北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.28の感想

 komifloでバベルの配信が始まりましたね。weekly以外の感想が月に2くらいしか書けてなく、増やすにしても月3くらいになると思うので、バベルに手を出すべきかどうか悩んでおります。決まった雑誌を毎号追うべきか、時間がある限り目の前の雑誌をやるべきか。
 そういう意味ではweeklyは気軽に始めてサクッっと終わるのでブログ的にはちょうどいいです。集中力の維持的にも3本はちょうどいいんだよなぁ(知らんがな)。

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「表紙」kakao

 kakao先生っぽいなぁと思ったらkakao先生でした。ビーストの表紙やった直後なので贅沢感ある。ビーストの方で手を痛めたと書かれてたんですが、漫画作品なしなのはそういう兼ね合いなのかな。表紙オンリーってことになるとweeky初ですね。レアケース。
 てか、今月はもじゃりん先生のままだと思ったんですが、違いましたね。次週kakao先生の脱ぎバージョンなのか、別の先生になるのか。後者、かぁ? まぁ今週既に乳輪がうっすら見えてるってのもありますし。

『夏秋メモリーいづれ

 #4。ついに最終話。劇中の季節とは関係ないけど春夏秋冬で4話って感じだったのかしら。それは違うと思いますが、シリーズ全体を通じて読むと4話の構成が実に美しいと思います。各話それぞれエロはあるんですが、3話目だけセックスなし。1話目が幸せなセックス、2話目が疑問を抱いた状態、3話目でお預け&謎解き、からの4話目でついに最も幸福な形で2人が結ばれる。ドラマやキャラクターの掘り下げってのもありますし、3話目での溜めも非常に効果的だったと思います。ちょっとメタい感想になるけど、掲載のペースもちょうど良かったと思います。あきな先輩が何を求めているのか、なぜマンネリを感じていたのか、を作品外の「待ち」があることで、解答である一緒に気持ちよくなるラブラブセックスについに到達する感慨があります。お預け中でセックスするつもりなかったのでゴムがない、というのもうまかったですね。まぁ、宏介くんは割と迂闊に中出しするタイプだったので初めてのナマってわけではありませんが、それでもあきな先輩がやりたがる、というのが熱い。宏介くんが衝動的に突っ込むのではなく、理性を保ったまま優しさを抱いたままついに挿入、というのがクライマックス感あって良かったと思います。「一緒に気持ちよく」がテーマになってるのでそこを丁寧に描くのは重要ですよね。
 エピローグ。通常のデートに出かける2人の後ろ姿で終わるのも良かったですよね。あれで結局やりまくりだったら元に戻っちゃいますから。とはいえ、あきな先輩に晩飯を作ってもらう約束をしてるので、家に行ったらやっぱりやるのかな、という予感を残してるバランスも素晴らしかったと思います。エロも大事w

『らく天ごく』火浦R

 叔父さんに寝てる間に襲われる。1ページ目で描かれる2人の体格差に驚くんですが、ヒロインの幼さということなんだと思います。そばかすもあって、世間的に絶世の美女って感じではないけど、親しみやすさがあって幼さも残って可愛い親戚の子という感じあったと思います。
 部活で疲れた姪をマッサージして寝落ちしたらスタート。ばっちり脱がすわ、饒舌に語るわ、写真は撮るわと非常に大胆なんですが、マッサージ前に飲ませてたアミノ酸ドリンクが要するに……ってことなんでしょう。ただの寝落ちであそこまでやってたらさすがにバカだと思いますw
 さすがに中出しはしない。代わりにクチで飲ませたりはするんですが、このくだり、睡眠前のプリンがフリになっててうまかったですね。導入はサクサク進んだ印象でしたが、必要なフリはしっかり描かれてる。
 睡眠姦ものとして衝撃的だったのは、途中でヒロインが起きる。ヒロインが起きて青ざめたり逆ギレ的に暴走……ではなく、ヒロインは夢うつつの状態のままなのでセックスを続行。そのまま最後まで。しかもヒロインが足でしがみついたため中出し。中出しはしないという自分に言い聞かせてたフリも利いてるし、半分寝てる状態でセックスする睡眠姦ならではの展開ですごい面白かったです。こんなの初めて見ました。盛ってるから完全に起きはしないとタカを括ったんでしょうが、だとしても度胸がすごい。私だったら目を開けた顔を見た瞬間に血の気が引いて下手すりゃ失神すると思うw

『あかるい家族性活』西沢みずき

 「僕・和馬編」。何編になるかと思ったらまさかの僕。そう来たかw
 姉編が1話、母編が2話、そして僕編は続くで終わります。前後編なのかさらにボリュームを増して3行っちゃうのか。まぁとにかく話数で比べると分かると通り、パワーバランス的に姉が弱いのが分かりますね。僕編はついに3Pだとワクワクしながら読みましたが、今回はまだ母の独壇場。バレても動じない、隠さない、むしろ見せつける、という強キャラっぷりには笑いました。本シリーズは初回から母の圧倒的ラスボス感が魅力的ですよね。「勝てない……」という風格w
 前話のラストだと「バレちゃった……」と青ざめるような印象もあったんですが、本話の冒頭では姉のリアクションが大きく違う。彼女が激しく動揺してるんですよね。前回ラストだとどんな感情を秘めてるのか窺えないようなバランスで、だからこそ怖かったんですが。今回は動揺してギャグっぽいは言い過ぎだけど、ちょっとツッコミ的な立ち位置に回る。この時点で母の勝ちですよね。場を支配してるのは完全に母。強すぎるw 母の言い分である “血のつながってない姉弟ならいいの?” “それならママだって一緒でしょ?” が至極全うで強い。初手で論戦を制してしまった感。再婚によって発生した姉弟もの、母子ものの作品は多いですが、その両方をやるからこそ成立するロジックで最高に面白かったです。そこに追い打ちとして “かーくんのおちんちんパパそっくりでハンサムなんだもの” と来るからいよいよ反論が出来なくなる(いやダメなんだけど)。なぜ好きになったか、の部分がしっかりあって、この点が姉との違いですよね。
 ただ、逆に言うと、母はパパの代替品として求めてるので、和馬くんへの恋心としては姉の方が大きいのかも……という視点が生まれることで本作にちょっと寝取られみたいなニュアンスが生じる。和馬編ですが、読者が心情的に肩入れしてしまうのは姉になるんじゃないですかね。この入れ子構造のようなシリーズ展開が面白いです。長期シリーズならではの魅力ですよね。とはいえ、肝心の和馬くんの恋心は母に向いている(はずだった)ので……ということで次回が楽しみすぎる。いやぁ、良いシリーズw


 終わり。weeklyの中でも屈指の長さを誇る2作品があったので、シリーズものの良さを強く感じた週でした。『撫子さん』は連続性のないシリーズなので除くと、どちらも最長クラスのシリーズだと思います。今週で4話。『あかるい家族性活』は続くので5に突入ですよ。西沢先生はその前に前後編も描いてるので本数がすごい。
 次のエロマンガアカデミーが誰になるのか予想するのが密かな楽しみなんですが、西沢先生はかなり有力なんじゃないかなぁと思ってます。蒼井先生も本数すごいので怪しい。知らんがな的な楽しみですがw
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