北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2025 No.31の感想

 揚げ物食べたら久しぶりに本格的に胃がもたれました。吐き気の寸前というか気配がしました。おいしかったから食べただけなのに……。
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「表紙」MURO

 MURO先生で嬉しい、と思ったら『特等席』の姉妹なのでまた嬉しい。本編では脱ぐことのなかった○○が脱ぐことに……となるんですが、非常に複雑。本編は詩奈(姉で主人公の彼女)が愛絵(妹)のフリをする話なので、本編で脱いでないのは妹。ただし、エロシーンの見た目は妹(実際は姉)。主人公の認識も妹。ややこしすぎる!!(そこが良い)
 逆に言うと、「自分の姿の姉」と「妹本人」が脱ぐのがレアですね。ありがてぇです……。
 感想裏話になりますが、めちゃくちゃややこしいので、感想書く際にすごく気を使います。頭で分かってるつもりでも文章にしようとすると逆になったりする。とはいえ、その脳味噌がグチャグチャになる感じが良いんですよね。

『イリイラレ -小望月-』untsuku

 untsuku先生、表紙だけで終わりと思ってたのでまさかの4週目に登場で嬉しい。表紙の差分イラスト、本編がかなりのイチャイチャな内容だったのと少しギャップがあると思ってたんですが、そのことを示す後日譚ショート。1ページ目がいきなり拘束中でやはり意外だったんですが、ページをめくると回想で経緯の説明。ここで一気にラブコメのノリになるので爆発力やばいですね。何なら表紙で3週待ったことも溜めとして機能したような印象。3週の差分は拘束が進行していく内容だったので、拘束が完了した状態の4週目で本編というのはかなり効果的だったと思います。まぁ、その理屈だと3週目に載っても同じなんですが、「漫画はないかぁ……」からの「あった!」という喜び。
 逆に、『イリイラレ』本編を知らずにweeklyだけ追ってた人はまた別の驚き、それこそ「可愛い人なのかよ!」的なことになってたのかもしれないですね。それはそれで面白そうというか、爆発的なギャップが楽しめるので羨ましいかもしれない……。untsuku作品の中でもトップクラスに乙女で可愛いキャラと言えると思いますが、それを別の角度から楽しめた可能性。
 エロの内容としては本番ナシで、拘束&オモチャ責め。ヒロインの状態は表紙イラストのまま不動なので、表紙イラストと完全に合致したエロと言える。面白い企画だったと思います。いや、超細かいことを言うと、拘束した状態で服を脱ぎ切るのは不可能なので、表紙イラストとこの漫画に内容にはちょっとだけ違いがありますね。その「ちゃんと脱がしてから拘束しろよ」というのが微笑ましいところ。

『やっぱ好っきゃねん』英知通

 英知通先生のweekly2作目。前作は「急所の防具(ファールカップ)」などがひたすら楽しい作品でしたが、本作はあれに比べると大人しいというか、変態カップルの日常に重きを置いててこれはこれで強い。台詞回しの楽しさとか、一部ルビ芸もあるんですが(コテカは笑う)、それが気取らない関係の2人の魅力に直結してて素晴らしかったと思います。コメディ的な素養がカップルのイチャイチャの空気を描くのに一役買ってる、みたいな感じ。前作はセックス自体がギャグになるような勢いでしたが、本作のセックスは「普通の子がこんな激しいことやってるんだ」的な覗き見するような感覚になっててすごく良かったです。最初がインモラルな雰囲気のエロから始まるのも意外性ありましたし、そこから最後に特濃のイチャイチャにまで振り切れるので強い。……ただ、実際は前作もセックスシーン自体はエロ純度が高く、着地もイチャイチャでしたので、本作とやってることは同じとも言えそう。ギャグの火力を抑えめにすることでカップルの日常感に重きを置いた、という感じですかね。作風の方向性は同じなんですが、中の比率が微調整されたことで全体の印象が大きく違ってくるので面白いです。というか、読者的には、前作の衝撃を引きずりながら本作を読むことになるので、その全体的なエロ純度の高さとイチャイチャな結末のインパクトがより強くなってたのではないかと思います。少なくとも私はそう。


 終わり。3作目は表紙イラストのまとめですが、komifloの作者クレジットが間違ってますね(8/25 01:30現在)。
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