北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2022 No.10の感想

 花粉症の隙間を縫ってブログ書いてます。
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「表紙」ナビエ遥か2T

 1週目からぬるぬるアイテム持ち出してきてるので笑った。最初から全開。あと、1週目から乳首が見え……なくもない、というのはかなり珍しいですね。何なら初かも。

『隣人がちんぽ借りに来る話』ぽちたろ

 古アパートにおける隣人との交友関係。最近はどのくらいあるのかは知らんけど、あり得る話だし、ちょっと憧れも抱く良いシチュエーション……からの思いっきりフィクショナルというかファンタジーな要素ぶっ込んでくるから面白い。
 2人のキャラクターの背景的なところはほとんど説明されないんですが、特にヒロインの表情(仕草)が最高なんですよね。具体的に説明的な情報があるわけではないんだけど彼女のキャラクターがしっかり伝わってくる。おっとりしてて、言動からも特別積極的な印象は受けないんだけど、ちんぽ借りる件だけは静かながらに強引で……などと味わい深い。オチにも関わってくるけど、かなりラフな格好で借りに来てるのも良いですよね。借りるに当たって特別な気合いは入れてない。普段自室で過ごす格好にしてもノーパンは攻めすぎでしょ。むしろ、借りるために脱いできたのか? とか勘ぐってしまう。
 主人公は受け身で振り回されるだけのキャラクターに見えるし、実際その側面が大きいんだけど、彼の心理描写は結構丁寧に重ねられてて、だからこそ非常識なまでにエロいヒロインに対して理性が吹き飛んでしまう……という逆転展開が熱い。個人的にはそれまでレンズの反射で瞳が一切描かれてなかったのに、彼が本気になる瞬間だけ、それこそ本作の中で1コマだけ彼の瞳がレンズの向こうに見える場面が最高。メガネ演出大好物です。レンズに隠されていた彼の本性(本気)がついに顔を出す、という盛り上がり。
 いきなりフィクショナルな話が始まるので物語要素は限りなく薄いんですが、1ページ目で示された隣の部屋のバカ騒ぎが丸聞こえという件がエロパートにおいても利いてくる。壁薄いから声我慢して、からの我慢できずに声が出ちゃう、からのシャワーを浴びながらの防音対策で本気モード解禁、と高まり続ける。最終的には浴室なので何も気にせず垂らしていい、という別のクライマックスまで用意されてるから最高。ずっとエロやってる作品ではあるんだけど、何気にシチュエーションを生かして展開になっててすごい。
 からのエピローグ。初めて彼女の私生活、というか社会生活を送ってる顔を垣間見る。特別ハデというわけではないんだけど、逆にこれは燃えるだろ……というメガネ装備が素晴らしすぎる。ちんぽ借りに来たときは視力が足りてないけど、セックスするだけだから不必要という判断だったのかな。ノーパンだったのと同じ理屈。社会に向けた擬態がメガネだとすると、ちんぽ借りに来たときには彼女は既に剥き出しの状態だった、みたいな良さ。komiflo的にかなり反響が大きいので、これは続きに期待してもいいのか……? と欲が出てしまう。

『ぬるぬる勧誘』ナビエ遥か2T

 単行本発売記念の4ページショート。訪問者始まりってのは奇しくも『隣人がちんぽ借りに来る話』と同じなんですが、本作は宗教の勧誘。これまた妙にリアルというか、この時点ではめちゃくちゃあり得る話なのに……という飛躍がすごい。そのままローションプレイ信仰を実際に体験してみよう、となる。断った方がいいのは明らかなんだけど……と理性が崩されていく感じが良いですね。エロ漫画の醍醐味。
 からのパンフレットが大好評発売中の単行本で……というオチも笑いました。こういう劇中の最後に新刊が出てくるの好き。結構難しいですよね。

『先輩とわんちゃん after』moyori

 続編。6ページショートではあるものの、事前説明はすっ飛ばせるので強い。というか、『先輩とわんちゃん』のラストがまさに公園の話だったので、隙間なく繋がる続編というか、限りなく時間的な距離がない後日談(衣装は違うので別日かも)。先輩は普通のデートのつもりだったけどヒロインの方が期待しすぎちゃって……というオチもまったく同じですね。無限ループ感。てか、先輩はドS責めする割に普通の恋人関係も築こうとしてるのが微笑ましい。プレイが激しすぎるだけで普通に仲の良いカップル。
 公園デート(意味深)になるんですが、おしっこの場面が衝撃的。おしっこ自体のインパクトもすごかったんですが、その後先輩が当たり前のようにペットボトルの水をまいて処理してるのが最高でした。「野外でこういうプレイをする人はちゃんと水を準備してるのか」と妙に納得してしまったというか、知らない世界のマナー的な知識を知ってしまったような面白さ。こういう細かい描写をすることで、本物の犬と同じ扱いをしてるという実感がより強まる意味でも強烈だったと思います。劇中でもヒロインがおしっこしてる瞬間よりも、した後にじわじわと恥ずかしさが生じていて、その心理の変遷もすごいリアル(リアルそうに見える)。


 終わり。目がかゆい。花粉でひたすら目がかゆい。マジでどうしようもなくつらい。
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