北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.66の感想

 画像の代わりに告知ツイートを載せてみようかと思います。文字だけだと味気ないので。

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「表紙」翁賀馬乃助

 快楽天に載ってたweeklyの広告に『元カノ失格』のアフターストーリーが載ると書いてあったので漫画が来ると思ってたんですが、この3週のイラストがアフターストーリーだったのか、と今更気づきました。たしかに先週の感想で、時間経過があって物語性がある、みたいなこと書いたわw
 『元カノ失格』の続きとして考えると、随分エグいバイブ使うようになったな……とか味わい深いものがあります。あとはゴム。『元カノ失格』本編ではナマだったと思うんですが、再び付き合うようになったことで日常的にセックスするようになり、ゴムを使うようになったのでしょうね。たぶん。

『教えて!はるちゃん先生!!』りんごくらぶ

 1ページ目、ヒロインの顔が見えずに胸(でかい)のみが描かれる。コマ割りの妙によって首ナシみたいな絵面になってて笑ったんですが、男子生徒があまりの巨乳に目を奪われて顔をほとんど見てない、という視点を考えればリアルな描写とも言える。
 生徒にナメられる巨乳の先生と、それを教室の後ろから見守る男。この時点で教育実習だと分かるし、その後の2人の会話でヒロインが彼の元教え子だということが明らかになる。元気いっぱいのヒロインと、それに引き気味な男、この漫才的な掛け合いが楽しいんですが、そこにしっかり物語の土台となる情報が込められてるからうまい。まだエロの予感がない段階なんですが、そこでの話運びの手際が良い。漫画がうまい。てか、生徒が先生に恋して告白する、みたいなエロ漫画ってたくさんあるじゃないですか。それで1本漫画が作られる状況なのに、そこでは一線を越えず彼女は同じ教師になる道を選んだ、という物語の背景が素晴らしいです。この時点でもう面白い。
 その後、竿の方は巨乳などの誘惑を受けるんですが、手を出さない。おんぶした際の胸の圧力に対して “俺のことを信用してこうして体を預けてくれてるんだ…!!” と語るんですが、良い奴すぎるw さらに言うと、意識はしてるが耐え続ける男と、そんな彼のことを思い続ける女、という関係性が今この瞬間だけではなく、長年そうなんだろうなと想像できる。こういう直接描かれてないけど、2人のキャラクター、関係性が想像できる案配になってるのが見事ですよね。
 んで、竿の方は最後まで我慢して、ヒロインの方から一線を越える。彼がうじうじ悩んでいたのはことはすべてヒロインの策略だった、と明らかになるのが良い。悩まずに手を出して良かった、というある種悪魔の誘惑のような効果があると思います。
 からの巨根。巨根で逆転するのではなく、巨根を包めるほどの巨乳。1ページ目から強調されてた巨乳がいよいよ真価を発揮することになる。この盛り上がりが熱い。
 ということで、ヒロインは乳首も出さないまま一発出させて前編(たぶん)終わり。最後の最後にチンコでシャツのボタンを弾け飛ばして乳首が露出、というアクションも笑いました。ブラもぶち抜いたと思うんですが、チンコどんだけガチガチなの……。

『生き物係のお仕事』梅久

 梅久先生、先日の失楽天での作品マジ素晴らしかったです。ぶっちぎりで失楽天ベストでした。時系列が飛び飛びになる物語をナレーションもモノローグも使わずに描ききったのが圧巻でした。
 なので今回のweeklyでの新作を超楽しみにしてたんですが、全然毛色が違うw 荒唐無稽な設定で、カラッとしたノリ。振り幅どうなってんの……と困惑。いや、ショタで嬉しいんですけどね。ジメッとした湿度の漂うような作品が来ると思ったら真逆なのですごい。と思ったけど後編だとまた全然違った話になりそうですねw まさかのショタ退場。意図的か偶然かは分かりませんが、前後編(たぶん)として掲載されるweeklyという場に限りなくフィットしてると思います。こんなすべてがひっくり返るような展開あるかよ、と驚きすぎて笑いました。生き物係の話じゃなくなるやんけw
 ということで、ウサギ小屋の世話をする話。ウサミミなんですが、黒髪でツインテールという子がデザイン的にすごい新鮮で良かったです。他の子もバリエーション豊かで魅力的でしたね。一番年長っぽい子が最後にガタガタ震え出すというラストも衝撃w
 ショタなので、断面図描写の際にチンコがあまり奥まで届いてなくて芸が細かい、さすがや! とか思ってたんですが、違う。これ次回に向けた前フリだわw 業者チンコが奥までぶち抜く未来しか見えないw

『オーバーブッキング』西沢みずき

 第4話。いよいよ最終回。1ページ目から夏美とセックスしてるんですが、そこに千夏が現れていよいよ選択を迫られる、というところでタイトルどん。前ページがエロなんですが、その中でも物語的な起伏がしっかりあるのが見事でした。ちゃんと「もちろん最後は3P」という盛り上がりがある。
 ということで3P。1人に挿入しながらもう片方とキスするって3Pならではの絵面、最低すぎて大好きなんですが、それが3P描写の初手だったので嬉しい。
 ただ、本作のヒロイン2人はあくまでもライバルの関係になるので、協力して理想の3Pを完成させていくのではなく、あくまでもそれぞれに挿入するという場面を交互に連続して描くという感じですね。味比べ的な最低すぎて夢のような話でもあり、ヒロイン2人が対抗し合ってる感じも加速度的に激しくなっていく状況として魅力的だったと思います。
 最終話なので結局どっちを選ぶのか、という結論の部分も気になってたんですが、保留。岳くんさすがクズやで! という感じもあるんですが、ちょっと彼のことをクズと切り捨てられない気持ちもある。どちらか決めないうちは2人が「どっちにするか決めて」と迫ってくるわけじゃないですか。それも今回はいよいよ2人同時に迫ってきたわけで、その魅惑を知ってしまったら選択できないのも仕方ない気がしますw 選んだらもう3Pには戻れないわけで。2人が自分のことを競い合ってる、という現状があまりに理想的で甘美なので、それに比べると1人を選んだあとの全うな恋人としての暮らしにそれほど惹かれないのかもしれない。クズだけど分かるぞw


 終わり。weeklyはページ短めで「次回に続く」になるのがネックでもあるんですが、慣れるとそれも魅力だよなぁと今週は特に感じました。区切りを入れて複数話として読むことで独自の魅力が生まれてましたよね。
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