北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2023 No.17の感想

 日曜深夜に更新するはずだったんですが、1日遅れました。すみません。双剣振り回すのにハマってしまった……(モンハン)。
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『ハルちゃん』ロブ☆スター

 娘の彼氏が遊びに来る。冒頭から母親の存在感が強いので「これは母親が食べちゃう話かな?」とか思ってたら、順調に娘のセックスが始まり、ゴムが切れたので買い出しに。「なるほど この隙に母親が……」と思ったら、移動中の娘がすれ違った友人に “暇ならまたパコらせてよ〰” と言われてるのでひっくり返った。それまでも様子がおかしい場面はあったし、やらたセックスが激しかったのだけど、このモブ友人のセリフが明らかに度を超してるので笑ってしまった。この2人(3人)が狂っているのではなく、もはやこの世界全体がどうかしている。いや、厳密には母娘がどうかさせてるのでしょうがw
 母親があづまくんを食べちゃうんですが、それがバレた際の娘のリアクションがあまりに軽いので笑ってしまった。ただ、本格寝取られみたいな雰囲気にならずに楽しいノリのまま進行するのでこれは別の魅力ですね。 “親子なのに姉妹だよっ” とかいちいちオモシロフレーズ入れてくるのがずるいw
 真面目に良かった点としては、親子の家のデザイン。豪邸なんですが、ちょっと不自然というか作り物みたいな不気味さがある。2人の城であり魔窟というのが出てて好きです。ドールハウスみたいな雰囲気だったとも言えそう。

『Vの導き』ミナギリ

 Vtuberやってる人と出会う。Vtuberもエロ漫画のサブジャンルとして確固たる存在感になって久しいと思うんですが、竿役がVの活動とまったく関係がないというのが珍しい。定番の設定だからこそ違ったアプローチが光るというか、お馴染みなのに新鮮な話になってて引き込まれる。
 Vの設定がシスターなんですが、これも良いですよね。あんまV界隈のこと詳しくないですが、めっちゃありそう。リスナーの懺悔を聞くという形式でコメント拾う形にすれば配信がキレイに成立しそう。ただ、そんなリアリティとしての良さだけではなく、物語的にもこのシスター設定は生きてくる。最終的に2人が結ばれ、エロい関係になるんですが、その「悪いこと」によってヒロインが救われる話になってくるんですよね。実際にコスプレして懺悔を聞くプレイとしてセックスが始まるのとかそれ単独でワクワクするんですが、まさかの懺悔が反転。ヒロインが悩みを吐露し、それを聞いてもらうことで彼女が救われる。Vの人が現実でセックスするとなるとどうしてもファンへの背信とかインモラルな話になりがちだと思うんですが、本作は背信によって休息を得る展開になっててすごい。ファンのことを全面的に嫌うわけではないんですが、一部のファンの行動、期待には応えられないところもどうしてもあって……とかリアルすぎて最高でした。たしかに衣装自作して送ってくるとか、実写になることを暗に要求してるみたいでしんどそう。そんな衣装を使ってセックスに至る……という自然な流れも良い。ファンへの背信なんだけど、その衣装がファンに対する悩みそのものでもある。
 エピローグで配信の同接数がかなり増えてたんですが、おそらく今回の関係が息抜きとして機能し、Vの活動の質が上がったということなんでしょうね。良い話というか、しっかり成長の話になってるのがすごい。客観的にはひねくれた話ではあるんだけど、彼らの中では間違いなく悩みから一歩先に抜け出せる物語になってる。ただし、ガチ恋ファンは死ぬw

『菜穂ちゃんはオナホ屋さん ショート』かるま龍狼

 新刊のタイトルが菜穂ちゃんだったこともあり、区切りがついちゃったのは分かるんですが、ラストらしいのが悲しい。まぁもちろんずっとオナホ屋やってるわけにも行かないんですが、名キャラだったからなぁ……。
 4ページのショートということもあり、ほぼエロのみで構成。菜穂ちゃんとケンジさんが日常的にセックスしてるだけ。不思議設定とかギャグとかが(ほぼ)ないのが逆に新鮮というか、普通にエロい。やっぱ非エロ漫画としてもお馴染みのキャラが当たり前のようにセックスしてる姿には、通常のエロ漫画では得られない良さがありますね。


 終わり。連休が終わった実感、連休による充足感がないです。つらい。
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