北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.29の感想

 毎週のように書いて申し訳ないんですが、明日ジャンプか……(私にとってのサザエさん症候群)。
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『クイーンバニー』kakao

 本作のメインテーマではないんですが、1ページ目のハーレム状態の多幸感がヤバい。ハーレムの中にもいくつか種類があると思うんですが、この女社会に下っ端として入り、気に入られたのか遊ばれてるのか分からないけど可愛がられる、というの最高だと思います。争奪戦とか乱交とかなくても、こんなにエロいのにプラトニックという良さがあると思うので、本作くらいのバランスもまた良し。ちょっと自分でも驚くくらいにあの1ページ目が刺さりましたw
 本題としてはNo.1嬢にちょっかいを出される。ハーレムではなくて、むしろハーレム状態になってるのを見たヒロインが悪戯したくなる、みたいな心理もあったんじゃないかしら。新人ボーイが「みんなのもの」扱いされてるのがイヤで独占したくなる、みたいな。顔とか仕事ぶりを気に入ったわけではないですね。相手にされてるようで実質的には相手にされてない感じも2人のチカラ関係として魅力だと思います。圧倒的な屈服感。彼女の勝手な言い分になすすべもなく従ってしまう、というかあまりのエロさに自ら従ってしまう男の悲哀w
 今号の表紙イラストもそうだったんですが、バニースーツの胸の部分をぺろんとめくるのエロいですよね。裏地が見えちゃう奴。そもそもちゃんと着用してるときから胸の部分が微妙に浮いててエロかったんですが、その先はもっとエロい。それ以外にもニップレスがあったり、網タイツ破ったりとバニーという属性を十二分に味わい尽くすような内容だったのも最高でした。ページとしては短いんですが、濃かったですね……

『パコる・ロワイアル』桜去ほとり

 第3話。ステージチェンジして、いざデスゲーム開始。ギスギスして殺し合う(ヤリ合う)のではなく催淫ガスまかれてエロくなる、ってのが平和で良かったと思います。時間制限もそうですが。デスゲームが人間の汚い部分を浮き彫りにする、みたいなことを描く作品じゃないですからね。ギャグ調でどこかカラッとしてて、そのデスゲームとのギャップが魅力だと思います。そもそも挿入したらどちらかが消えちゃうのは確定なので恋人同士でやるのは戦術的におかしいんですが、みんなの前でやることになるので、それを乗り越えるにはまず恋人同士の方が心理的障壁は低い、という兼ね合いだったんじゃないかしら。とにかく、エロくなった委員長がはだけるコマがすごい良かったです。おっぱいも出てないコマなんですが、すごい可愛い、エロい。
 そんな委員長が恋人をイカせたあとにぶっかけを要求。前回あった前戯はノーカンのルールがこんな形で使われるとはw “すこし後押しすればこの有様ですわ” というセリフがあったように、「オナニーならいっか」と誘われるとこのクラスの人間は弱いw
 3話目にしてようやく気づきましたけど、エロの区切りとして射精が多用されるエロ漫画において、本作のルールだと毎話男子生徒が消滅してしまうのではないか。女子のみが残ってバランスが悪い……ハーレムになるのか。最高やんけw
 ただ、次回はいよいよ草食男子の主人公が登板。ルール的に不死身な気がするんですが、相手をイカせないと勝てないのでそこがどうなるのか楽しみです。そもそも彼は経験(テク)があるのかも分かりませんし。子づくり偏差値日本一のクラスだからやる気はなくても性豪みたいな感じだったりするんですかね。そこも気になるし、ツッコミ役に終始してる雑司ヶ谷さんの恋の行方や如何に。さっきも書いたけど、好きだからとセックスすることになったら、どちらか一方が消えることになるんですよね。とりあえず最後の2人になることを目指すにしても、相手以外の生徒をイカせまくるしかないわけで。
 デスゲーム考察してしまっている……

『あかるい家族性活』西沢みずき

 僕・和馬編。ついにシリーズ完結。まさかショタが成長して終わるとは思いませんでした。大人になってもエロの関係が続くことでこの一家は今後もずっと……という余韻がありましたね。そして何より和馬の成長物語という味わいすら出てくるから面白い。姉や母との一連のエロは彼にとっての通過儀礼だった、という印象にもなります。ショタの物語としてすごい面白い結論でした。
 本題としては母とのエロに姉も参加。母が誘って姉がそれに折れるのかと思ったら、まさかの和馬。あの「ドクン」の場面めちゃくちゃ良かったです。和馬がちょっと一線越えた思考の持ち主になってる不気味さもそうですし、母のことが好きだと思ってたのに姉のことも求めるのでちょっとキュンとくる感じもあったと思います。女として負けてなかった、みたいな。
 そんで当然3Pになるんですが、姉はこの中では常識人ですのでちょっと恋愛的な感情というか、和馬との2人の結びつきに入り込みたいじゃないですか。そんなところに母が介入してくるのが面白いですね。和馬と姉が2人っきりの雰囲気になるとすかさず母が参加する。どちらかとキスして、2人が見つめ合うのを阻止する。和馬が姉に顔射の許可を取るくだり、顔射は相手の顔を見てする行為じゃないですか。顔にかける快楽はあくまでも視覚的なものですので。なんだけど、顔射の瞬間に母が “かーくんお義母さんにもちゅーして” とちょっかい出してくるんですよね。和馬の意識が100%姉に傾かないように肝心の瞬間、視線を奪う。3Pとはパワーゲームなのですねw 直接挿入してなくても「この人は勝てない……」感がすごい。
 3Pってどうしても2-1になる瞬間が生じてしまうものだと思うんですよ。セックスとは入れる、入れられるの行為なのでそもそも無理があるって話なんですが。なんだけど、本作の3Pは2人きりの雰囲気になると母が巧みに介入してくるので2人ではなく3人の関係を保ってるのが見事だったと思います。それぞれが気持ちよくなって同時に絶頂、というクライマックスも完璧だったんじゃないでしょうか。きれいなトライアングルやで……


 終わり。スター作家の短めの読切があり、続きが気になる長期シリーズの中盤があり、シリーズの大団円もある、と今号は何気にバランスの取れた強い布陣だったと思います。まぁ、weekly快楽天を号ごとに評価を下すことに何の意味もないんですがw
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