北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.17の感想

 もじゃりん先生が快楽天で表紙やるの、weeklyファン的にもドラマが感じられて熱い。
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『元カノと、それから』翁賀馬乃助

 『元カノ失格』の続編。後日談のようでもあるんですが、2人の過去、なぜ別れたのかの部分にフォーカスする内容でもある。weekly的には表紙イラストにもなったことでお馴染みですね。同じ格好をしてるんですが、1ページ目の「ぐぴ」の顔が可愛すぎるので驚きましたw もう限界まで飲んじゃってる感が良い。まぁ『元カノ失格』でも記憶なくすほど飲んでた人ですし、ストレスを酒にぶつけがちなのですね。
 あと、1ページ目1コマ目、飲み屋での背景に置いてあるパロディ酒瓶が翁賀先生の過去作『宵の肌燗』に出てきたものと同じですね。お酒といえば、と確認したら合ってた。イースターエッグ楽しい。
 本題。後日談なので、元サヤでイチャイチャするだけの話かと思いきや、そこまで恋人として振り切ってない。1週間後らしいので、まだ2人の関係についてハッキリとした結論が出ていない。とりあえず体の関係は期待しつつ再び会ったものの、という段階。どちらとも言えない微妙な関係性が面白いのですが、ここまで細かいのは続編じゃないと描きにくいのかもしれませんね。
 丁寧な前戯に感じてしまうのですが、 “ムカつく…” と素直になれないのは前作と同様。ただ、ムカつきの原因が違う。前作は快楽堕ち的な印象が強かったんですが、今回は快楽ではなく男女の関係性としての気持ちの問題。男の方が前回と同じノリで気持ちよければよかろうなノリでふざけてるとヒロインが泣き出しちゃうくだりが象徴的だったと思います。そして2人のデフォルメ顔が可愛い。
 そして、9年前に別れた真相が明らかになり、すれ違いに気づき、氷解。セックスと物語が平行して進行し、物語的に決着がついたところで挿入と盛り上がりのピークを迎えるのが良いですよね。ストーリーで魅せるタイプのエロ漫画の理想型だと思う。
 前作もそうだったんですが、セックスが獣のような激しさになる2人なんですが(多少は酒のせいかもしれない)、挿入時にヒロインの快楽が染み入っていくような顔がとてもエロい。動と静のコントラストを感じる。

『常識改変活動記録』角煮煮

 #03「俺だけヤリまくりランド」。舞台は「ワニーちゃん」なるキャラクターがいるテーマパーク。どう見ても……です。てか、ぼんやりとしたイメージのテーマパークじゃなくて明確にあそこなんですよね。セックスする場所となる「マーク・カイマン号」の遠景とかもう完全にアレなので笑ってしまった。もうちょっとぼかそうよ。怖いよw
 1ページ目にワニーちゃんと戯れる制服○ィ○ニー中のJKが2人いるので今回の標的はこの子たちなのかと思いきや、本命はワニーちゃん。そっちかい。やっぱり怒られるよw 園内で着ぐるみを脱がせるというのエロとは別の意味でタブーですね。常識改変の能力(たぶん)の強力さがいつもと違う形で描かれるので面白い。てか、そのまま全裸になった船まで移動するのも衝撃。要するに周囲の客も全員術中ってことですよね。1話も周囲の人に効果があるような話でしたが、今回は人数が桁違い。対象を決めて催眠をかけるというよりは世界全体のルールを上書きするような感じでしょうか。エロ版もしもボックスというか。
 んで、船の上で絶景を眺めながらの本番。景色を堪能する場面でちょっとエロを忘れて良い話っぽい雰囲気になるのが面白かったです。なんでだよ、そんなキレイな話じゃないだろ、的な。まぁ、彼女たちに被害の自覚がないからこその捻れというか、淡々としてる本作らしい場面だったと思います。


 終わり。そろそろ月刊の快楽天の方も感想書かなくては……。今まで何をやっていたんだ。モンハンです。
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