北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

COMIC快楽天 2020年8月号の感想

快楽天 2020年 8月号
快楽天 2020年 8月号

 300号記念ということで特別企画がたくさんあります。まず単純に分厚い。ツイッター見てたらあれやこれやと盛り上がってるので、浮かれ気分が伝わってきて紙版買っちゃいましたよ。komifloとか電子派の人も今号は紙版の購入アリかもですよ。付録たくさんあるし。
 快楽天作家名鑑。付録その1。有名作家の紹介と、全作家の初登場号のリスト。前者は作家によっては2-4枠ぶち抜きの人もいてヒエラルキーが読み取れますw
 せっかく買うなら店舗特典も欲しくなったので池袋のメロンブックスまで足を運んだんですが、コロナ以降初の池袋が快楽天とはなぁw
kitaku2kitaku.hatenablog.com

「カリユグ」YUG

 村田蓮爾ホムンクルス両先生によるW表紙なんですが、「カリユグ」もW仕様。紙版だと表表紙、裏表紙それぞれの裏に配置されてるのが面白いです。内容はそれぞれホムキャラを村田ポーズで、村田キャラをホムポーズで。それぞれミックスしたものになってて企画の妙を感じる。ナイスアイディア。

『汗と幼馴染と精液と…』しんや

 フルカラー6ページ。大学をサボってる幼馴染に誘惑される。ピンク髪、陰影、水の表現とかめちゃくちゃキレイで感動しました。見下ろすショットが多めなんですが、ピンク髪の頭頂部とかすごいリアルに感じられて良かったです。ピンク髪というものすごいフィクショナルな存在なのに実在感がある。(もちろんリアルにピンク髪の人いるのも分かりますが)

『Secret Garden』ホムンクルス

 去年あった3号連続ホム表紙の際の1人目。どこまで計画してたか分かりませんが、300号に向けたカウントダウンの意味もあったのかもしれませんね。
 お嬢様と庭師の息子。タイトルは2人の秘密の関係、その場所を示してると思います。体育館裏かな? に花が咲いてるラストショットが象徴的で美しかったですね。5年前と学生である現在の2つの時間軸があるんですが、5年前では庭がもうすぐ完成するということでヒロインが勇気を出して迫る。庭が2人の関係のタイムリミットにもなっててうまい。それが未遂に終わり、庭も完成し、2人が会うことはなくなったはずだったのが、現在学校で密かに交流を続けていて……と話が濃密。学校の片隅に2人だけの庭を見つけた、みたいな解釈も出来ますね。花が映るのは2人の人生の華やぎだけではなく、庭園感として必要だったんだと思います。
 エロパート。ゴムありで始めたものの射精寸前でゴムを外して挿入し、即射精。からのもう1回。ゴムはあくまでも「ゴムあるなら」と要の理性をぐらつかせるためのアイテムって感じですね。1発目は2人とも服を着てたけど、2回戦に場面が移ると2人とも全裸、というのも心理の移り変わりとして良い演出だったと思います。1回出しちゃったから吹っ切れたのでしょう。どんどん日常から切り離された関係になっていく、というグラデーションも本作の物語的に重要だったと思います。そんな関係を通じて、今まで主体的に動いてたのはヒロインの方だけど、ラストでは……となる結末も素晴らしかったです。テーマと物語とエロの内容、からのラストがとてもキレイ。

『君のご褒美が欲しくて』八尋ぽち

 『Secret Garden』に続いて学園のマドンナ、女王様、アイドル的なヒロインなんですが、本作の場合は彼女自身がそのことを強く自覚してるってのが大きな違いですね。1ページ目の自信たっぷりの立ち絵の時点で魅了されました。あれホント可愛い。
 我慢できたらご褒美という形式なんですが、最初のご褒美がおっぱい。ページをめくったらおっぱいアップがどーん!! と大迫力で最高だったんですが、これ制服の構造も込みで魅力的な場面になってますよね。そんな服の構造というがの前述した1ページ目の立ち絵でよく確認できる、というのがうまい。制服の可愛さを最初に印象的に描いておくことで、例のおっぱいのインパクトに繋がる。服がおっぱいを縁取る額縁みたいな機能になってますし、単純におっぱいの実在感がすごい。
 2つ目のご褒美はフェラで、これは左ページのラストに口のアップがあってこれまたすごい迫力だったんですが、今度はヒロインの方が我慢できずに挿入。てか、ホントにドアップのコマの魔力がやばいw
 そして、300号記念の特別企画として、ツイッターにて後日談漫画を掲載。ツイッターというのが良い。何せブログに埋め込めるw

 そんな後日談。本編読んだ状態だと「見たかったやつやん」と歓喜してしまいますね。本編ではヒロインの我慢の限界を描くために省略されたフェラが後日談で描かれる。これアフターストーリーという特別企画ありきで本編考えたんじゃない?? と思ってしまうくらいに自然。いや、後付けで「そういやフェラしてねぇや」と追加したのかもしれませんが、この企画に対して完璧な解答だったと思います。
 本編は校内ながら男だけ全裸というのが珍しかったんですが、後日談では自宅の中で彼も服を着てる。ここに2人の関係性の変化が現れてて良いですよね。彼の地位がちょっと向上したw
 後日談企画、全部で4作品なんですが、特殊な企画なので「どう戦うか」がそれぞれ違って面白いです。本編だと基本的には「最低限挿入はする」くらいのルールがあると思うんですが、この4ページ漫画だとそれもないので内容の幅が広い。

『鎖の園』えーすけ

 ダブルメガネでSM。最高ですね、はい。射精管理からの支配的な関係が徹底してるのが素晴らしく、ヒロインがクールでいながら時折見せる笑顔が眩しい。笑顔のコマだけ切り取って知らない人に見せたらジャンル誤解すると思いますw そのくらいヒロインの表情が素敵な作品だったんですが、挿入後、ヒロインが先生の顔を覆う展開がまた面白い。支配ということでプレイの一環なのは間違いないですが、それと同時に彼女が自分の顔を見られないようにする目的もありますよね。ナマで入れて先生がギリギリのところで耐える、というコマのヒロインの幸せそうな顔よ。2人とも狂ってるし、狂った関係性だけど、完璧な相性というのが感じられる。ハードではあるし、デレを見せたりはしないんだけど、確実に彼女は幸せ、というのが伝わってくる。
 中出しが当たり前に行われるエロ漫画の世界では中出しを我慢したってのが意外な展開だったんですが、それは先生の成果というよりは、それ込みで彼女の支配下にあった、と分かる直後の射精展開がすごい。肩を咬んで射精という1発目もすごかったんですが、それと同様に2人の主従を決定的に感じさせられる場面ですよね。中出し回避からの2発目はまさに射精管理という感じで圧巻でした。そっからさらに潮にまで続いていくのも最高だったし、そこで彼女が驚きながらも良い顔をするんだよなぁw

 こちらも後日談。アフターストーリーっつってるけど、貞操帯の説明をしてるので前日談ですよねw
 本編では挿入があるので助走扱いだった貞操帯を用いた支配というのがメインで描かれる。これまた良いアプローチですね。本編ではやりづらいニッチなテーマの掘り下げというか。自由を感じる。
 貞操帯でのお預けなんですが、彼女がそのために用いる嘘というのが秀逸。てか、あの演技はずるいわw 女王様キャラが崩れて1人の学生に戻ってしまう……と見せかけて。嘘ってのは本編の方でも使ってたので彼女の癖というか、手法の偏りが感じられるのも良いですね。まぁ、どっちもえげつない嘘なんですがw

『アヴェンジャー』Hamao

 前編。SF。なんだけど、SFチックな絵はそれほど出てこない。町並みがかなりSFでしたけど、最初だけですね。SFガジェットも一応出てくるけど、それほど派手じゃない。そして、出てくるのがサキュバスならぬサキュバ星人。要するにサキュバスをリアル寄りな世界で描きたかった、みたいな感じじゃないのかな。サキュバスものとしてありそうでなかったアプローチだったと思います。
 冒頭の場面とか誰が主人公か分かりにくいんですが、それがサプライズ展開に繋がるのが素晴らしいですね。マジ普通に騙されましたw
 それと、これはkomifloのコメント欄で指摘されてて「たしかに!!」と納得してしまったんですが、主人公は実はサキュバ星人とのハーフなのではないか説。冒頭の母親が犯されてる場面でサキュバ星人(たぶん)が “あいつの言った通り” と言うんですが、「あいつ=父親」なのではないかと。そしてタイトルが『アヴェンジャー』、復讐、仇討ちをする者的なニュアンスですかね。なので、後編で主人公がー?? という展開予想。コメント欄が優秀すぎるのでビビりました。というか、エロに夢中でそっち方面の頭が回ってなかったw ゆ、油断ならねぇ……。前後編であることを全力で楽しんでるというか、前編に後編を匂わせるようなネタを仕込んでたりしてホントすごい。まぁ、これで違ったら爆笑なんですがw(合ってると思います)

『石に枕し流れに漱ぐ』藤丸

 くちすすぐ。そんな読み方あったのか。勉強になる……。
 タイトルもそうだし、ゆっくりとしたオープニングからして情緒のある作品なのかと思ったら、徐々にノリが軽くなっていく。台無しでは全然なくて、むしろ助走で2人のキャラクターがしっかり描かれたこその良さ。都会での仕事で疲れ切ってエロどころじゃなかった彼が膝枕で心と体を癒やし、目の前の存在に気づく、というドラマパートからエロへの移行、グラデーションが丁寧なのでどっちの良さも感じる。疲れてると物事がすべて深刻に思えて気が滅入る、というのはリアルでもある話だと思います。膝枕によって精神的な癒しを得て救われる、というのは案外筋の通った話なんじゃないでしょうか。
 セックスを通じてため込んだ感情を爆発させ、最終的に結ばれる。エロをやりながらドラマもしっかり進行する。高校時代に告白できなかったヒロインの物語なんですが、そんな彼女がついに彼にハッキリと「言わせる」。まぁ、誘惑がすごいので彼女から告白してるようなもんでもあるんですが、それだけに彼の方が認めて2人が結ばれるというラストが最高にアガる。
 からのクソ雑後日談で笑った。エロ読切の特権ですね。「なんやかんやあって」で処理するのはずるいw

 さらに後日談がツイッターで4ページ。本編の方がクソ雑エンディングを迎えたせいだと思うんですが、こちらは完全にギャグ全振り。発端でもある膝枕についてなんですが、ギャグのテンションで描かれることでむしろ2人の結婚生活の幸せな感じがより伝わってきます。子供が無の表情してるのがまた笑える。
 アフターストーリー4作の中での特徴としては、挿入。ギャグやりすぎたから最後の最後にエロ漫画らしく挿入のコマを描いたんだと思いますが、意外と他の先生は挿入は描いてなかったという。ギャグ的なやりとりでカップルの幸せな日常を描きつつ、最後にエロショットを入れて締めるってのは翁賀先生のアフターストーリーとも通じますね。八尋先生、えーすけ先生は本編で省略された特殊プレイの掘り下げだったので大きく2種類に分類できるかな。

『ポチんちん3』かるま龍狼

 どうやら13年ぶりの続編らしい。「3」だから選んだのかな。
 常時ブリッジ状、ちんぽを頭にしてで行動する人体に見える何か「ちんぽ」をペットにする話。狂った絵面なんですが、たまに「たしかに犬に見えるかも……」となるのが秀逸。少女とポチの微笑ましい光景を描いてからの数年後、成長したポチの筋肉質な上半身(下半身)が不気味すぎるので再び爆笑。
 からのエロパートがまさかの母親なのも良かったですね。あおいとはピュアな関係をキープしたまま終わるのが独特のバランス。ラストページでちょっとだけあおいの乳首が見えて、ポチが寝込みを襲うホラー……かと思ったら超絶微笑ましいオチになって終わるのが最高でした。犬に脳内変換して読むとマジ可愛い。ある種の脳トレなのではw

『限界突破ライブラリー』ごさいじ

 おねショタ。図書館の優しい司書が実はサキュバス。凝った設定、特にファンタジー世界の図書館という舞台設定がとても魅力的でした。そこで頭脳は大人なショタが出てくるんですが、これがまた可愛くて最高。本を通じて大人への背伸び感を表現したのが素晴らしかったと思います。あと、衣装込みで可愛かったのでショタが脱ぎ切らないのも個人的にとても嬉しい。
 ヒロインの方から我慢できずに襲ってしまう話なんですが、そのためショタが常に受け。ヒロインの嘘についてギャグっぽいリアクションを見せるのも可愛いし、そこからエロに戻るので二度おいしい。受けに徹するショタだけど、たまにピュアな優しさを見せる。ショタが堕ちる話ではなかったのが意外だったし、その優しさを見せヒロインが再び発情、というエロが加速していく展開が素晴らしかったです。ショタの可愛さに悶えるヒロインというのはこのジャンルの魅力ですね。
 エピローグ。むくれてるショタが可愛いし、今後の関係についてショタの方から認めてくれるオチが最高。エロにハマってしまった側面もあると思いますが、彼女を助けたいという大義名分もあるので「仕方なく」なのがもじもじ感あって最高でした。ヒロインが反省しつつも再び魅力に当てられて暴走寸前、というオチで終わるのが良いですよね。今後の2人の日常を想像してしまうというか。

『初恋プールサイド』サバイバル刃

 ゼロスで掲載された『恋は短距離走』に通じる純愛路線って感じじゃないですかね。weekly掲載の鳥人も面白かったし、覚醒感ある。
 水泳部がメインテーマなんですが、序盤から「夜」が印象的。暗がりの倉庫の中ってのが2人だけの世界感あるし、そこから全裸のままプール(屋外)に移動しての本番ってのが熱い。2人だけの世界が徐々に広がっていく感じですね。2人の関係が進むに連れて空間が広く変化していく。徐々に自信を取り戻していく、みたいな心理の変化もあってそれが恋とエロというアクションとしてぶつけてるのが高揚感あるんですよね。序盤から少し暗い感じというか、悩んでるような雰囲気はあったんですが、それが終盤、2人が結ばれて彼の方から気持ちをぶつけ、そこで初めてヒロインの悩みがフラッシュバックとして差し込まれる。エロの邪魔はしない程度に小さい描写ながらエモを高める場面として非常に効果的だったと思います。

CANDY GIRLReco

 クラスの隣の子が授業中にオナニーをして、しかもそれを主人公に見せつけてる節がある。この開幕だったら絶対ヒロインは痴女とか変態だと思うじゃないですか。そこがまさかの天然とか不思議ちゃんなので面白い。イノセントな雰囲気がめちゃくちゃ可愛いし、それとエロとのギャップも最高。そこに少しほっとけない感じの心理も混ざりますね。主人公の “ちょっとこわいんだけど!!” というモノローグが新鮮だったんですが、「たしかにあの状況に置かれたらこう思うわな」と納得もあるw
 からのアピールが徐々に過激化していき、ついに対話。ここから一気に初々しくも微笑ましい関係性になるのがギャップで萌える。変態としか思えない開幕だったのにw ただ、いざ本番となったときに彼女の方からゴムをものすごく明るく取り出してくるのも彼女に振り回される感じとして良い。彼女の自由さに振り回されると同時にゴムがないから出来ないという言い訳を封じられるわけで、ここまで来ると学校でやることに対して疑問を持つ余地がなくなる。彼女に引きずられて主人公の冷静さがどんどん失われていく感じがリアルですよね。その理性がとろけてく感じはエロにもつれ込んでくドラマとして魅力的だと思います。

『ひとつの部屋で』桃月すず

 出張で後輩と同室。なんですが、その同室になるまでのドラマの蓄積がホントに良くて、2人の感情が高まったところでエロに突入という流れが最高でした。
 先輩は優しいけどやや弱気で自分のことをおじさんと卑下してる。一方ヒロインは彼に好意を持ちつつ素直になれない。割と王道ラブコメな序盤が既に魅力的なんですが、同室になる手前にある会食の場面でちょっとギョッとする。ここでの上司のセクハラが結構えげつないのでビビりました。その前が甘いのでちょっと寝取られ的な雰囲気も感じてしまうというか。ただ、そっからの同室で2人が接近し、我慢できずについに結ばれるんですが、本作のエロパート、びっくりするくらい胸を触り続けるんですよね。おっぱい星人なのかもしれませんが、重要なのは先ほどのセクハラの場面。あそこで専務が胸を触ってきたからこそ、それを上書きするかのように徹底的に胸だったんじゃないですかね。2人のエロにおける初手はキスからの胸なんですが、どちらもヒロインの方から。執拗なまでのおっぱい責めがヒロインにとっての救済みたいなドラマ性も帯びるのが最高でした。ここらへんホントに優しい。終盤の “見ててくれたぁ” もそうですが、ヒロインが救われるというか、報われるみたいなドラマの盛り上がりになってて、それがエロの盛り上がりと合致することで相乗効果。
 あと個人的に好きな場面が、2人が同室になってキスしそうになって「しないんかい!」からのやっぱする所なんですが、ここでもヒロインの胸が強調されるショットが印象的。とにかくヒロインの胸がコマの枠を飛び越えまくるw 心理描写が良くて、ドラマも感動的なんだけど、それと同時に「とにかくおっぱい!」というフェティッシュな作品になってるのが面白かったです。矛盾しそうなもんなんですが、見事に混ざり合ってますね。

『夏霞』雲呑めお

 交換留学で姉の代わりにイギリスからやってきたシーラ。ブロンド美人ってのもそうですが、文化圏の違いを感じる奔放さが魅力。距離の詰め方が大胆でドキッとするし、と思ったら性的にも奔放だったりするので「家にいない間に何やってるんだ」的な妄想が掻き立てられる。そんなシーラに心を奪われてしまった象徴として洋モノでオナニーするのが最高でした。それを見られることで心の中までも覗かれてしまったような感覚ありますね。あそこで2人の関係性、優劣が完全に決定づけられて、勝ち目がまったくない感じが良い。エロパートに入ってからも手も足も出ないんだけど、彼女からは気に入られて、という主従とまでは言わないが……という関係性がホント魅力的。乱暴に見えて優しくリードしてくれる感じとか「ホレてまうやろ」感がすごいw 序盤では彼女のこと “ああいうのが「ビッチ」ってやつなのか…!” とか言ってたんですけどね、それが最後にはすっかり夢中ですよ。分かる……。

異世界はこう抜く』F4U

 第17回。メデューサの首。メデューサではないし、見られると石化的な話でもないのが意外。いや、対面が無理だからこそのテレフォンセックスなのだが。テレフォンセックスってのは外出自粛という時代に即したテーマだと思うし、ヘビは耳がないので全身を使って音を関知するみたいな部分はちょっとASMRブームも連想する……のは勝手すぎる解釈かもしれないw
 まくら嬢と客の2人きりの電話線を介した2人だけの世界なんだけど、同時にまくら嬢のすぐ隣にボーイくんがいて実況してる、という不思議な状況がいつものことながら良いですよね。てか、テレフォンセックスしてる現場に別の人がいるってとんでもない状況w

『放課後でびでび』Chickelll

 チキンと読む。難しい。少年漫画的なギャグ&バトルな雰囲気もあるんですが、バトルを発端にエロに突入していくのが良い。ジャンルの垣根を飛び越える瞬間ってそれだけで魅力的です。
 中二病の主人公が何の裏もなくただ超強かった、というのは笑いました。いや、彼の言い分は最初から一貫していて何も間違ってないんですがw 彼の中二的な振る舞いが最後まで1ミリもブレることなくバトルもエロも制していくのが痛快。主人公もヒロインも衣装チェンジするのが個人的に嬉しいポイントなんですが、主人公の方は中二衣装を奪われて普通の学生服になる一方で、ヒロインの方は学生服を剥がされて悪魔の姿になる。まともな格好してる方の勝ちというのが面白いですね。主人公は中二衣装は間抜けな印象もあったので、それがなくなることで彼の印象が「普通にすごいじゃん」と徐々に変わっていく。
 ヒロインの悪魔モード可愛かったんですが、それと同じくらい学生モードも好きなので最後に半裸の状態で戻ったのが嬉しかったです。髪留めがしっかり悪魔らしいのが良いですよね。ああいうワンポイント好き。
 学園を舞台にしたファンタジー設定なんですが、それがちゃんとエロにも反映されるのが良かったです。透明化羞恥プレイ最高でした。ヒロインの “こんなことで使ったの!?” も含めてすげぇ良い場面。エロかつ面白い。

ハジメテノ…』健やか牛乳

 彼女が初めてを迎えるために奮闘する話。最初から常にヒロインの行動原理は1つなのがシンプルで良いし、読み返すと彼女が仕掛けたあの手この手の努力が微笑ましいと同時に愛おしくなる。今号だと『CANDY GIRL』がヒロインが好意を伝えるために奮闘するもその方法が間違ってる話だったんですが、それと同系列になるのかな。それの恋人版であり、もうちょっとリアル版。感情の起伏が激しく奮闘する彼女の姿がマジ可愛いんですが、男女逆転して彼氏側が「今夜こそは」といろいろ作戦を練る話でも成立するじゃないですか。なので「こんな子に愛されてぇ」も読めるし、何なら彼女側に感情移入するというか、「似たようなことしたことあるw」な人がいてもおかしくないのかなと思います。あそこまで可愛いかは別としてw
 彼女が頑張る話なので彼氏の方は基本的には受け入れるだけなんですが、要所要所でそれだけじゃない部分もあるのが素敵。分かりやすいのだと彼が覚悟を決める場面、彼の方からキスすることで2人が双方向の関係になって感動的。さらに、 “暗くしてくれたから…” “勇気でる…かも…” と彼女の頑張りに気づいてあげて、そのことを評価する。細かいセリフに過ぎないんですが、このバランスがすごい優しくて良かったです。「バカだな」と照れ隠しに笑うのではなく、彼女の頑張りをしっかり肯定してあげる。
 エロパート、彼がキスの次にやることがAVで観たおっぱい責めの再現ってのも良いですよね。おっぱいの描写とかより迫力たっぷりに描かれてるのでエロ描写の盛り上がりとして素晴らしかったです。

『300あにばックス』Beなんとか

 300回目のH記念。300号ネタをしっかり入れてくるのが最高。思い返せば、Beなんとか先生、コンビニ撤退のときにもそのことをネタにしてたんですよね。時代の節目に対応するフットワークの軽さ好き。
 300回目なので盛り上がるという話だけではなく、過去の記念日の様子も回想で見せてくれるのが嬉しい。300記念となると振り返りたくなる、というのが快楽天の今号がまさに同じことやってますねw 最初の初々しい感じも魅力的だし、旅館での二泊三日も最高で「それだけで1本いけるやん」と思ってしまうくらいんですが、その贅沢さこそが本作の強さでしょう。さらに、それらの思い出を踏まえ、エロ的にレベルアップして、仲の良さもさらに増した状態での今!! という盛り上がりが熱い。コスプレってのは200回記念の浴衣の延長線上にあるアイディアってのも2人の歴史が感じられて良かったです。衣装を変えるのが効果的だったから今度はその方向でもっと過激に、と発想のプロセスが想像できるというか。そして、変態的なコスプレの中にあったアナルネタを400回目に向けたフリにするラストも秀逸だったと思います。400回目が楽しみなんだけど、それに近づくためにはもっとセックスしよう、と加速度的にエロが盛り上がるシステムが秀逸w

大自然部へようこそ!』いちまつ

 大学に入り、自分を変えるために怪しい部活に入る話。アットホームとか仲良しを打ち出してると職場だろうがサークルだろうがめちゃくちゃ怪しいw その怪しさを分かった上で意地悪に描いてる感じがうまい。メタ的というか批評的、ツッコミ的な視点があることでサークルの胡散臭いワイワイ感がすごいリアルに感じられる。
 からのオチ。ここでも就活のときの「サークル活動がんばりました」アピールの胡散臭さをネタにしてるのがマジ最高。あの体育会系とも通じるようなノリってのがどこの世界でも存在するってのはホントその通りだと思いますw さっきも書いたけど「アットホームな職場です」とかよくあるやつや……。
 エロとしては怪しいサークルに騙されて手込めにされる感じなんですが、スパイスとしている女友達の子が良かったです。メガネでおさげで地味な感じなんですが、主人公と同じ悩みを抱えた存在ですよね。何なら主人公よりもヒエラルキーが下の存在かもしれない、みたいなバランス。そんな友達が堕ちていくことによって主人公もサークルの雰囲気に飲まれていく、という流れがすごいリアルでした。単にチンコで快楽堕ちにされる、だけではない説得力。ギャグ的でもあるので、サークルの雰囲気が白々しくなってもおかしくないんですが、そうならないバランスが秀逸でした。

『ダンコンエボリューション』肋骨

 短小改善。早漏もですね。あと、ぽっちゃり体型だったのが細マッチョになってたりして成果がすごい。てか、早漏だけじゃなくサイズも変えられるって普通に需要ありそうな気がするw
 自分磨きであり、成長物語として正統派なんですが、同時にヒロインと二人三脚で努力してきたという蓄積もあるので、そっちの意味でちょっと感動もある。エロいことして寸止めみたいな訓練だけじゃなく、普通の筋トレとかもあるんですが、それを一緒にやってくれてるのが大事だと思います。好きになっちゃうのもあるし、一緒に頑張ってきたからこそ彼女の期待に応えたいという感情のドラマ。その感情の高まりをラストのセックスで爆発させる。さらに、セックスが2段階あって、卒業試験としてと、それをクリアしたご褒美としてのラスト。チンコ大きくなったり自信を取り戻したのでそれだけでゴール感もあるんですが、その先にトレーニングとしてのセックスがあり、さらに先にその体裁を捨てたシンプルなセックスがある。ヒロインが先生としての立場を失いつつある状態でのセックスで今までにないほど表情が崩れていく、というのが「女性を気持ちよくさせることができる」という感動だったと思います。
 感動みたいな達成感があっただけに、最後の写真オチも笑いました。たしかに新規オープンだったらこういうオファーがあってもおかしくないですよね。ビフォーアフターとしてもめちゃくちゃ良いサンプルですしw 主人公の劇的な成長を彼自身は心理的に達成感を感じてるけど、ヒロインとしては自分(スクール)の成果として認識してるのでそのズレがおかしい。ライザップ風のビフォーアフター映像撮ってほしいw

『拠り所』ボボボ

 家に居場所のないヒロインが悪いおじさんに酷いことされる……んだけど、それだけではないのが面白い。諸悪の根元は強権的な父親なんですが、ただのクズと思われたおじさんってのはその主人公の父親の弟。主人公と同じくアイツの「優秀であれ」という圧の被害者であり、はみ出し者。おじさんに捕まっちゃう話は割とよくあると思うんですが、この「父親の弟」という部分を強調したのがめちゃくちゃ面白かったです。親族関係の地獄感。
 そんなおじさんが同じ被害者で唯一の理解者……と安易な良い話に落ち着かない。同じ立場同士気持ちを通わせていくような甘い話では全然ない。おじさんは兄への腹いせとしてその娘を犯しているだけ。このクズさ加減が絶妙でしたねぇ。クズだけど、彼も可哀想な存在。だからといって良い人に思えるかと言ったらそんなことはなくて、やっぱりクズ。このどっちでもなくて、どっちでもあるバランスがすごく良い。
 そんな2人が(劇中では)初めてキスするのが、2人が「クズ」というキーワードで繋がる瞬間なんですよね。「おじさんはクズ」という共通認識で結ばれる。愛ではないんだけど、何とも言えない強い繋がりを感じます。
 ラストからのエピローグの余韻がまた最高。まず、エロパートの最後におじさんが言う “オレだってなぁっ…!” がマジ切ない。クズなんだけど同情してしまう。というか感情移入にも近いものがあるというか。からのエピローグで互いに虚無の表情で静かに別れていく、というのが何とも言えなくて良いエンディング。これで2人の関係が終わるんだとしたらハッピーエンドとも言えるけど、そんな単純な話なわけないんだよなぁ。

『DREAMの星』ヨイコノtt

 VR風俗、シリーズ3作目。今度は客が女性化。前作が店外での話がメインだったんですが、本作は徹底的に店内。VR純度の高い話になってて本シリーズの設定を堪能してる感ある。バ美肉は設定の掘り下げとして最高でした。正統派というか。
 前作もそうだったんですが、ものすごいギャグ的にインパクトのある開幕なのにラストにはなぜか感動、となってしまうからマジすごい。たかだか20ページちょいなんですが、あそこからよく感動に着地できるよなぁ。振り幅がホントすごい。前作の「ハメ太郎」も衝撃でしたが、本作はシリーズの設定的に最悪とも言える「嬢が客を拒絶する」というスタートなので普通に考えたらもう無理じゃないですか。てか、逃げ出されたのに再指名するつよぴのメンタルどうなってんだよw
 ギャグ的な地獄からの感動のラスト。この対比として、つよぴを100%受け入れることの象徴として、ラストにVRを外した状態でキスをしたのが本当に素晴らしい。冒頭の「おっさん気持ち悪いよ!!」となる場面ではVRゴーグルの関係上、クチが強調されるんですよね。つよぴのキモさはクチにある。そこからのキスですよ。マジ感動でしょ。キスして終わり、とか変な話ベタな手法なんですが、この前フリが見事ですよね。前フリだとまったく気づけませんもんw
 客との絆を深めてく過程も感動的。単純に百合的な良さ(絵面としてはw)があるんですが、客を拒絶してしまった嬢の成長物語という側面もありますよね。この心理の変化、2人の関係性の変化ってのがめちゃくちゃ良かったし、だからこそそこから一歩踏み込んでエロに行ったときに破壊力がヤバい。前作もそうでしたが、一線を越える瞬間のヒロインからの誘い、という場面がマジめちゃくちゃエロいです。本作はそこにVR内の映像とリアルでの映像が交錯する演出があって、それが彼女の心理表現としてめちゃくちゃ良かったです。

『ゆるぐだモラトリアム』翁賀馬乃助

 こないだ単行本読んだから感じるってのもあるんですが、翁賀作品のヒロインはバリエーションが豊富。毎回違ったタイプのキャラが出てくるので驚きます。前作『元カノ失格』からの本作とか振り幅ありすぎてホントすごい。前作は化粧したまま寝落ちしてしまった朝という開幕と認識してるんですが(漫画における化粧ってよく分からないけど)、本作は真逆でかなりすっぴんに近いですよね。タイトルからしてそうですが、カップルの何てことない1日の様子を描く。ドラマとか事件性は一切ないんですが、逆に言うと今まで積み重ねてきた関係性がしっかり描かれていて、それが劇中の “…やっぱりコイツあたしの扱いうまくなってるわ” に象徴される。そのうまくなってる証拠がブツとして届くところで始まり、その正体が明らかになって作品が終わる、という構成もうますぎ。エロパートは湿度多め、汗多めなんですが、それすらもラストに回収されるオチが秀逸。2回戦突入の前に “アイス食べたい…” とヒロインに言わせてるのも細かいフリですね。セックスの責め方をよく知ってる、という内容だと前作のテーマとも関わるんですが、本作だとそのさらに先、エロ以外の部分における扱いのうまさも感じられる。
 エロの始まり方の関係上、ヒロインのバックショットが多いんですが、紙の結い方がマジ可愛い。気合いの入った髪型ではなく、楽さ優先という感じなんですが、後ろから見ても可愛いし、横から見る本作の決めショットでもめちゃくちゃ映える。背中を向けてたヒロインが徐々に正面を向いていく、という変遷が本作の物語そのものなんですが、それだけに正面じゃない向きの魅力が光る。

 からの後日談。翁賀先生、単行本で全作の後日談描いてて感動したんですが、まさかこういう企画でまた読めるとは。
 今回の後日談企画4作の中だと最もエロ少なめなんですが、まぁ作品がカップルの日常を描いたものなので納得ですね。キャラの掘り下げというか、2人のバカップル感が強調されてて可愛かったです。特に彼氏の方のバカっぷりがより強くなってるのが印象的でした。まぁ、本編でも床オナのくだりとか充分インパクトあったんですが(良い子のみんなは床オナ気をつけてねw)。

『主従ストロール』小中えみ

 『激白ワンダフル』の続編。前作は彼女にSM的に責められたいと打ち明ける話だったんですが、本作を読んでから前作を読むとプレイ内容があまりにソフトで逆に驚くと思います。ヒロインの成長度合いがハンパないw まぁ、その片鱗は感じられたので満を持しての本作という感じですね。ヤバそうな予感はしてたけど、思ってたよりもヤバかったw
 前作は夏生くんが性癖を激白することで始まる物語だったんですが、本作は性癖がバレるところから始まる。夏生くんの秘密がキッカケになってるのが共通項なんですが、その過程が対照的で、その変化こそが2作品の違いを象徴してる。2作ともにカップルの状態で始まるんですが、2人の関係性は大きく違いますよね。
 ということでアナル。ここでも300号ネタがあるんですが、ここでの誤解はマジ笑いました。たしかにアナルのことを勉強しようと思うと、そっちの世界にある程度近づくのは不可避なのかもしれませんねw 女性のアナルだとまた違うんでしょうが。
 そんな誤解が笑えるんですが、ギャグと同時にヒロインを怒らせてしまうという意味も大きい。ただでさえSの才能が豊かな彼女に怒りとアナルという要素が加わることによって、彼女が完全に覚醒するw 結論として2人が仲の良いカップルなのは疑いませんが、怒ることで「今日の彼女はヤバい」とハラハラもするし、それがSM的にはワクワクでもある。
 夏生くんは犬っぽいのでアナルといったらシッポだと思ってたんですが、そうではなくマーキングが出てきたのでビビりました。私としてはSの気はそれほどないはずなんですが、マーキングの場面はちょっと「分かるかもしれない……」という迫力ありましたw 要するに放尿なんですが、面白いことに彼女も放尿するんですよね。彼女も同じ変態行為をするんだけど2人が対等になるのではなく、2人の主従をハッキリさせる行為としての放尿。
 前作は夏生くんの視点でヒロインは他者。何考えてるか分からないところがあってそこが魅力だったんですが、本作は逆でヒロイン視点。歪んだ愛情がリアルで良かったんですが、夏生くんが他者として描かれるのも印象的。心の声が描かれなくなるだけでなく、 “犬は言葉を話さないよぉ” 。完全に言葉を失うw それもあって夏生くんを愛でるみたいな味わいが前作以上に増したと思います。いや、前作の時点で可愛かったんですが。

『先輩いいんですか?』藍夜

 憧れの先輩(彼氏持ち)に誘惑される。主人公が彼女持ちで浮気するわけではないので、インモラルな味わいは下がるんですが、その分主人公の葛藤にマシマシ。願ってもない話なんだけど、いけないことなのは分かってるし、どうやらヒロインは彼氏への腹いせとしてやってるらしいので愛もない。さらには憧れの先輩の黒い面がどんどん明らかになっていき幻滅してもおかしくないんだけど、彼女のことが好きなのは確かだし、目の前に全裸の彼女がいると思うとどうしても……と理性が徐々に消滅していく。『先輩いいんですか?』ってタイトルだけ見たら明るそうな印象なんですが、実際は主人公が完落ちした証拠になっってるのが最高ですねw
 そんな主人公の心理の変化が主軸だと思うんですが、それがしっかりエロパートにも反映されてるから素晴らしい。最初は完全にヒロイン主導で、ヒロインだけ全裸。そのままセックスに発展するも、この段階ではまだ正常位。そして一発出してヒロインも大満足……と思ったらゴロッとひっくり返してバックで2回戦突入。ここでヒロインが驚く描写が入って主従の逆転みたいな印象すらありますよね。実際はそれすらも受け入れるヒロインの包容力であり、底知れなさなんですが。

『紳士遊戯倶楽部』昼寝

 被虐趣味のヒロインがある倶楽部に入る。扉のページから男たちが持ってるカメラが映るんですが、それとオチの衝撃で本作の構造そのものに仕掛けがあると分かる。フェードアウト形式で作品が終わるのは割とベタだと思いますが、それの亜種として面白い演出だったと思います。まだまだエロいことは続くし、何なら今までのと比較じゃないほどエロいことになる。
 ということで本作そのものが映像作品であったというオチ。インタビューの途中にヒロインの過去の写真が差し込まれるんですが、それも漫画としての演出ではなく、映像作品としてそう編集した、という形。うまいなぁ。言われてみればそれ自体は定番の手法ですね。
 てか、POV的な手法と、現在と過去が交錯する演出となると、weekly快楽天でやってた『いっぱい遊ぼ!』を思い出します。あれに比べたら本作の演出は大人しいんですが、その分漫画作品としての強度が高まってる。
 weekly快楽天でいうと、エロマンガアカデミー(インタビュー企画)で昼寝先生、 “僕はAVの前半とか早送りしちゃうし” と退屈しない導入部分を意識してると語ってたんですよね。AVの前半といったらインタビューが定番だと思うんですが、本作はインタビューと同時にエロいことが行われてるので「昼寝先生ブレてねぇ!!」と合点がいきました。変則的な構造、演出が目立つんですが、作者の中でのある種の一貫性のようなものが感じられてすごい面白かったです。

『青春リビドー山』位置原光Z

 第19回「プレゼント・フォー・ユー」。怪しげなカップルが首輪を買いに行く話。今号でいうと『主従ストロール』を連想するんですが、それとは逆で男性の支配的な感じが魅力……じゃなかったw 「そっちかーい!」とすべてがひっくり返るオチでマジ笑いました。これは即もっかい読み返したくなるw(そしてまた笑う) どれも言い分として正しいのがフリとしてうまいですね。
 オチの衝撃ありきの作品に思えるけど、エロは日常との乖離、変貌が魅力とする人も多いと思うので、案外こういうSMカップルがいてもおかしくないのかも……とか思いました。下克上されたいという願望もあり得ますし。

「読者コーナー」

 300号記念で扉がきい先生による快楽天ちゃん。本物ですね。なんてポーズをさせてるんだ……と震えました。絵がうまい(バカみたいな感想)。


 終わり。とにかく長かったです。ゼロスと同量……と思ったら数日後にゼロスが発売されましたw さらに倍してドン。
 300号で特別企画が多かったんですが、ツイッターでの後日談はホント面白かったです。後日談好きなんだなぁ、と気づかされました。何なら本編を4ページ減らしていいから後日談を描いてくれ、とか思ってしまうレベル。本末転倒かもしれない。
forms.gle

 まとめ代わりにアンケート。面白かった作品3つとしては、『鎖の園』『アヴェンジャー』『ひとつの部屋で』になるかな。良い感じに方向性の違う3作品になったのではないでしょうか(自己満足)。
kitaku2kitaku.hatenablog.com