人公はそれを見ながらエロいことをする、という落差が最高。スマホと目の前に実在するヒロインを並べる演出が見事だったし、日常の中で可愛いショットとセックス中のエロい姿でいちいち似たポーズになってるのがすごい。股開いて座ってるショットとか王子様扱いも納得のかっこよさなんですが、そこから挿入中のガニ股ピストンという女扱いと対比させるのとかマジでアイディア賞だったと思います。
 学校では王子様扱いなのに、というボーイッシュ美少女というヒロインのキャラクター像やキャラデザが個人的に大好物。基本的に冒頭からずっとセックスしてる作品なんだけど、主人公に対する言動でヒロインのキャラクターが細やかに伝わってくるんですよね。ホレた弱みがありつつ、健気に献身してくるようで超可愛い。一言では言い表せないようなキャラクターがしっかりある。
 ヒロインの献身の件とも通じるんですが、主人公が絶賛腐り中の映画監督志望という設定も面白かったです。女子たちの隠し撮りとの関係もそうだし、理想は高いが実際の行動へと移せない、というダメさがリアルでもあり、そこに尽くしてしまうヒロインのいじらしさが良い。ちょっとヒモにならないか心配にもなるんですがw
 エピローグ。主人公が自らのむき出しにしたからこそ発生したキスマークを隠すことで、いつもは王子様扱いだった女子たちに「かわいい」と気づかれる。ヒロインの魅力は主人公が一番知っていて、それを魅力的に見せれる(撮れる)のは主人公だけ、という象徴的に描かれてすごいオシャレなエンディングだったと思います。主人公との関係を通じて初めて彼女の王子様ではない一面が伝わる。まぁ、王子様扱いは終わったとしても、今度はアイドル扱いされてしまうのかもしれないw

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #24「夜の公園で耳をすませば」。エモめなタイトルが素敵だったんですが、オチで爆笑してしまった。公園で耳をすましてるのはカップルじゃなくて通りすがりのオッサンじゃんw
 今回は夜の公園のトイレ。ただし我慢できなくなったカップルが駆け込む、というもの。ハードめなことになるけど、それも互いのことを分かった上で、という感じですね。声を我慢する、というのをヒロイン視点でねっとりと描く。挿入時の体位とか相当限定的なので、動きとしてはほとんどないに等しいんだけど、だからこそ中の感覚をヒロインがじっくりと味わっていく描写がエロい。目隠しすると感覚が鋭敏になる、とかよく聞きますけど、声を潜めて、外に誰かいないと聞き耳を立ててる状態でも似たような効果が生まれるんでしょうね。その研ぎ澄まされた感覚に説得力があったし、それと同じ状態になってるのが外のオッサンであった、というオチがひどいw


 終わり。それなりに頑張ってるつもりなんですが、本館のブログが未だに問題山積みで困ってます。
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