ふかふかの雪が積もってました。
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『けがの功名』もちおじ
隣人に介抱されてたらそのまま……。やたら意気投合し、なぜかするするとエロい展開に。おっとりめの年上お姉さんという雰囲気から一転、あまりに都合の良いエロ展開に移るギャップが魅力的ですし、一発出した直後にキリッとした顔で冷静に2回戦と言われるくだりも正直たまらんものがある。ヒロインのいろんな顔が見えるわけですが、彼女の本当の顔とは……というオチでびっくり。何やら不穏なコマが差し込まれてるのには気づいたんですが、もうちょっと単純にやばい女の純愛的な話になるのかと思ってました。実際は別の意味でやばい女が極めて冷静に行ったものだった、という。実質2人きりですらなかった、という救いのなさも良いですね。ただ、作品として暗くて怖い話みたいな印象はそれほどなく、カラッとしたエンディングになってるのも好みでした。デジタルタトゥー的なことを無視すれば、主人公にそれほど被害が発生していないってのが大事な一線かもしれませんね。恋に落ちちゃった的な感じでもなさそうだったので、今後も何も知らずに利用される分には結構幸せなのかもしれない。
目を覚ましたら、というヒロインの衣装チェンジ。ロケットスタート感あって良かったんですが、あそこから撮影開始されてたわけなのですね。冒頭の場面の衣装はかなり落ち着いたものだったんですが、あれは擬態というか、まぁ普通にプライベートの格好で、彼女にだけスイッチの切り替えがある。読み返してみると、 “AVみたいなキス手コキやべぇ” というセリフが正解にたどり着いてて笑えるんですが、本作全体がそもそも「何の裏もないのにAVみたいなセックスするわけないでしょ」という仕掛けだったわけですね。エロ漫画のセックスが不自然にエロすぎる問題(特に問題でもないですが)を解消するような真相で面白かったです。やけに見映えのするセックスと、やけにエロいことを言ってくれるリアクション、というのもそもそも主人公に向けたものではなかったことを考えると納得ですね。
『楽園島のつづき』microa
タイトルの通り後日譚。「続くの? 続きようがなくない!?」というのが第一印象でした。めちゃくちゃ面白かったですが、読切ならではのある種投げっぱなしで終わるエンディングで、それ故に非現実的な雰囲気の話に幻想的な魅力が宿ってたと思うので。現実的な要素があえて少なめにされてる作品だと思ったので、続けるとなると思いっきり非現実的な方向に振り切るか、もしくは現実的な話として2人の物語の続き(結末)を描くか……で後者が本作。「そりゃこうなるよなぁ~」と分かっちゃいたけどつらい現実を突きつけられるようなエンディングで面白かったです。前作は、世俗から切り離れた島で2人が「悪いこと」をする話だったと思うんですが、本作はその「悪いこと」のツケが回ってくるというか、そもそも問題解決とは真逆の方向に進む過ちを描いた作品だったので、そりゃそうよね……。破滅的なのが魅力だったと思うんですが、本作はそれを突き詰めて、破滅。
エロシーン。前作に引き続き「宗教画ですか?」と言いたくなるような決め絵が飛び出るので最高でした。主人公の手が良い。そんな神話っぽい雰囲気が魅力だったわけですが、本作のラストで物語の終わりを告げるセリフとして “私もうしばらく” “生理きてないの” があったのも神話の終わりという意味で収まりが良かったと思います。2人の神話性が失われ、どうしようもない現実に直面する。
前作で2人の「アダムとイヴ」感が始まる海の場面で本作が終わるのがキレイな構成だったと思います。前作ではセックス中のセリフが全然ないのが印象的だったんですが、本作では怯えながら確認するかのように好き好き言う内容になっていて、2人の神話性が失われ、人間に堕ちていくような印象でした。あとは動物が出てくるのも本作のリアリティが徐々に上がっていってるような感じがありますね。
ということで、まぁバッドエンドと括れる話だと思うんですが、そもそも前作の時点で「2人は最初から死んでる」という解釈をする余地があったと思うので、だとすると本作は2人にとって生と死の狭間の時間が終わっただけ(もしくは死後の世界が終わって次の生が始まる)、と言えるのかもしれません。という、そこそこ前向きな見方はどうでしょうかw
「エロマンガアカデミー」
#90。戌森史朗先生による「乳首にこだわり抜く作画」。すごい、乳首だけでインタビューページが完結してる。失楽天での直近の作品、冒頭がかなり健全というか、一般漫画でも成立しそうな雰囲気から、一気に胸が飛び出してエロ漫画へと変貌する感覚が最高に魅力的だったわけですが、その強烈な変貌として大事だったのが乳首。当たり前ではありますが、エロの象徴。そりゃこだわりがあるのも納得ですね。乳首だけでも奥深いんだからエロ漫画全体は果てしないですね……。
終わり。本誌の感想は何とかしてでも明日、もしくは明後日に更新しようと思います。まだ全然なのですが……。
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