北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2023 No.04の感想

 1月終わらないでほしい。あと1週間くらい欲しい。
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「表紙」層積

 このタイミングでの層積先生の凱旋表紙熱い。『幕間にて。』のカラーイラストというのもめちゃくちゃ嬉しいです。おらが村の出世頭感。元から好きですが、今の画力で見るとまた最高ですな。

『ジャストふぃっと!!』柚十扇

 前編。柚十扇先生とはこれまた豪華な。表紙とかやってもおかしくなさそうなイメージ。前編が完全にエロなしというのは珍しいと思いますが、これは待てる……。
 幼い頃にテレビで憧れたフリーハグを実行する女の子の話。心が汚れてるのでフリーハグというものに胡散臭さを感じてしまうんですが、それを払拭するかのような冒頭、子供時代の場面が可愛い。無垢性が描かれるので本編での印象もかなり変わってくる。あと犬が可愛い。一緒にテレビ観てる犬、好き。
 本編。見た目は派手で元気いっぱいなギャルという印象なのに優しくて無垢さも兼ね備えてる、というヒロインのキャラクターが絶品。疲れてるときにあんなハグされたら勃起より先に泣いてしまう気がする……。たしかにハグの効能は強烈かもしれない。予感込みでエロさもあるが、同時に癒やしの側面が強くて、そこが魅力的でしたね。特に前編はエロなしのまま終わるので。このまま健全良い話になる世界線もあったのかもしれない……みたいな。

『ばけのかわ!』すずしも

 Vtuberとそれを手伝わされてる男。あまりにだらしない(&感謝がない)ヒロインに対して主人公がキレる形でエロに至るんですが、それまでの2人のやりとりが生き生きとしていて本当に楽しい。ボケとツッコミ関係がとしてキレイというか、腐れ縁の仲良し感が見てて心地いい。主人公のツッコミフレーズが単純に面白いってのもありますね。 “男子中学生かな?” とか、 “さっきから礼を失しすぎだろ…” とか秀逸だったなぁ。
 ヒロインがポンコツぶりを保ったままエロに至るのが可愛らしいんですが、終盤になると彼女の顔から徐々に明るさが失われていく。作品がダークになったというよりはヒロインがエロに没頭してしまったが故の余裕のなさ、という感じですかね。
 そして特筆すべきはヒロインの巨乳。でかい、そして陥没。ただ、陥没しきってるのではなく、半陥没くらい。あの細かいバランスがめちゃくちゃエロかったんですが、面白かったのは劇中でそのことに対する言及がない。陥没乳首の作品ってどうしても後半に乳首がコンニチハするところにドラマ性を盛り込みがちだと思うんですが、本作はただ単に彼女が陥没乳首だったというだけ。そもそもヒロインが攻めてるとき以外は主人公、おっぱいに全然興味を示さない(攻めない)。ここすごい特徴的でしたね。あれだけの存在感を目の前にしておきながら……という意外性。まぁ、あの胸はヒロインが自信に思ってる部分なのでそこを喜んだら負けた気がする、みたいなことなのかもしれないw

エロマンガアカデミー」

 31時限目、層積による「ネガティブなインプットこそエロくポジティブに!」。このコーナーはいつもそうですが、語りの内容や語り口の魅力もあるんですが、それを通じて作者のキャラクターが垣間見えるようで、そこがファンとしてめちゃくちゃ面白いんですよね。自己作についての振り返り方とかにも各作家で個性が出ますし。
 メインの内容としては、ネガティブな気持ちを作品に昇華する話。ちょうど先週のこのコーナーで、ごさいじ先生がこじらせ童貞男子の話になってて、方向性はかなり近いと思うんですが、層積先生はそのネガティブさにより折り合いをつけてる感じがあるのかな。もちろん出来上がった作品の印象に振り回されてはいるんですが。先週ほどのこじらせ感はなくて、それでいてドライというほど淡白で冷たくもない、みたいな。
 あと、個人的には面白かったのはキャラデザの話。先に内面が決まってるので、それにあわせてガワを決めていく。性癖なデザインに偏りすぎない、みたいな話になってましたが、この理性的な感じも面白かったし、超勝手なイメージだけど、作品を通じて感じる層積先生っぽさと一致する気もする。
 あとは、イラストの『幕間』の2人のバックハグが良すぎですね。


 終わり。快楽天本誌の方も始めてはいるんですが、まだ巻頭の2本くらいしか進んでない……。それこそ層積先生の新作とか超良かったのでとっとと終わらせてしまいたいのですが。
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