北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.15の感想

 気づけば観たい映画が山積みになってて焦る。
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『耽溺の痕』層積

 たんできのあと。勉強になったぜ……。
 キャラクターの顔見せとしか思えなかった1ページ目だけど、アメを舐めてるヒロインが先生の指を凝視している、というのが今後のエロシーンに向けた布石になってるのですね。男に向けたフェチ的な熱視線として「指」が出てきたのが面白い。それが指フェラというエロ的な見せ場へとつながる高揚感。さらには、アメを注意されたヒロインがその場でボリボリとアメを噛んで、食べる。ただの指フェラでは終わらず「噛み」にまで発展することの暗示。んで、その指フェラからの舐め&噛みの描写が非常にねっとりと丁寧に描かれてエロい。コメディ感のある雰囲気だったので可愛い系で勝負する作品なのかと思ったらフェチ描写がめちゃくちゃ濃くて驚きました。この振り幅にはドキッとしてしまうやろ……。
 指の次が首。首ってキスする場所としてはベーシックなので舐めるだけだと割と普通な印象なんですが、噛むという行為が絡むと途端に生命の危機も感じるというか、急にハラハラの度合いが増す。これが思ってたより一歩深く踏み込んできた感としてとても良かった。エロい。
 からの本番なんですが、あまりにエロくて忘れてたけど、なかなかヒロインが脱がない。挿入してからおっぱい「ぼるん」になるので驚きました。この「ぼるん」の迫力がまた最高なんですよね。制服をまくり上げて、ブラのフロントホックを外して……というゆっくりな描写からの「ぼるん」。脱がしたくはないけどおっぱいは出したい、という欲張りセットで最高。あまり意識してなかったけど、フロントホック良いですね……。
 キャラクターとしての可愛さとフェチ度の高い描写で大好物な作品でした。

『業務時間外』いだ天ふにすけ

 weeklyの1年目に、かなり初期に話題になったのが『業務』だったように記憶してます。それがショート後日譚として新作が帰ってきたのだからweeklyウォッチャーとしては感慨深い。すっかり月刊の快楽天でもお馴染みですよね。
 『業務』は男視点の話で、やばい新人を捕まえるのか捕まったのかよく分からないバランスが面白かったんですが、本作は完全ヒロイン視点。モーニングルーティンから始まり、常に低温で感情の起伏がない……からのエロの激しさのギャップがすごい。恋人なのかセフレなのかよく分からない関係なんですが、男による支配的なプレイではあるものの、その関係に至るまではヒロイン主体なんですよね。今回もヒロインの方から会いに行ってる。玄関で顔をあわせるなり抱きつく場面は普通に可愛らしいんですが、そこからハードプレイの最中に場面が飛ぶ。緩急という意味でも面白いし、即物的な感じがしてそれがヒロイン主体で彼との関係を利用してる感にもなってると思います。事後になると2人は豹変するんですが、寝てる際、彼の方から手を握ってるんですよね。常時ドSというわけではなさそうで、そのギャップも良い。泊まるように促す彼の誘いを断って帰宅し、冒頭のモーニングルーティンへと話が閉じる。スカシ的なオチなんですが、この急に冷める感じが「業務時間外」だったと思います。

エロマンガアカデミー」

 15限目、西沢みずき先生による「ハーレム漫画の作り方」。西沢先生といえば圧倒的な多作ぶりが印象的なんですが、その話はありませんでした。そっちも気になる……。
 本題としては、ハーレム作品のことを「NTR要素の集合体」と言ってるのが印象的でした。至言。完全に目から鱗。そんな西沢先生が最後にいつかNTRを描いてみたいと言っているのでマジ楽しみ。ハーレムにNTRを見出す人が本格NTRを描いたらどうなるのか……。


 終わり。ブログ本館の方の更新が芳しくなくてですね。この調子だと4月はweeklyの感想しか書けずに終わりそうな予感。ツイートくらいのサイズでいいから感想書いておきたい気持ちもあるんですが……。面白かったよ。
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