北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.40の感想

 我が家には湿度が足りない、と気づきました。加湿したらいくらか体調がマシ。
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「表紙」星井情

 元気いっぱいの圧倒的ラブコメ感が可愛い。本編(後半)とはイメージが違いすぎるw
 あと、本編では少ししかなかったスーツなのも個人的には嬉しいです。めちゃ可愛いよね。

『妹みたいなモンだから』星井情

 10歳年下のポンコツ後輩と出張先で同室ダブルベッド。感情を直で伝えてくる子犬みたいなヒロインがめちゃくちゃ可愛くて、そこに「面倒を見る」という立場の主人公の心理も加わって二重に良い。ポンコツだと思ってた相手が実は……と風呂上がりあたりの場面から形勢が逆転するギャップも超エロかった。最終的に「すべて手の上だった」と明かされるオチも主人公の負け感が強調される余韻で良かったんですが、それを踏まえて2周目を読むともはや可愛いのはヒロインではなく主人公の方ではないかと思えてくるから面白い。最初はヒロインの可愛さにばかり意識が行ってたけど、オチを知った上で読むと主人公側のある種のチョロさに気づくようになって味わい深い。最初から結構デレデレだったようにも見えますね。まぁ、だからこそヒロインは強引なことをしても勝てると判断したのでしょう。
 オッサンも可愛いけど、やはりヒロインの可愛さとエロさが圧倒的で、風呂に入り、髪型が変わることで印象がガラッと変わるのでその意外性で一気に主導権をとられてしまう感覚。冒頭の場面とか、ラブコメ感が強すぎてもはやエロ漫画なのか疑ってしまうタイプの可愛さだったと思うんですが(ただし胸はデカい)、そこからの変貌ぶりが熱い。ギャップであり、越えるはずがないと思ってた一線をついに越える場面が燃えるんですが、そのスイッチ、主人公の理性のメタファーとしてタバコを持ってきたのも最高。そして、わざわざ喫煙可の部屋を選んだのもヒロインであった、と彼女の周到さがより感じられる……というかもはや怖くなってくるw
 ヒロインの魔性(計画)が強すぎてワンサイドゲームみたいな話なんですが、彼女は子犬系なので基本的には “命令して…” というスタンスなのも面白い。どう考えてもその場を支配してるのは彼女なんだけど、表面上プレイとして攻めてるのは主人公。さっきまで理性を働かせてたとは思えないほどプレイ内容がハードなんですが、Mがマスター、Sがサービスという感じ。ただ、最後の中出しのくだりになるとほとんど初めてヒロインが命令を下していて、それに主人公がまんまと乗ってしまう。だからこそ主人公は謝り、謝られたヒロインはご満悦。

『エロ漫画家の妻』西沢みずき

 後編。とはいえ1ページ目がヒロインの語りと回想から始まるので作品の印象は意外と変わってくる。後編はほとんどヒロインが主人公になってる感じですね。前編は少し謎めいた雰囲気も込みで魅力的だったヒロインが後編ではその本性を露わにして、という別の良さ。
 一応夫婦なので対等な関係でセックスに至ってるはずなんだけど、どう考えてもヒロインが主導していて、旦那の方は必死について行くのみ。2人とも楽しんでるのは伝わってくるんだけど、ヒロインは本当に満足そうな表情を見せる一方、旦那はすぐにイッてしまうのを何とか我慢してる、という感じで対照的。
 ホテルでのセックスも良かったんですが、場面を移して再び始まるのがまさかの公園。エスカレートしすぎてビビるんですが、ヒロインが “始めましょうか?” と言いながらコートを脱ぐ場面が良すぎる。今回は表紙イラストが圧倒的に好きだったんですが、それを越えるかもしれないほどに好き。全裸コートという衝撃的かつ彼女の本性が象徴的に描かれる場面でありつつ、元々持つ彼女の清楚さも感じられる。そして落ち着きながらも紅潮した表情がまたエロいんだよなぁ。
 青姦なのに顔射フィニッシュというのも良かった(帰る際の苦労を考えちゃうw)。劇中エロ漫画のヒロインと重なる演出も良かったし、顔射を提案された際の旦那の動揺っぷりも最高。元はといえば彼が描いたエロ漫画によるんですが、既に彼の手を放れてとんでもないモンスターが育ってしまった感。
 「※イメージです」だったとはいえ、編集長の行動が常軌を逸してるので笑ってしまった。ヒロインの父もどうかしてるけど、編集長が衝撃的。ただ、最終的に旦那はエロ漫画家としてさらに大成したので、すべては編集長の計画通りだった気もしてくる。それはそれで怖いw


 終わり。来週のweekly記事までには快楽天本誌の方の感想を終わらせるつもりです。終わってくれないと困る。
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