北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2024 No.01の感想

 どうもみなさん、あけおめこ。
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「表紙」ニコライの嫁

 意外な人選! 予想外でしたがめちゃくちゃ嬉しい。一般の方で連載が始まってますが、まさか新作? 描きすぎでは……?
 komifloのコメント欄でも言ってる人いたんですが、パンツへの鉄壁すぎるガードが逆に差分表紙の1週目というのを意識させられて独特の良さがありますね。未だにこういうオモシロが残っていたか、と感心しちゃう。

『バニー好きだよね』日向あお助

 ウサギ年は終わったばかりだよ! と言いたくなるようなド直球バニー作品。まぁ、今年の干支でエロ漫画やろうとするとファンタジーにならざるを得ないのでそういうこと考えても不毛か。
 話としては、バイト先の付き合いで行ったバニーバーに大学の気になってる同級生。アバンにおける大学シーン、ただ挨拶を交わすだけなんだけど、主人公はそこに特別な思いがあって……というのが超良かった。あの挨拶だけでドキドキしちゃう感覚、分かるぜ。「もっと気の利いた返事できただろ!」と勝手に反省会開いちゃうやつ。
 バニーバー。バニー界隈に疎いので「そんな店あるの!?」と衝撃だったんですが(調べたら普通に存在した)、言われてみればたしかにお触り禁止のガールズバーの一環としてバニーコスがあるのは「見て楽しむもの」として完璧なのかもしれない。テーブル越しだと下半身が見れなくて問題ありそうだが、本作では漫画なので自由なアングルによって下半身(ケツ)のキラーショットがあるので素晴らしかった。テーブルを生かしたあのポーズは天才の発想だと思う。
 タイトルに反発するようで申し訳ないんですが、正直言うと個人的にはそこまでバニーは好きじゃないというか、あまりに非日常すぎてピンときづらい……とか思ってたんですが、本作はまさにその非日常な衣装を日常の中にぶっ込んでくる。バニーの非日常性が際立って逆に魅力的に感じられたというか。大きめのパーカーの下からバニー衣装が出てくるコマの破壊力がデカすぎてちょっとやられてしまった……。「公園でそのまま始めちゃうなんて危なっかしすぎるよ!」とかビビリなので思わんでもないんですが、やはりここも日常と非日常の境がドロドロに溶けて曖昧になっていく感覚としては、あの公園のベンチでそのまま始めちゃうのが最適解だったのだと思う。あり得ない光景が広がっていることが魅力なので。
 そんな非日常性が魅力だけど、ヒロインは当然普通の女の子なので、日常の面にも着目して話が決着していく。彼女からしたらバニーの非日常から大学生活という日常へと戻ることの方に破壊力があった、となる2人の対照性が素敵。完全に日常に戻った彼女がエピローグであまりに正論なことを言うのにも笑いました。たしかに挿入中に告白してガチの返事もらおうとするのは問題がある(今後問題になりかねない)のでここでちゃんとやり直しを要求するのは良かったと思うw

『入院しちゃっただけなのに』ちょいぴろ

 シリーズ3作目。今回は入院。入院中のおむつ。こういうシリーズモノのあるあるだと思うんですが、その回のシチュエーションが端的に示される1ページ目の勢いでもう笑ってしまう。
 タイトルは「だけなのに」ですが、前回登場した彼氏が完全に変態なので「いや彼氏のせいだろ!」という感じに方向が変わったと思う。ただ、彼氏が登場することで、ただヒロインがおもらしするだけではなくおしっこを介した変態プレイ、つまり受け手が存在するようになった。これは大きな一歩だと思う。前回はまだおもらしでしたが、今回は完全にプレイになっちゃいましたよね。ただ、今回はおもらし要素は完全にゼロなのが面白い。ここらへんのバランスも好きだなぁ。もちろん今後完全にプレイ方向に加速しても楽しいだろうけど。
 おむつを使ったプレイ。私がその手の界隈に詳しくないってのもあるんですが、「そんな発想があったのか……」とただただ驚くばかり。さっきも書いたけど、漏れたりどこかが汚れたりしたりしないのでスカ系のプレイの入門編という感じだったりするのだろうか。まぁ、当人の羞恥心としては直接ぶっかけるとかの方が楽そうな気もするw いやしかし、一切濡れないがおしっこの温度は限りなく直で感じ取ることができるという発想には驚いたな……。吸水したおむつがモコモコが膨らんでいく細かい描写にも異様なリアリティが感じられて好き。知らない世界を垣間見てしまった感。

『新春膜開けSEX&ファイト!!』白井サモエド

 サモエド先生の新作がまさかweeklyに載るとは。異世の名物的存在だと思ってたので結構びっくり。
 話としては、チェスボクシングのセックスとプロレス版。前提となるチェスボクシングがニッチすぎるので笑ってしまうんですが、同時ではなく交互に行うことが不可欠な展開になるので真面目に感心してしまったw 1ラウンドのプロレスでマゾヒストは受けに徹し、そこでギンギンに勃起させた状態で2ラウンドのセックスに持ち込む。無駄に戦術がしっかりしてやがる……。バトル漫画とかでよく「勝敗のロジック」とか言いますけど、なぜか本作もそこが謎に完璧。
 2ラウンド開始と同時に走ってくるマゾヒストを手コキで受けようとするヒロインの手の輪っかの描写とか普通に漫画的にかっこよくて好きなんですが、一瞬した後「本当にかっこいいのか……?」と混乱してくる。
 あと、小池B子が少しだけA子の雰囲気あって好きでした。格闘技といえばA子なイメージあるわ。


 終わり。ことよろです。本誌の方の感想は遅れに遅れてるのですが、さすがに次回のweekly記事までには更新したいと思ってます。できるはず……。
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