北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2024 No.37の感想

 本誌の感想も急いで進めてるよ……。
kitaku2kitaku.hatenablog.com

「表紙」六角八十助

 六角先生とはこれまた豪華な。差分表紙の今後を考えると、小道具が出てくるとちょっとワクワクしてしまいますね。訓練されたweekly読者の感想。
 新作ではなくちょい前のメガネだったのも個人的には嬉しいです。今週インタビューがあったので、おそらく出番はそれで終わりだと思いますが、後日譚ショートがある可能性も捨てたくはない……。

『とどのつまり』すずしも

 超低身長ヒロイン(成人)がクズな彼氏と付き合っている。いや、付き合いの長いセフレかも。決してロリではないが、すずしも先生の可愛らしい絵柄と低身長ヒロイン(成人)と相性が殺人的に良い。デフォルメも多く、コミカルな印象もあるんですが、問題の彼氏がドクズで、全くもって微笑ましい話ではない……はずなのになぜかポップな印象を維持してしまうすごい作品。周囲から子供(キャラ)扱いされることに静かなストレスを感じていたヒロインが、エロの対象として見てくれるヤリチンに惹かれてしまうのとか理屈として納得してしまうというか、ちょっとありそうに思えてしまうリアリティ。ただ、1人の女性として扱ってたのではなく単なるオナホ扱いだったと明らかになるくだりとか想像を絶するクズなのでもはや清々しいレベル。ヤリチンのクズ言動に対して、ヒロインが全力でキレたり否定するので、可哀想な話になりすぎず、適度に抜けが良いんですよね。そして、彼女がどんなにキレてもエロで迫れば何とかなると思ってる彼氏がクズいし、そんな魂胆はお見通しなのにその通りに流されてしまうヒロインが可愛い。ドクズに良いようにされる可哀想な話になってもおかしくないんですが、なぜか明るい……とまでは言わないがカラッとした印象、「まぁ当人同時が満足してるのであれば……」とちょっと第三者としての判断を放棄してしまうようなバランス。面白かったですねぇ。ヒロインも変人と言ってしまえばそれまでですが、それにしてはかなり正気を保ってるようにも見え、その上で現状に満足してる不思議すぎる関係。
 エピローグ。別の女性が家にやってきて、普通に会おうとする彼氏がクズすぎて最高なんですが(そこは居留守だろ)、別の女性にはヒロインとの関係を隠そうとするんですよね。別の女性がいることをヒロインには隠さないのに。現状のお気に入りはヒロインで、特別な存在なのは間違いない。何なら他の女性にはクズであることを隠そうとしてる、くらいあるかもしれない。彼氏に対してツッコミを入れて終わりましたが、その優位性にヒロインはどこか満足してるのかもしれない。これで一番のお気に入りの座(同居とか)が別の女性に奪われたら、ヒロインも正気に戻ったりして……。いや、もっとこじれそうで怖いかw

『ぼくの師匠は名前でよばせてくれない。』punk

 ちんこ鍛錬部の日常。のっけから「何言ってんの!?」と「何やってんの!?」の連発で超楽しいんですが、それなのにタイトルが超エモいのずるいな……。タイトルのエモさは『君の名前で僕を呼んで』級なのでは。タイトルだけ見たら超期待しちゃうやつだろ。いや、期待して全然いいんだけど、実際面白かったから。
 エロとギャグが同時に続いていく話かと思ったんですが、いざ(2人の)エロが始まったら、かなり本格的にぐっちょんぐっちょんにエロ全振り。ギャップも含め最高でした。ラブコメ的な作品よりも全然ぐっちょんぐっちょんなのよ。2人とも可愛らしいキャラクターしてるし、基本設定が狂ってて誰もツッコミを入れない狂った世界なのに、その狂った設定を踏まえてセックスに至る体裁を整えるヒロインの心理とかいじらしくて最高。
 前半のギャグ……ちんこ鍛錬パート。修行の内容があまりに痛々しくて読む手が一瞬止まるレベルだったんですが、その地獄の修行を経たちんこが本来を使い方をしたらどうなってしまうのか……と別の意味で恐ろしくなる。マジでヒロインの体が心配になるレベルなんですが、まぁひょっとしたら彼女は彼女で鍛錬ちんこを受け止めるための修行をしてたのかもしれない。そうであってくれ。そしてどんな鍛錬をしてたのかも見せてくれ。面白そう。
 ギャグならではの極端な描写が楽しいんですが、1年の時間経過を示す日めくりカレンダーモンタージュとか普通にオシャレで良いですよね。すごく好き。ふざけた話なのに良い演出入れてくるのとかずるい。その直後の、晴天で光が2人の顔を半分だけ強く照らす場面とかもかっこよかったし、暗闇の中2人にだけスポットライトが当たるような演出もすごく好き。そもそもこの狂った修行が2人だけの閉鎖空間として考えるとちょっとエモいんですよね。ふざけてるけど。ふざけてるのにエモ演出が普通にしっかりしてるのが良い。ラストも、正攻法で感動的なエンディングを迎えるんだけど、そこに「おしまい!!」と抜けの良すぎる一言が添えられるのとかバランスが絶妙というか、クセになってしまうな……。

エロマンガアカデミー」

 #76。六角八十助先生による「キャラを考えるための取っかかり」。
 読切が多いのでキャラ先行になるのは分かるし、一点特化的な個性を持たせた方が良いのも分かるのですが、その考え方としてゲームであり、必殺技という概念が出てくるのが面白すぎる。よく話を聞けばめちゃくちゃその通りだと思うんですが、その例として出てくる歴代ヒロインの紹介文(キャッチフレーズ)がガチすぎて笑ってしまう。一言で内容がざっくりと示せるようにする、というのは映画業界だとかっこつけて「ハイコンセプト」って言葉を使ったりしますが、今回の六角先生の方法論もこれと同じだと思います。それのキャラ版。なんだけど、なんだけど、とても同じとは思えない独特さを感じるし、それでいて「たしかに考えやすそう……」みたいな説得力も感じてしまう。面白すぎる。インタビューする機会があって本当に良かった。
 最近の六角先生の作品は、物語の構成が変わってる作品が多かったので、今回のインタビューはそういう話になると思ってたんですが、キャラ全振り、それも超パワフルな勢いの内容なので余計に笑ってしまいました。それにしてもワードセンスが優秀すぎるので、それが表面上は作品に出てこないのがちょっと惜しく思えてきますね……。アオリ文とか宣伝用の文章とか一度セルフで書いてみてほしいくらい。いや、しっとりした作品とかの場合は不釣り合いになってしまうかw


 終わり。快楽天本誌の感想があとちょっとで終わりそうなので、ブログ本館のジャンプ感想を後回しにしようと思います。めざせ、月曜(深夜)更新。
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