北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2023 No.01の感想

 あけ、おめこ、とよろ。
 それはそうと、年末にkomifloの年間いいねランキングが発表されると予想してて、そしたらweekly作品の大活躍じゃい! とか思ってたんですが、発表されたのはいいねランキングではありませんでしたw もっとたくさんランクインするはずだったんだけどね……。
kitaku2kitaku.hatenablog.com

「表紙」橙織ゆぶね

 本編の感想とも重なるんですが、一目見て感じる「健全!!」という良さ。いやらしさ、後ろめたさとか一切なく可愛い。これが差分によって……というワクワクがすごい。

『遠い背中』橙織ゆぶね

 足めっちゃ速いのに陸上部の誘いを断ってるらしい林田さん。冒頭からヒロインの可愛らしさに魅了されるし、何なら過去イチ好きと言っていいレベルなんですが、その可愛さの種類がエロ漫画で感じるものとは別なんですよね。ものすごく健全ラブコメっぽい雰囲気だし、作品自体もそう。男子同士のダベリも生き生きとしてるし、メイン2人の交流が静かながらも甘酸っぱく見ててニコニコしてしまう。「順調かよ~」みたいな。そして、公園に移動してから一気に作品がエロ漫画へと豹変するのでビックリする。いや、エロ漫画なのは分かり切ってる話なんですが、やっぱり印象として意外に感じてしまう。ただ、読み返してみると、1ページ目から「走って紅潮してるだけではないんですね……」とヒロインの見る目が変わるというか、最初から彼女の中にはエロ漫画の波動が存在していたと分かる作り。
 ヒロインの表情や感情表現は豊かだけど、極端に大きかったり誇張された表現はなかったんだけど、エロパートが始まると一気にそのレベルが跳ね上がる。この飛躍こそが本作の漫画としてのアゲ感であり、エロ漫画としての興奮なんだと思います。「こんな子だったのか」とギャップに驚きつつも魅了されるんですが、それはキャラクターについてのみではなく、作品全体にも言える。
 豹変という意味では、エロが始まるとヒロインがジャージを脱ぐのも大きい。主人公の方は白シャツのまま変化がないんですが、ヒロインはジャージを脱いで、中から体操服が現れる。ビジュアル的にも、色的にも変化があるんですが、それでいて全部は脱がない、というのも個人的には嬉しい。外での行為なので脱がなかったというのもあるんでしょうが、やはり彼女の「走る」という要素を意識させてくれる衣装をキープしたのは大事だったと思います。まぁ、単純に着衣のが私は好き、というのもあるんですが……。
 エロパートが始まると一気にエロいんですが、所々息継ぎのようにほんわかラブコメの雰囲気になるのも可愛くて好きでした。ヒロインが可愛いってのもあるし、それを見た主人公がほっこりしてるのも何だか微笑ましくて好き。

『乳が主でパシリが俺で』Aikunn8

 パシられる代わりにエロ自撮りをもらう関係だったが、写真じゃ割に合わなくなり、おっぱいに。自撮りからおっぱいってかなりの飛躍があると思うんですが、全体的な軽いノリというか、2人のキャラの濃さ(互いにちょっとクズ)によって良い感じに成立しちゃってるのが面白い。ただ、コメディっぽいノリのまま行くのかと思ったら、エロ描写が結構ねちっこい。おっぱいを揉む関係になったと思ったら突然「一年後」とかなるので驚く。スケール感がすごい。感度とか癖になるのではなく、身体的な変化が生じてるようにも見えて、「この設定で人体改造的な話になるの!?」とたまげました。それがたった2ページで行われる衝撃たるや。パシリの代わりにおっぱい、という関係だったがヒロインの方が快楽堕ちしてしまい、パシリという体裁をかなぐり捨てて行為を求めるくだりとか可愛くて好きなんですが、これで「半年後」ですからね。まだまだ先に行くw
 体裁を守れなくなったのはヒロインの方で体も心も調教済み、というビフォーアフターの変化が本作の魅力だと思うんですが、エピローグでは「男性の方もかなり調教されていたのでは?」とオチがつくので笑ってしまった。笑うと同時に、2人の関係が良い感じに対等というか、歪みまくった変態だけど結果的に良いカップルに落ち着いたのではないか、と微笑ましい気持ちになってしまう。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #25「明けまして、初絶頂」。巫女のバイトをしてるが、彼氏にバイブを仕込まれてる(頼んだ)。この設定でヒロイン主導なのが意外で面白い。パッと見の印象ではヒロインの被虐っぽい雰囲気なんですが、彼女がそうされたい。罰が当たるぞw
 巫女のバイトは一応完遂することもあって、挿入ナシ、さらにはおっぱいもナシというかなり尖った回だったと思うんですが、それが気にならないのはやはり巫女衣装の可愛らしさでしょうね。衣装に関してはエロ漫画的な誇張をしてないのが良かった。一応内部の描写も入るんですが、個人的には外から見た絵の方が可愛くて好きでしたね。もちろん内部描写はエロさ(快感)の説明みたいな役割なんでしょうけども。


 終わり。改めましてですが、今年もよろしくどうぞ。
kitaku2kitaku.hatenablog.com