北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.30の感想

 月曜じゃなくて火曜が休日なのでジャンプが楽です。なので日曜が非常に気が楽。……と毎週ジャンプの話をするの良くないんですがw

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「表紙」kakao

 3段階目!! 久しぶりに来ましたね。こっからさらにパンツを脱いで4週目もあり得る、のか? 今年は4週交代制になるのか、kakao先生の特別待遇なのか。
 4段階目があるとして、襟とカフスは脱がないでほしいですw

『元ギャルさんと脱オタ君』ミナギリ

 良い!! キャラクターと2人の関係性がめちゃくちゃ魅力的。やっぱミナギリ先生はこういうのうまいよなぁ、と改めて感じました。冒頭の非エロパート、キャラの会話のみで魅せられました。もちろんエロの予感という意味でもドキドキしますが。
 めんどくさい理屈をこねがちな脱オタ君に対して元ギャル的な軽さで迫る話なんですが、 “…そういう即物的なのいいから” “もっとこう段階踏んで…というか” 。この脱オタ君のセリフが彼の本質であり、何なら本作のテーマそのものでもあると思います。ちなみに、1ページ目で画面に映り込む大学での発表のテーマは「定額制楽曲配信における消費者分析」。そのまんま先ほどのセリフと一致しますね。こういうキャラクターの性格、思考までもがしっかり一貫してデザインされてるのが本作の強み、キャラクターの魅力なんだと思います。ぶっちゃけオタクにギャルが迫る話ってエロの世界だと割とポピュラーというか、1つのジャンルになってると思うんですが、本作はその中でも一線を画すレベルに達してるのではないでしょうか。脱オタしても根っこにはオタク的な思考が残っていて、それを元ギャルに見抜かれて、ギャル的な方法で誘惑されていく。最高ですね。
 そして、続く!! やったぜ。この終わるのか続くのか分からない中読み進めるのはweekly独特の楽しみだと思います。即物的な気持ちよさを自ら積極的に求めるようになり、いよいよヒロインが本気というところで終わるんですが、本話だとまだキスがないんですよね。おそらく「即物的」と真逆のものだと思うので、ヒロインが脱オタ君の言い分に理解を示すのかどうかでキスの有無が決まる気がします。このままヒロイン主導ってのも大好物なんで歓迎なんですがw

『まいんフォト』燵成

 こちらも大学。新人部員の歓迎会を兼ねたグランピングの夜、後輩の子がテントにやってきて……。飲み会を抜け出してとか、団体旅行の夜にひっそりととか、この手の設定はありますが、グランピングを持ってきたのが秀逸だったと思います。ただのキャンプでもいいんですが、ベッドは充実してた方がエロ的に良いよね、というバランス。隣で部員が寝てるのに……というシチュエーションも狭いテントとグランピングのゆったりスペースのあるテントでは味わいが大きく変わったと思います。屋外の開放感もうっすらと感じつつ、屋内の設備的なありがたみも味わう。
 タイトルにもあるフォト。ワニスタ映え的な話からのエロアカ(ワニスタではない)。非エロパートでヒロインが主人公に近づいてくる(たぶんここで狙いを付けた)のもワニスタ用の写真撮影が口実ってのもうまかったですね。
 本作もキスより先に挿入。後にキスをすることになるんですが、事前にしなかったのはセックスがあくまでもエロアカ用の撮影が目的だったからですね。最初彼女は彼の顔を見ることは少なく、スマホを見ることの方が多かったんですが、主人公が反撃に転じてからはスマホの描写がなくなる。そのままキスもする。エロとしてのプレイ内容、展開とキャラクターや作品のコンセプトが一致してて素晴らしかったです。スマホに気が回らなくなるほど気持ちいい、という話でもあるのでエロの盛り上がりとしても説得力あるし、撮影できなかったのでまた今度……と今後の予感をさせるエピローグに繋がるのも見事ですね。2人の気持ちの盛り上がりが合致してのキスしながらの中出し、というクライマックスも最高でした。おっぱいが見えないから撮影向きではないけど間違いなく気持ちいい、というのがポイントだったのではないでしょうか。

エロマンガアカデミー」

 4時限目は蒼井ミハル先生。テーマは「巨乳」。やっぱ蒼井先生来たかぁ。描いてる本数がすごいもんなぁ。weeklyいちのハードワーカーなのではないか。
 巨乳についてなので、柔らかそうなおっぱいの描き方みたいな話になるのかと思いきや(そういうのもあります)、ストーリーにおける巨乳の意味、効能みたいな話になるので最高です。私好み。巨乳観、巨乳論ですね。ここまでストーリーのことを語るのはこの企画でも初めてじゃないかしら。蒼井先生というとおねショタのイメージも強いんですが、巨乳に埋もれる体格差のためのおねショタ、という思考の順番が面白かったです。もちろん逆算なのかもしれませんが。
 個人的に蒼井先生の名前を意識するようになったのが『巨乳圧』なのでその話ががっつり出てきたのも嬉しかったです。あの作品、話がめっちゃ感動的で、ヒロインに救われるのとエロが同時に描かれるのがエモ&エロで最高だったんですが、タイトルが『巨乳圧』と即物的なので「なんでやねんw」と笑ってしまってたんですよね。今回のインタビューを読んだら、作者の中ではあのタイトルとあのストーリーは矛盾しない、と目から鱗でしたw 1年以上前の作品だと思うんですが、今になって納得することになるとは……


 終わり。次のエロマンガアカデミーは作品数的に西沢先生が怪しいんですが、いづれ先生も同じくらい怪しい。月イチくらいのペースになるんだとしたら、来月の上旬あたりでしょうか。楽しみです。
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