北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2023 No.05の感想

 1年のうちの1割が霧散してしまった……。
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『ジャストふぃっと!!』柚十扇

 後編。ここからエロパート、という区切りですね。
 元気いっぱいのギャルという雰囲気もあるけど、同時に無垢だったりしおらしい一面も持ち合わせてるのが本作ヒロインの魅力。矛盾に思えるけど、そんなことなく飲み込めるのは物語の強さですね。
 そんなキャラクターはさておき気になってしまうのが巨乳なんですが、当然のようにパイズリからスタート。ここでは会話や対話がなく、挿入を経て次第に2人が通じ合っていき、最終的にはハグに着地、という展開が最高。ドラマ的な盛り上がりでもあり、それが圧倒的なエロでもって描かれる。たしかに正常位のままハグするのめちゃくちゃにエモい&エロい。ハグが腕だけじゃなくて脚でも、というのが予想外で最高でした。
 ヒロインの行動原理は常に相手のために、というフリーハグの精神なんだけど、最初の挿入時、ヒロインがそんなことを考えてると相手が痛くないかの確認をしてきて、 “よかった” となる展開が秀逸。ヒロインも相手のことを考えてたけど、そのときまさに相手も同じだった、という優しさの双方向性。
 からの主人公に対する好意の理由(の一つ)がかつて飼ってた犬に似てると明らかになるのは笑った。たしかに、前編で少ない出番ながらめちゃくちゃ可愛かったけども、あれに意味があったとはw 大型犬へのハグ欲が猛烈に湧き上がってしまった……。

『エロッチぃ日常』エロッチ

 #26「記憶のいろは」。大学の期末試験前の同棲カップル。私はこんな状況に陥ったことがないので考えたことなかったけど、たしかにこういうカップル絶対いるよね。大学生で同棲してるとか全然いてもおかしくない。勉強とか絶対無理だと思うけど、どうやってるんだ……。
 ということで、勉強してると机の下から邪魔される。理性では勉強を優先しなきゃいけないと分かっているのに彼女の誘惑に溺れてしまう、という堕落感が良い。ペンを落としてしまい、その空いた手で彼女の頭を……という主人公の陥落を表現したのも秀逸。
 からのヒロインのしょうもないダジャレオチには笑ってしまった。彼氏が軽くツッコミを入れて終わるのも2人の仲の良さが出てて微笑ましかったです。

エロマンガアカデミー」

 32時限目、シャモナベ先生による「キャラクターと舞台設定」。この企画もう3週連続なんですが、まさか毎週やることになったのかしら。このコーナー好きなので個人的には全然嬉しいですが。あと、人選が良いというか、私の好みと合うんだよなぁ。突然のシャモナベ先生も朗報でした。
 舞台設定とキャラクター設定が不可分という話。前回、キャラクターの内面が先に決まってそこから衣装を考える、みたいな話が出てきましたが、今回はそのキャラクターの内面の前の話。短い読切作品でどう情報を詰め込むか、詰め込んだ情報をどうスマートに処理するか、という話にも関わってきそう。読みやすいけど味わいは濃い、良いエロ漫画の特徴だと思います。『鈍色ときどき雨のちのち』の序盤とかマジで最高でしたよね。説明的じゃないけど物語に必要な情報は伝わってきて、そのドラマの盛り上がりがエロに結実する。


 終わり。快楽天本誌の感想はもうすぐ。次のweekly感想よりは先に終わるはずです。あと5本。
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