北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.46の感想

 精神的な要因で軽い不能状態になってたんですが、徐々に脱してきました。心による影響がこんなにもあるのか、と我ながら不思議。
kitaku2kitaku.hatenablog.com

「表紙」もじゃりん

 撫子さん。正装なのに隙だらけ、という衝撃がそのまま本編冒頭の印象と重なりますね。本編で下着についての言及があったので、来週どういう下着をしてるのかも気になってくる。

『撫子さんはNo!って言えない』もじゃりん

 「就活編」。一旦の最終回らしい。とはいえ、撫子さんの受難は今後も続くと思うので、いくらでも続編の余地はあるのが嬉しいところですね。
 とりあえずの最終回である本作は就活。就活ルックの撫子さんが可愛い! 各社の面接で構成されてるんですが、それぞれ着こなし(や髪型)が微妙に違ってるのも芸が細かいというか、ファンとして嬉しい。非常に眼福。
 就活。一応本シリーズは大学生活をベースにしてたので、その最終エピソードとして就活というのは納得ですね。最初の会社で出会うのが同じ大学の先輩で、その縁もあって好きなようにされる。大学生活という地獄の延長線上に就活がある、というのが面白い。単に「内定が欲しいだろ?」とセクハラされるのではなく、面接用のマナーを教えられるという体裁も珍しかったと思います。ぶっちゃけ1ページ目で就活って聞いた時点でイヤな予感しかしないじゃないですか。大体合ってるんだけど、ちょっと違う内容から始まる。
 2社目。ここは短いんだけど、1社目で教えられた内容を実践してしまって……という即オチ。撫子さんは悪くないんだけど、何も知らない2社目の人からしたら……というのが面白い。ある意味、今回登場した男性の中でも最もまともなのがココの人と言えるかもしれない。いや、全然まともではないんだけど。
 3社目。外資系なので英語混じり。ここでまさかのタイトルである「No!って言えない」を直接的に回収するので笑った。最終回らしい仕掛け。ちなみに、この場面だけポニーテールでこれまためちゃくちゃ可愛い。あと、このシーンは他のよりも撫子さんがただ受け身なのではなく、快楽に溺れてる感が強かった気がします。予想外の気持ちよさに撫子さんが驚くようなリアクションをしてるのが印象的。
 4社目。本命である下着のワニール。ここでの撫子さんの着こなしが今までで一番まとも、下着もはみ出てなくて平和。本命だし、最終回だし、ハッピーエンドになる可能性も……とか考えた私が甘かったw
 憧れに近い感情があったはずなのに……と撫子さんが動揺、困惑のようなリアクションをしてるのが印象的。撫子さんはずっと受け身なんだけど、各パートで受け身の種類が微妙に違う気がするんですよね。撫子さんというキャラクターの立体性というか、奥深さを感じる。
 エピローグは卒業式。まさかの袴である。予想外のサービスありがてぇ。おまけページにもじゃりん先生からのメッセージがあるのも嬉しかったです。weekly開始当時からの看板シリーズだったからなぁ、感慨深い。weeklyを追っかけてきた身としても大きな節目を感じる。

『ドピュドピュ・オブ・ザ・デッド』すずのもく

 中編。頼れるキャラによる「ここれは私に任せてお前たちは先に行け」。こういうジャンルで見たいものが逐一入ってるので最高。その一方で細かい理屈の部分は “この学校アホみたいな造りしてるし” みたいな豪腕ですっ飛ばしてしまうのも痛快。ゾンビもののお約束だけを抽出したいような展開が連続するのが楽しすぎる。
 そんな頼れるキャラに訪れる絶望としての変異種。たしかにゾンビ映画でもこういうモンスター系のすごいのが出てくるタイプあるわw ただその変異種が、主人公が戦うべきラスボスとしての存在ではない(たぶん)ってのは意外でした。中編のラストでようやく物語の最終地点が見えてくるんですが、それが思わぬ方向。
 ということで目的の錬金術部に到着。ワクチン生成のためにはセックスが必要。突拍子もない説明だけど、即決断して即セックス開始なのが良い。このノリ、このテンポ感、良いなぁ。通常のエロ読切だとなかなか味わえない楽しさだと思う。
 ラスト、世界の真実を知って絶望。絶体絶命のまま、最終回へ続く。このクリフハンガー感もしっかり本作らしい良さに繋がってるから最高。やっぱこのゾンビ設定のB級感というコンセプトが完璧なのよ。
 ラストショット、ガラスに詰め寄る無数のゾンビたち、というのが「こういう絵が見たかった」の極み。しかも、よく見るとそのゾンビたちがかつての仲間たち……というのも熱い。最終章直前ならではの高揚感。

『鬼祓い事件譚 転』tes_mel

 単行本発売記念&最終章直前記念、みたいな感じでしょうか。いや、最終章かは分からないけど、とりあえず一区切りになるような大ボスなのは間違いなさそう。前回のエピローグのようでもあり、次回の予告でもありますね。映画だとエンドクレジット後のおまけでこういうのありそう。衝撃の真実が明らかになって「乞うご期待!!」な感じ、良いよね。


 終わり。快楽天本誌の方の感想も書いたので、よかったら読んでくだせぇ。
kitaku2kitaku.hatenablog.com