北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.39の感想

 今日は珍しく体調が良いです。季節の変わり目を克服した……!(本格的な冬になったらまた終わる)
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『本当のキモチ after』パンダエキス

 後日譚。前作での関係がそのまま続き、すっかり日常化している。そういう関係になったんだから最初からホテルに行けばいいと思うんですが、しっかり電車内での痴漢プレイも経由してるのが何だかおかしい。2人にとっては大事な前戯になってしまった感。あと、あくまでも痴漢の関係なのであってセフレではない、という心の言い訳みたいなものもあるのかもしれない。本作ラストの “私以外の女の子に痴漢なんてしたら” “絶対許しませんからね♡” とか、乙女な発言なのに内容がおかしくて笑えるんですが、この「あくまでも痴漢」という関係が2人にとっては大事な一線なのかもしれない。倒錯してんなぁw
 前作は、おじさんの攻めが主体だったと思うんですが、この関係にすっかりハマってしまったヒロインが本作では攻め。フェラとパイズリというのが彼女の積極性としてかなり象徴的。てか、普通にエロくて忘れてたけど、前作ではフェラとかなかったんですね。それの補完としての後日譚、という側面もありそう。逆に言うと本作だと本番がない。ヒロインがおじさんを攻めるだけ。2作セットでの完成度がより上がったような印象。ヒロインが積極的なこともあって、本作は全編彼女の表情が良いんですよ。フェラとパイズリという顔にフォーカスしやすい内容だったこともあるけど、彼女の変貌ぶり、覚醒ぶりが感じられてとても良かったです。

『塩川部長はガマンの限界。』ころもたけ

 陸上部(たぶん)の塩川部長の水筒に媚薬を仕込む。後輩男子複数人によるイタズラであり、媚薬ということもあって暴力的な、一方的な内容になるのかと思ったら、意外と甘い! 意外と先輩が優しい! まさかのラブラブ展開。いや、とんでもないイタズラしといて都合のいい話ではあるんだけど、読み進めるうちに印象がガラッと変わる感覚はやっぱり面白いです。引き込まれる。
 ということで蓋を開けてみたら、普段はしっかり者の先輩がエロくなって誘惑してくる。この本題に入るための媚薬設定。「しっかり者が実はエロかった」とはならないのが、媚薬設定ならではですね。事故として今日だけめっちゃエロい。日頃から互いに好意があったのも明らかになるので、2人にとってのキッカケが媚薬のイタズラだった、という話。思えば冒頭の場面で主人公のことをやたらシゴいてくるのは好意の裏返しだったのでしょうね。ただ、媚薬の件を白状した際の “北村は許してもいいぞ” は依怙贔屓が露骨すぎるので笑った。脇がガバガバすぎて本音漏れまくりですよ。
 ただ、あくまでも媚薬で我慢の限界なのであり、根はしっかり者なので、エロパートに入ってからも先輩としての振る舞いを続けるんですよね。ここがすごい良かった。余裕ないのは見え見えで可愛いし、初々しさも感じられつつ、何より年上ヒロインにリードされる良さが感じられる。媚薬設定なのにここまで理性をキープしたのが偉いし、そこが本作最大の魅力だと思います。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #23「カップルの看病事情②」。前作の続き。前回は彼氏が彼女の看病をする話だったのですが、定番の “絶対うつる” というオチになり、今回はその彼氏が看病される話。布団で寝ていて襲われる側の人間が逆転しており、それがそのまま体位に反映される。弱ったヒロインに誘惑される良さもあるが、弱ってるところを一方的にされる良さもある。めっちゃ分かる。2作セットならでの魅力ですね。基本的に彼女の方が強そう、というのが全体的に伝わってくるのも好き。単純に寝てる方が弱い、という話ではないんですよね。


 終わり。すげぇ今更なんですが、他誌に載ってるweeklyの広告を見ると次週に登場する作家の予想ができる、ということに気づきました。まぁ、予定通り行けば、なんですけど。楽しみです。
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