北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.11の感想

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 三連休はジャンプとの兼ね合いが難しくてですね……(先週も書いた)。

「表紙」いつつせ

 今月はいつにも増して素晴らしい野球拳なので感動しました。作品が終わっても続いてくれるありがたみ。

『あかるい家族性活』西沢みずき

 「姉・一花編」。もうこのサブタイトルのワクワク感が最高ですよね。続きがあると知らされる安心感もそうだし、本話で充分面白いしエロいのに、その後ろにラスボスがどっしりと待ちかまえてる感。終始「これ以上のことが……?」と考えちゃうじゃないですか。この可能性の広がりですよ。良いなぁ。燃える。
 どうでもいい切り口ですが、シリーズを1つと考えた場合、西沢先生はweekly初の2打席目ってことになりますね。単純に話数で言ったらもっと多い人もいるんですが。
 本編。父親が再婚したので新しい母と新しい姉と家族になる。サブタイのワクワク感もそうなんですが、オープニングの場面がとにかく最高でした。主人公が誰かの下着を使ってシコっていると、姉に見つかる。この流れだと姉の下着だと思うじゃないですか。そしたら母親なんだよなぁ。この意外性であり、捻りが素晴らしかったです。そのまま姉が悪戯する形でエロに突入していくんですが、その捻りがあることでこの姉の行動は母への嫉妬や対抗心もあるのかな、と想像させられますよね。とにかくエロに入るまでが早くて素晴らしいんですが、心理は直接語らず、間接的に察する形になるのがうまかったです。
 サブタイと下着のくだりで漫画としては姉とのエロが描かれるんですが、読者の脳裏には常に母親がちらつくことになると思います。劇中にも母親はちょくちょく登場するんですが、主人公と姉の関係を知ってどう思ったかのリアクションが具体的には何も描かれないんですよ。こえぇぇw 軽く手をクチにあてて「あらあら」みたいなポーズ取るんですが、それだけ。全然動揺しないのが強キャラ感として鮮烈でした。大抵この手の話って「バレちゃわないか」というドキドキをスパイスとして味わうものだと思うんですが、本作は早々にバレて、バレたことは読者だけが知る形になる。なので、劇中でのエロも最高なんですが、それと同時に「もっと大変なことになるぞー!」というハラハラだったり、期待もあるわけですよね。本作はこの部分がマジ秀逸でした。親の再婚で新しく姉ができて、その姉をエロいことに……という作品は割とあると思いますが、そこへのプラスアルファですね。もう既に傑作だったと思います。

『kept:man ヒモオトコ』さじぺん

 エロもありのメイド派遣サービスの男性版って感じですかね。それを「ヒモ」とばっさり言ってしまうのが最高。「もしも」の度合いが強い設定なのでもっとギャグだったりライトな話になるかと思ったら、実際に始まるエロは合意のないレイプなのですごい意外。結果として荒療治だったと分かるハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんですが、依頼者とサービスを受ける人が一致しないので生まれる特殊な状況ですね。ここがヒモ派遣という特殊な設定ならでは。しかも2人の初めてを描くのではなく、2人は既に何度か経験した状態で物語が始まる、というのも意外性あって最高でした。 “例えばどんな?” の場面で2人の関係が一気に明らかになるのが素晴らしかったですね。早々にエロがあるって意味でもポイント高いんですが、語り口の妙ですよね。この設定でこんな話にするなんて、だけでなく、こんな語り方をするなんて……という驚き。
 描かれるエロとしては実際のところレイプなんですが、これは依頼者(母親)によって求められた正常なサービスであり、その成果も着実に現れている、というのがまた不気味ですよね。ヒモが時折見せるプロフェッショナルな一面が彼の底知れなさとして良かったと思います。何やっても彼には敵わないし、結果として彼のサービスとしてのレイプは正しい、というのが本作の一筋縄では行かない部分ですね。よく快楽堕ちしたからレイプでもハッピーエンドみたいなのあるじゃないですか。冗談として言ってるならまぁいいんですが、そんな短絡的に考えるのもどうかと思います。本作はその快楽堕ちの部分にもう1つロジックを加えてきた感じですね。ここが見事でしたねぇ。
 あと、服装。スーツで始まり、スーツを脱がしながらで1回、寝起きのラフな格好から始まって全裸になってもう1回。そしてエピローグでは再びスーツに戻る、という構成が秀逸でした。冒頭と同じスーツ姿なんですが、彼女の表情に明らかな変化があって……というこの部分に本作の物語が集約されてるじゃないですか。ついでに言うと、最後の最後にヒモがスーツ姿になるのも良かったですね。まぁ、平たく言うとスーツ姿の美女、大好きです(そこかよ)。

『一夏のたたかい!』えぬはに

 海だ、水着だ! という作品で良い。まだ夏でもいいよね。少し涼しくなってきたけど、むしろこの頃の方が夏への憧れの念は強くなる気がします。夏本番は暑くて正直それどころじゃないのですよw
 1ページ目が顕著ですけど、エロが始まる前から乳首の突起が明確に視認できる。何なら本編ではエロに至らない妹の方もそうなので作者のこだわりを感じます。イヤでもおっぱいに意識が行くわけなんですが、エロパートに入ってからの初手がおっぱい。「これが欲しかったんやろ!」と心を見抜かれてるようで笑いました。その後もおっぱいパート長くて素晴らしかったですね。今まで気づかなかったのが申し訳なくなるけど、えぬはに先生、過去作でもすごい高確率でパイズリ描写を入れてらっしゃる。おっぱいの柔らかそうな質感とか特徴的で、利きおっぱい絵できるレベルだとは思ってましたが、本作は水着なので冒頭からおっぱいでしたね。てか、本作で挿入してからもおっぱいを触る場面は多いし、おっぱいが押しつけられて変形したりとおっぱいが印象的な絵が多いですね。徹頭徹尾おっぱいだ。おっぱいは良いぞ……(当たり前だ)。


 終わり。最後のkomifloの広告ページ、コミメガαがなくなってホットミルク濃いめが入りましたね。濃いめのバックナンバーが次々に配信されてるので「そんなに読めるか!」と悩んでますw いや、読むけど。あそこまでコンセプト(人妻)が前面に押し出されたのは初めてなので新鮮ですね。
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