久々にラーメン食べたらうまくてスープ飲みすぎました。結果のどが痛い。塩分どうなってたんだ……。
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『ナースのヤりがい』春待うろ
医療として性処理を行う病院。春待うろ先生、weeklyの過去2作は暗い雰囲気の話だったのに急にエロファンタジーなのでびっくりしました(どうやら過去2作がたまたま偏ってただけっぽい)。特に前作が好きで昨日読み返したくらいなんですが、本作がまるで別物で笑う。作風の振り幅がえぐいのですが、デフォルメで描かれる女子コミュニティの日情感とか、直接エロには参加しない(おっぱい丸出し)女性キャラとか、あり得ない世界の魅力があって素晴らしかったです。てか、前2作のときは「この可愛い絵でこんな暗い話を!?」とギャップにやられてたので、当然明るい話も合いますわな。
あり得ない設定だけどツッコミがないというか、この世界では常識として存在してる感が絶品で、それが端的に出てる1ページ目が最高。普通にシリアスな雰囲気で女医が治療方針を説明していて、椅子をクルッと回してこちらを向くと、おっぱい丸出し。後ろのナースも胸だけ丸出し。2人とも平然と、何なら姿勢良くて凛とした印象なのに何言ってんの!? という驚きでいきなり引き込まれました。本作は全編そうですが、ナース服におっぱい丸出しという衣装のデザイン(着こなし?)が本当に素晴らしい。エロファンタジーなんだけど、ちゃんと収まりの良いデザインというか、服がそういう意図で設計されてるみたいな説得力のようなものを感じてしまう。女医先生の白衣におっぱい丸出しも素晴らしかったんですが、残念ながら1ページ目のみの登場。そんな……と思ったけどよく考えたらタイトルが「ナース」でした。
2パートあって、1つ目は童貞卒業病棟でのお仕事。そこにPR動画の撮影という要素が加わる。要するにハメ撮りですね。設定が既に強力なのにそこにハメ撮りという別ジャンルがぶっ込まれるので強い。ただ、この体があることで、いきなりエロ(業務)を描きながら、同時にお仕事の説明でもあって、当事者は至って真面目にやってる、というあり得ないギャップも生じてて強い。読み終わってから「20ページしかなかったの!?」と驚いたんですが、1ページ目以外全編エロで、1ページ目もおっぱい丸出しなのでそりゃ濃密なわけですね。キャラクターとか物語要素も意外とあるんだけど、それがエロシーンの中に織り込まれる。
2つ目のパートは救急病棟。要は駆け込みなんですが、オジサンが私欲のために駆け込んでくる。まさかのオジサンによる逆転。ジャンルシフトみたいな展開で驚きますが、逆に普通の救急病棟の仕事ってどういう状況なのか気になってきますw
オジサンの暴走にマジで驚いたんですが、たしかにこのエロファンタジー設定だったらこういうオジサンが発生するのも仕方ないですね。ブラック労働と自嘲しながらも “しょうがいないですね” とあっさり受け入れてるのも狂ってて楽しい。「アリなんだ……」って驚くんですが、ただの業務ではないイレギュラー感として、そしてセックスの主導権を奪うことの象徴として、先ほどのPR動画のカメラ(タブレット)をオジサンが奪うイベントがあるのが素晴らしい。オジサン登場してからわずか2ページの出来事なんですが、2人の関係性、そして一方的なセックスの開始がものすごくスムーズに分かる。本作はあまりハメ撮り的な画作りに注力するタイプの作品ではないと思うんですが(少しはある)、物語をサクサク進める仕掛けとしてめちゃくちゃ効果的でしたね。
そこに前半の童貞担当の子が参加。オジサン登場で雰囲気が暗くなるんですが、そこにエロ大好きな子が加わることで明るくなるというか、「狂った世界」が加速する感じがある。ブラック労働と言ってた先輩ナースと、とにかくエロ奉仕が大好きな後輩ナースというコントラストも良いんですが、先輩から後輩への愛情が描かれてるのもおいしい。後輩は仕事(セックス)にやりがいを見出すタイプですが、先輩は同僚にやりがいを見出してる、みたいな感じですかね。
そんな前半から出てくる、本作のメインヒロインの後輩ナース。とにかく胸が大きい。厳密には長い。ナース服から胸だけが飛び出るデザインなので、この長さの強調ぶりがすごかったです。長すぎて折れ曲がったのか、その折り皺? もしくは影が描き込まれてて、「おっぱいって長いとこうなるの!?」と目から鱗でした。あそこまで長いと下着で補正しないと今後の形が心配になるし、何なら日常生活もブラブラ揺れて大変そうではある(急にリアル)。
『ムチムチ♡参考資料』ONAKA
フィギュア造型師の彼女が自らを参考資料にして協力する。彼氏が欲しいのはあくまでも資料であり、目的は肉感なので、じっくりと触り愛撫のようになっても、じっくり見て相手が恥ずかしがっても彼自身にはエロい気持ちが全然ない。この不均等が既に素晴らしかったんですが、さらにフィギュアに存在しないから乳首と性器には一切触れない、という焦らしプレイ。あくまでも周りの肉をこねくり回すだけ。この理屈マジで見事でしたね。マッサージとも違う独特の魅力、もしくは「これは気持ちよくなっちゃうだろ」という説得力。
彼氏の方、資料目的なのでエロに興味がなかったのはおそらくマジなんですが、彼女が我慢できなくなって結局やることになるのは事前に分かってる。2人の背景とは全然語られない作品なんですが、それでもこのセックスの準備(ゴム)はしてきてる描写があるだけで、「いつもこんな感じでやってるんだ……」と何度も繰り返されてきたであろう2人の日常が感じられる。何ならフィギュア1体作るごとに最低1回はやってそう……。ヒロインのラフな格好も、だらしない姿勢も魅力的なんですが、おそらく彼氏は彼女のムチムチ体型にホレてるのであって、だからラフさとかは関係ないのでしょうね。
本番。極端にハードな攻めがあったり、支配的な言動があるわけではないんですが「10:0」で彼氏が支配してるのはっきりと分かる。彼女の肉感、肉体的な構造や彼女の弱いところは完全に把握してるからこそ派手な攻めとか分かりやすい言葉を必要としない感じが素晴らしかったです。造型師としての資質がおそらくそのままセックスのうまさに直結したのだろう……と謎の説得力を感じました。「造型師って……」と勝手な偏見が私の中で定着してしまいそうで怖いw
エピローグ。ヒロインは主張が弱いタイプの子だったんですが、完成したフィギュアの評判を見てこっそり興奮してしまう。勝手にやられてるだけではなく、彼女も喜んでたというか、「フィギュアの参考資料」という特殊すぎる体裁も含めて彼女は満足してるのでハッピーエンドですね。読み返してみたら冒頭の彼氏が誘う場面、 “みんな楽しみにしてるから” の言葉に彼女は反応して受け入れ体勢に移る。彼氏のテクニックが好きなのも間違いないと思いますが、その先にある人々からの間接的な視線を目的にしてる。顔出しするわけじゃないけど……という間接的な関係が良いですね。この感覚を味わったことのある人、世界に極一部でしょうけど、たしかに癖になっちゃうのかもしれない。と納得してしまう。
『エロッチぃ日常』エロッチ
#44「盗賊キツネはあきらめない④」。お馴染みというか、分かり切った展開に陥る1ページ目が良い。毎月罠にはまってんのになんで学習しないのよw
ということで今回は屋敷に侵入し、落とし穴。下半身のみくすぐられる。過去作によっていろいろ開発されちゃってるのもあるんでしょうが、効果は抜群で、それでいて今回は挿入ナシなので逆に言うと終わりがない。初回にもあったオチで仕掛け人が出てきておいしい思いをする展開になるんですが、今回の仕掛け人、性癖が歪んでるのでもはや挿入を望まないw それどころか、見もせずに声だけで満足。せめて見てあげてよw いや、真面目なことを考えるならば、漫画はあくまでも視覚のみを描くメディアなので、最後に視覚を捨てて聴覚に特化した変態が出てくることで、本作のキモはビジュアルではなく彼女から漏れ出る声だったと気づかされるというか、音への想像が一気に膨らんでくる。すごい良いオチ。本作の見え方、感じ方が変わる感覚が絶品でした。
終わり。月の後半はブログの進行に比較的余裕があって気持ち的に楽です。来週のweekly記事もそうなんですが、それが終わると快楽天本誌が来るのであれも書かなきゃこれも書かなきゃ、と追われるような感覚になります。いや楽しいから書くんですけど。
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