北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.67の感想

 冬本番、コート出すぞ、と思ってたんですが、またちょっと暖かくなってきましたね。
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「表紙」ドラムス

 サイドストーリーへと作品が広がっていくのも面白かったんですが、ついにはカバーイラストまで飾ることになるので驚きました。ここらへんのフレキシブルな感じはweeklyの魅力だと思います。
 あと、差分大喜利的には今回も小物の持ち込みがあったのが注目ですね。とりあえず飲み物持たせよう、みたいな傾向あると思いますw

『アキフシメ』ドラムス

 シリーズ3作目。ついにヒロイン視点。最終作らしいです。時系列的にも一番後ろまで進むのかしら。
 komifloのコメント欄がめちゃくちゃ盛り上がってて面白いんですが、その割にいいねの数が少ないってのも象徴的。
 シリーズで、時系列的には過去に戻る話なので、今更衝撃の展開ってことではないんですが、それでも1ページ目にラーメン吹き出す描写があったりしてちょっとポップな雰囲気出してるのが好き。本シリーズの白眉はやっぱこの前フリの部分の丁寧さだと思うんですよ。そっちでも全然勝負できそうな雰囲気からの徹底的な闇展開。このギャップですよねぇ。
 ヒロイン視点の話なんですが、自ずと1作目の主人公、康太の物語でもある。前からそうだったんですが、この康太が一種のクズ……は言い過ぎだけど、可哀想だけどお前にも非がないとは言えないんじゃないか?? みたいな現実をこれでもかと突きつけてくるのが最高。今回だと特にヒロインからの告白に「俺から言うから」とストップをかけるくだりとか、男の欺瞞が感じられてホントに面白かったです。成功したら美談としても語られそうな価値観なんですが、てめぇの自己満足で彼女の意志を無視してんじゃねぇよ、という話でもあって。そして、その告白キャンセルの場面が例の窓越しというのも素晴らしかったです。運命の場所だw
 ヒロイン視点の物語になったことで、彼女の内面が丁寧に描かれ、その結果として、彼女は彼女で流されすぎなんじゃないか、的な味わいも生まれてたように思います。もちろん物語の展開が決まってるからというメタい事情もあるんですが、彼女の意志で動く、みたいなのが極めて少ないんですよね。まぁ、告白しようとしたらあの結果だったんですがw
 そして、俺たちのたっくん。3人の中で最も気持ちに素直に行動してるので彼が一番まとも……はさすがに言い過ぎですが、ある意味最も人間臭いとも言えるのかもしれない。ネタ的、もしくは議題としてのたっくんの魅力ですよ。彼のキャラクターが本シリーズを特別なものにしたと思いますw
 多面的なシリーズ展開として今回特に面白かったのは、初めての場所。例によって窓の向こうにいるかもしれない、という状況なんですが、ヒロインの自宅に行くにあたって “達也さんの家だとちょっと怖いし” とワンロジック入ってるのが秀逸でしたね。行くべくしてあの場所に行ったんだ、と運命めいたものを感じてしまいました。

『教えて!はるちゃん先生!!』りんごくらぶ

 第2話。後編ですね。いざ挿入という場面から。騎乗位の体勢でチンコをお腹にあてがうんですが、そのまま下乳にぶつかる勢いなのでビビりました。どんだけデカいんだよ!(2人とも)
 前編のときにも感じたんですが、本作、竿の誠実度がハンパない。ヒロインが上になって挿入するんですが、彼女が初めてだと見抜き、正常位に変更。そして、そのままならすようにスローペース。挿入したのに特に動きのないまま2ページほど進みますからね。どんだけ偉いんだ。エロ漫画の読みすぎで常識が崩れていたのを痛感しましたw 初めてだから優しくするって言っても「ダメだ我慢できねぇ」となるのが定番じゃないですか。ホントに優しくしてる!! ここらへん緊張感込みでものすごいリアルというか、生々しい雰囲気あって良かったです。
 前編は男側のモノローグが主だったんですが、後編だとヒロインのモノローグがこの交代も効果的だったと思います。本番始まってからの男の優しさを受ける側の視点。そして、 “我慢して私に合わせてくれてるんだ” とヒロイン側が奮起するドラマも素晴らしかったです。セックスを介した一種の心理戦みたいな感じになっててエロ漫画の良さを感じます。

『生き物係のお仕事』梅久

 第2話。後編。前回はショタだったけど、今回は業者のオッサン。たった1人で4人抜き(4羽か)するのが圧巻でした。前回はショタ2人がそれぞれヒロイン2人に攻められる形だったんですが、今回は業者さんのワンサイドゲーム。完全に一方的なので暴力的な雰囲気にもなるんですが、一番幼げな子相手には丁寧に説明してから挿入したりして、ちょっとプロの仕事を感じられるのが良いですよね。適切な処理、という感じがしっかりありますよね。てか、オッサン、4連発からのもう1周ってすごすぎるw 2周目も毎回出したのだとしたら計8発。性豪すぎる……。
 ショタ視点で始まり、最後もショタで締める構成なので、下手すりゃ寝取られ的な話になってもおかしくないんですが、うさぎに対する適切な対処として描かれてるので明らかに寝取られとは違う何か。レイプ的な雰囲気があるけどそれも違う、という独特の不思議ワールドでしたね。この世界におけるあるべき形に収まった、というか。業者チンコで快楽堕ち、という感じでもないんだよなぁ。うさぎの中には素直に喜んで満足してる感のある子もいるので。


 終わり。ゼロスの感想も書き始めたんですが、始まるの遅いよなぁ、とビースト読みながら思いました。今月のビーストはマジ面白かったんだよなぁ。困った困った。
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