北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2024 No.19の感想

 他誌の広告ページで今月のweeklyの掲載情報が出た頃にweeklyは残り2週になることが多いんですが、そうなると今週誰々が載ったので来週は必然的に……と予測が立てられて楽しいです。毎月weeklyの後半戦で密かに楽しんでます。来週の作家は楽しみじゃな……みたいな。
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「表紙」日向あお助

 初週に本編が読めるパターン。本編でもあったアイドルのステージ衣装ですが、カラーだとかなり印象が変わる……というか厳密には色のデザインが違うのかも。白黒本編だと白一色だと映えないけど、カラーだと同じ白でも生地が違うみたいな機微が描けるのでカラーだけど逆に白のみ、とか。どっちも可愛いです。担当カラーはリボンとベルトの差し色でのみ示すのも良いっすね。おそらく他の2人は髪色も担当の色になってるのかもしれないけど、黒髪クソデカ三つ編みに水色リボンが最高。

『上手にぴゅっぴゅ♡できるかな?』日向あお助

 3人組アイドルグループの水色担当とポンコツマネージャー。アイドルグループの中の1人という設定が良い! 別に単体でヒロイン張っても全然成立するくらい可愛いんですが、トリオの中の1人、それもセンターではなく、大柄でおっとりの癒し系担当みたいなサブ的なポジションにいるのが「属性」というのを強く意識させてくれる。残りの2人がしっかりキャラ立ってるので3人の日常にも興味を引かれるし、エロ漫画だとどうしても「残り2人でもエロを……」みたいな欲が出てしまうんですが、そういう欲は抜きにしても本作単体として、みずきの魅力が際立つ作品になってたと思います。
 気が強そうなピンク担当(おそらく常にセンター)と、マイペースでダウナーな黄色担当の2人も魅力的なんですが、その魅力が爆発するのはエピローグというか大オチみたいな最後の1コマ。いきなり最後の感想書くのもアレですが、目撃してしまった2人に「あっ そういうリアクションになるんだ」という意外性があって良いですよね。特にピンク担当の子は、ダメダメなマネージャーにキレてるのか、もしくは彼のことをツンデレ的に好きだったので手を出されたことにキレたのか……とか(勝手な)妄想が広がってしまう。エロとしてはサシで独立した魅力がある作品だったと思いますが、3人(てか4人)セットであることに意味のある作品でもあったと改めて感じる。
 メインの2人。マネージャーがポンコツで可愛いタイプだが、その魅力が刺さりまくってる水色担当。優しく受け止めてくれそうなタイプなのに、実際にはガンガン攻めて我を通すことになるのが良い。そんなヒロインの強引な押しに簡単に理性がグラついてしまうマネージャーの姿に再び興奮。彼女の好意と興奮は勝手すぎるが、それ故に加速度的に盛り上がっていってしまう感じがあって、マネージャー側からしてたら「もう詰んでる」感。困ったり弱った表情を見せるマネージャーに興奮するから優しいようで全然話聞いてくれてない感じもあって最高なんですよね。優しい体裁は整ってるのに……というヒロインの言動と、何と言っても表情が最高。彼女の本音と欲望が顔に漏れ出ちゃう感じが全編通じて見応えありました。
 優しいようで一方的なんですが、それは同時に相手を子供扱いしてるようなものでもあるので、挿入後にはマネージャーが反撃。攻守逆転で、マネージャーに軽くキレ入ってるのが面白かったです。日頃の鬱憤も多少は混じってそうw とはいえ、根が良い人、かつ気弱なので逆転したとしても別に暴力的になるわけではない、というバランスも良い。結局はヒロインを大満足させるだけでした、という感じ。
 バレというオチがついて終わるんですが、今後の4人の日常がやはり気になりますね……。てか、よく考えたら、先帰ってていいと言われても心配して戻ってきてくれる2人が優しくて泣けますね。しかしその優しさが裏切られるw

『単位ください♡』めんぼー

 地雷系の子が単位の相談に行く。信頼と実績の地雷系ヒロイン。ファッションだけでも成立しそうな気もしたんですが、ヒロインのだらしない感じ、酒に溺れて単位落としそうになってる感じが結構ガチで好き。何のとは言いませんが1年という設定も効いてる。そして、初めて見たときちょっとギョッとしてしまったんですが、手首に痕がしっかりあるのですね……。軽い雰囲気の作品だったのにでここらへんはガチなので作者の本気を感じる。いや、ガチの子じゃなかったら首絞めプレイで「それはやりすぎだろ」とバランス崩れちゃってたのかな。ヒロインに誘われたとはいえ。あの子はガチなのであのくらいはセーフ(余裕でアウトだよ)、という不思議なバランスが成立してしまう感じがある。
 地雷系の子の、上に一枚羽織って何とか大学でも成立してるような格好にしてる感じもリアルに感じられて好きでした。少しずつはだけることになるんですが、その度に彼女の表情が変わるような印象になってて魅力的。あと、個人的にめっちゃ良かったのは、椅子に座った先生に対してしゃがんでフェラするバックショット。あの底が厚すぎるブーツと小さく縮こまったヒロインの姿が素晴らしく可愛かったです。チンコもヒロインの顔も映らないんだけど、大ゴマになってて、間違いなく本作の決めショットの一つだったように思います。
 攻守逆転とか、セックス中にかなり展開の多い作品だったと思うんですが、それがすべてソファーの上で完結してるのも地味に好きなポイント。あの狭い一直線上でいろんな体位や逆転が行われてるのが良い。2周目以降に冷静になって読むと、結構左右の向きで嘘ついてる(省略してる)部分もあるんですが、初読時はまったく気づかなかったので漫画としてのノリ、勢いとしてはむしろ正解だったってことなんでしょうね。良い意味で漫画の嘘を感じられる。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #42「盗賊キツネはあきらめない②」。続くのか! マジで驚いてしまった。ファンタジー世界でいろいろ突飛なこと出来そうなので楽しい&楽しみなシリーズ。
 ということで、今回も順調に罠にハマる。ただ、罠にかかった獲物を回収に来る、みたいな展開はないので前回ほど「可哀想」ではないのかな。スライムくんも普通に可愛かったのも大きい。可愛い顔したままエグい責めをするし、あの顔のままヒロインの中に入っていくのでマジ容赦ないんですがw
 エロとは別に地味にファンタジー設定として好きだったのは檻の中に閉じこめられたヒロインに対して、スライムがその軟体性を活かして檻の隙間から入ってくる場面。スライムには檻が通じない、というのが地味に好き。あの罠の設置者とスライムにどこまで関係があるかは分からないんですが、スライム自体は罠のことを何も知らないで本能の赴くままに好き勝手してる感じがあって良い。


 終わり。2本目の作品で5千字のレポートという課題が出てきましたが、今回のこの記事が大体2.5千字。快楽天本誌の記事では1万字越えるのがザラなんだよな……何やってんだろ……と一瞬思ってしまいました。
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