北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 Vol.33の感想

 もう1日、日曜日をください……(そしたらジャンプ前に快楽天感想終わると思う)
kitaku2kitaku.hatenablog.com

「表紙」いつつせ

 3週目。やはり2020年に入ってからは3号やって交代、という形になるんですかね。
 てか、この表紙イラストの漫画が掲載されないまま3週目を迎えてしまったのがショックなんだぜ。すごい好き……

『豚鬼の獄』tes_mel

 第2話。後編ですね。いよいよラスボスオークのターン。
 お、オシャレ演出ぅ~!! と驚いたのが最初の目隠し。3ページしか目隠ししないので最初からなくてもいいんですが、大事なのは3ページ目。ボスオークが目隠しを半分だけずらす場面だと思います。過去に捕まえ調教した際は、それでも女騎士が折れた剣(象徴的なアイテム)でオークの左目を斬り逃亡。そして今回オークが目隠しをずらす場面ではヒロインの左目だけ露出するようにずらすんですよね。左目を奪われたオークが今度はヒロインに対して左目を与える。2人の表裏一体の関係性として非常に優れた場面だったと思います。
 とにかくこの2人の関係が濃すぎるので、そこが見所ですね。陵辱パートとしては魔法を使って堕とすのでどうやったって勝ち目はない。むしろただの陵辱ではなく、ボスオークにとっての歪んだ愛情表現だったのではないか……という部分にフォーカスしていく。このね、嫌いすぎて大好きという関係性がめちゃくちゃ良かったです。ルパンと銭形、トムとジェリーみたいな良さがありました。それが端的に語られるのがラスト、モブオークが “今もお楽しみなのかねぇ あれじゃ奴隷っていうよりむしろ…” と直接は言わないが、奴隷ではない何かであることは明言して終わる。この「あとは察して」というバランスも良かったです。快楽堕ちだから相思相愛と言ってしまうのは正確ではないと思いますが、オーク側に愛情があるのは間違いない、という不思議なバランスの作品でしたね。「定番のオークと女騎士」みたいな態度で読んでると「まさかのイチャラブ!?」と驚かされると思います(驚きましたw)。

『おしりCongrats!』三左わさび

 第2話。後編かと思ったら違ったぜ……。いや、1話で時系列が「2週間前」に飛んで、今回が「1週間後」なのでまだなのは分かってたんだけど、プレイ内容がもうこれ以上ないくらいハッピーエンドだったじゃないですか。「2週間前」は私の記憶違いだったのかな? これ以上盛り上がりようがないよね? とか思ってたら「2週間前」で合ってた……。まさかのミステリー形式の引っ張り。 “今日僕たちははじめて” とあるので、もう残るはアナルではないセックスだと思うんですが、今後の1週間でどうそこまで繋がっていくのか……。
 今書いてて気づきましたけど、第1話が「2週間前」で、第2話がその「1週間後」。そして残り1週間は次回なんじゃないでしょうか。つまり次回で完結。予想ですが。これは週刊連載を意識した数値設定なんでしょうね。配信すぐに読むような読者は彼らと同じ時の流れを共有するわけで。面白い演出。
 1ページ目の時間経過を定点観察する演出も素晴らしかったです。手前に置いてあるアイテムの数によって開発の進捗が分かる。進捗のビジュアル化、数値化を本作ならではの方法で実現してる。
 んで、本番(おしり)。前話でもそうだったんですが、異物挿入が「気持ちいい」に変換されるまでの心理の変化を描くのが丁寧。アナルセックスを描いた作品でも、入れたら当たり前に気持ちいいという作品も多いと思うんですが、本作はそこに1つリアリティーを加えててすごい良かった。説得力。

『トイレットアクティビティ』ぶたちゃんぐ

 トイレの花子さん。なんだけど花子さんに負けないくらいショタの色が濃いで笑った。ありがとうございます。花子さんのマスクありだとおもくそホラー顔なんだけど、マスクを外すと途端に可愛く見えてくるマジックも漫画的に面白かったんですが、ショタはずっと可愛いので強い。
 花子さんの衣装も良かったですよね。定番の格好をしてるんですが、花子さんのキャラクターが格好に合ってないくらい大人。「花子さんでおねショタやるんだよ」という強い意志を感じる。胸の主張もそうですし、サスペンダーの張りもすごい色っぽかったです。
 プレイ内容として面白かったのが、ショタが便座に固定されてる点。最後にようやく便座から離れてバックを決めるんですが、それまではずっと便座に座ってる、座らされてるんですよね。行為として不便じゃない? みたいな体勢にもなるんですが、その違和感も含め良かったと思います。要するに、ショタが便座に座ってるのは彼が受け身でいることの証拠で、そんな彼がエロを覚えることで徐々に能動的になっていく、という変遷だったのだと思います。座ったままバックになる場面が、なにこの体位すごい、と一番驚いたんですが、あそこが受けと攻めの潮目だったんじゃないですかね。大げさな表現になりますが、ショタが立ち上がるまでの物語と言えるかも。


 終わり。今月こそは頑張ろうと本家快楽天の方の感想も書き始めてて昨日とかすごい書いたつもりだったんですが、まだ半分も行ってないので泣きたくなりましたw もうちょっと感想を簡潔にできないものですかね……
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