ブログ本館がまた渋滞してて毎日追われるように何かの感想を書いてます。
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『花曇り、のち晴れ』春待うろ
告白に成功するもひとつだけ条件がある。1週間の射精管理なんですが、そんなことよりも1ページ目の告白シーン。2人の様子をスマホで撮影する別の2人が映されてて非常に不穏。この件は放置したまましばらく話が進むので、イヤァ~な空気が漂い続けるというか、映像作品だと不穏な重低音が鳴り続けてるような印象。ものすごく面白いオープニングでした。過去作だと『ナースのやりがい』なんかも1ページ目(の下部)でギョッとする作りだったんですが、あちらはトンデモな設定を提示してたのに対し、本作は物語としてまだ語られてない部分の不穏さ。どちらも情報の盛り込み方がうまいですよね。一気に引き込まれる。
ただの射精管理ではなく、ヒロインの顔の曇り方が異常。最高である。春待先生の絵柄、ダーク系な話にもハマるけど、ポップで可愛らしい雰囲気もあるので良いですよね。それが一瞬で越境する、ヒロインの瞳からハイライトが消える展開が熱い。どちらにもハマる絵柄だから、どっちに転ぶか分からないハラハラ感がある……んですが、本作はタイトルの時点でハッピーエンドが示唆されてるので親切設計ですね。まぁ、花曇りパートでちょっと「大丈夫だよね? 本当に晴れるよね?」とハラハラはしましたw
光の竿役こと小林くん。終始可愛い存在で、そんな彼がヒロインの心を解かすことになるので熱い。ただ、ヒロインにとって都合の良い王子様のような存在ではなく、小林くんも問題を抱えた人物であるとしたのが本作の白眉。それが冒頭のスマホ撮影、要はイジメですね。射精管理中にヒロインが “…小林くんっていつもそうだよね” “嫌なこと我慢してヘラヘラして” とキレるんですが(目つきが悪くなるコマたまらなく好き)、その指摘が小林くんの成長へと繋がる。彼は彼でヒロインと関わるようになって成長したし、その良い影響がヒロインに返ってくることで双方ハッピー、という話。超良い。
告白の真相。かっこよく小林くんの成長を描いた直後に持ってくるのが意地悪なんですが、逆に言うと互いに精神的に裸になったことで2人の関係が一気に深くなるってことでもありそうですね。バレた直後のヒロインの足下としゃがむ小林くんが映ったコマ、大好物です。2人とも顔が隠れてるのが最高。
ということで、ヒロインの瞳にハイライトが戻ってきてハッピーセックス。物語的な高揚感のままエロに至るのが最高の盛り上がりなんですが、無い物ねだりとしては小林くんの射精管理が今後は一生ないと思うと少し寂しいw 超良い子なんだけど、どこか射精管理したくなる魅惑を持った存在だと思う(失礼)。
呼称の変化でドラマが進展するタイプの話で、エンディングもそれ。そして、その名前がタイトルとも関わってるのも見事でした。
『シノブちゃんのすくすく日記』六角八十助
フルカラー版。おそらく来週続編も掲載かな。
当時もめちゃくちゃ良かったですが、改めて読んでも最高に面白いですね(当たり前)。寝取られではないが、享楽的にセックスを繰り返すが相手の最終目標が自分ではないという認識がモヤモヤを生み、それを発散するかのようにセックスに打ち込むスパイラル。2人の今後がハッピーなものだと確定して終わるエンディングも素晴らしいし(ヒロインの無言キャラを保ってるのがまた良い)、未来人としては「続編あるんだよなぁ……」とニコニコできる。とはいえ、続編の存在が確定してない状態で読んでも、恋人となってからのエロはあえて見せないのがオシャレで良いですな。
『まんぎつね』ぱてくらー
シリーズ化って感じありますね。童話ではないけど、古典的有名タイトルみたいなライン。komifloのコメ欄で「教科書に載ってる系」と書かれててかなり的確だと思います。いや、今後続くかは分かりませんが。
よく考えたら前の『恥を知れメロス』も元ネタを女性化した話だったんですが、本作もそう。ついでにごんが妖狐で人間の姿になれる。なぜか分からないですけど、本作はやけに百合の雰囲気があってめちゃくちゃ良い。ギャグの勢いとかはいつも通りで楽しいんですが、2人のボケツッコミ的な会話も心地よく、そんな息のあった関係性からシームレスにエロへと移るのでドキドキしてしまった。実際にやるわけではなく、「見てるだけ」なんですが、何かめちゃくちゃ良かったな。「エロくなりすぎじゃない?」とか自分でも意味の分からない心配をしてしまいました。
終わり。ぱてくらー先生の新作発表がちょっと集中しすぎてますね。嬉しいけども。ビーストでのゴスロリちゃんも超可愛くて最高でした。
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