北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.06の感想

 つぼみ引退という事実を未だ飲み込めていない。
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『鬼に肉棒 眼に涙』メネア・ザ・ドッグ

 鬼のいる世界の家出少女もの、という感じだろうか。厳密には家出とはちょっと違うけど。
 読み終わってから気づいて驚いたんですが、本作12ページしかないのね。もっとあると思ってた。そのくらいの充実度。無駄がなくてテンポが良すぎる。20ページとかそれ以上の作品と比べてもまったく遜色がないのでは。
 ギャグ多めということもあり、ヒロインのいろんな表情が見れて、それがいちいち可愛い。どの表情もそれぞれ突き抜けた感情表現だったりするので、そういう意味でもお得というか、たしかな満足感。表情豊かなのはエロパートに入ってからも変わらずで、強烈な感情にエロというフィルターが重なってくる感じ。どこを取っても可愛いんですが、個人的にはクライマックス、射精された際のアヘ顔がもう大好きでしてね……。アヘ顔自体にここまで惹かれたのは久々な気がする。ヒロインの小動物的な印象もあいまって最高。
 エピローグ。せっかく鬼のいる世界の話なので……と別の存在が出てきて因果応報になるので笑った。ものすごい勢いで終わるんですが、ちゃんと中盤に “知ってんぞ ウチみてぇのに熱り勃つ奴は捕まるんだって” と布石があるんですよね。これ単体でも違和感のないセリフなんですが、最後にアレが出てきたことで少し納得もある。

エロマンガアカデミー」

 20時限目。メネア・ザ・ドッグ先生による「たのしくてヌけるマンガ」。具体的には緩急についての話。エロ漫画におけるギャグの立場とは、みたいな話が理路整然とされるのでめちゃくちゃ面白い。てか、マジで本コーナーの中でも屈指の理論派な回だったように思います。作者の自己分析、どう作ってるかの詳細に理論化、言語化されてて驚くばかり。作品は読んだことあったけど、こんな方だったのか……。ちょっとした感動。

『4コマってみた。』かるま龍狼

 #07。毎度アイディアの宝庫過ぎて驚くというか、単純に4コマ漫画として本当に面白い。お馴染みのキャラものも一部あるけど、他はその都度アイディアのみで勝負してるネタなので、コスト高そうにも思えてしまう。読者としては贅沢な話。
 バレンタインのチョコネタが2本、まったくの別のアプローチであったのも面白い。特に「チョコイン」はカップルの失敗談としてめちゃくちゃありそうな感じがすごく好き。いや、さすがにあり得ないんだけど、そこまで突飛な発想の飛躍があるわけではない、というバランスが良い。
 「親指操作」のネタはアイディアの源泉が想像しやすいというか、日常の中でトラックボールを見て(使って)連想したのではないか。逆に、この4コマを見た読者は今後トラックボールを見る度に変な想像をしてしまう呪いにかかったとも言えるw
 「ボインの重み」は変な話、2コマ漫画でも成立しそうなくらいシンプル。マジでワンアイディアのみで形成されてて、それもほとんど絵のみで成立してるのが良い。ただ、あのオチ、おっぱいも同じくらいダメージ負ってそうで心配になってしまうw
 赤玉ボゥイ。こちらもほとんどサイレントのような4コマ。1コマ目のドキドキ顔好き。オチは恐ろしいんだけど、同時に少し気持ちよくなってそうな顔をしてる気もする。さすがにハマったらマズいw


 終わり。快楽天感想も終わったのでよかったら読んでね。
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