北区の帰宅部の媚薬

エロマンガ(雑誌)の感想を書きます

WEEKLY快楽天 2021 No.11の感想

 来週の更新が遅れたらおそらくモンハンのせいだと思います。まだ買うかは決めてない。買わない方が身のためなんですが。
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「表紙」東出イロドリ

 濡れる。単なる差分イラストというよりは細かい時間経過を見せるような内容になってて面白いです。まだ爽やか青春感はキープしてるので、次回いよいよどうなってしまうのか、という意味でもめちゃくちゃ楽しみ。

『水泳部』サバイバル刃

 サバイバル刃先生で水泳部といえば『初恋プールサイド』の記憶が新しいんですが、爽やか良い話路線だったあれとは打って変わってダーク路線。いや、『初恋プールサイド』も大会で良い成績が残せなかったヒロインが心の救済を得る物語という意味では本作も同じですね。コインの表と裏のような2作だったと思います。本作だと、落ち込んだヒロインを慰めるのが同じ水泳部の先輩(男)たちで、その性的な奉仕(支配)がシステムとして成り立ってる感。今回のヒロインが初めてではないし、最後でもない。おそらく今後も代替わりをして続くのかもしれない、という恐ろしさ。挿入する前に目隠しするんですが、単に支配的なニュアンスを強めるだけでなく、具体的に誰とやったのかとぼかやすことでシステムを継続しやすくしてる、トラブル発生のリスクを小さくしてる、みたいな感じなんじゃないですかね。その場で思いついたのではなく、いつもやってる当たり前のこと、という感じで目隠しが出てくるのが不気味でした。プレイ中も終始優しい言葉を投げかけ続けるのが欺瞞に満ちてて良いですよね。あの場では、当人たちの間では「良いこと」として行われてる感。
 そんな目隠しと関係するのが終盤に出てくる衝撃的な1ページぶち抜き描写。見えない状況で無数のチンコに犯されてる、というのを観念的に表現したらこうなる、みたいな迫力があって最高でした。サバイバル刃作品を読んでいる、というたしかな実感。目隠し状態ならではの心理を特殊な方法で描くという意味では『性徒会室』でも似た見せ場がありましたね。あちらは女装という別の要素があるので、目隠しすることで自分の体を強く意識する、と本作とは真逆のアプローチになってて興味深いです。
 ラスト。歪んだ形とはいえ救済を得たヒロインが自らの親指をしゃぶってるのが印象的。ある種の退行催眠みたいな効果があったのかもしれませんね。そういう意味では目隠しは胎内回帰的な効果があったのかもしれない。

『なかだしトリップ』東雲龍

 「制服えっち編」。単行本発売記念のショート4ページ。単行本と同名タイトルの読切の後日譚。ただし単行本は『なかだしトリップ』で、読切は『中出しトリップ♡』。厳密にはちょっと違う。なんでだ。
 とにかく続編もしくは後日譚。『中出しトリップ♡』は教え子JKとの温泉不倫旅行で、描かれるのは浴衣なんですが、そのラストで制服を取り出す場面で終わるんですよね。期待をあおる形で終幕する余韻。その期待に応えてくれるのが今回の「制服えっち編」。ただ制服着てるだけでなく、まさかの校内。不倫旅行の良さってリスクを忘れられる点にあると思うんですが、今回は逆にバレるリスクをスパイスとして楽しむ。『中出しトリップ♡』のラストではそのリスクに怯えてる様子だったんですが、ずいぶんと心変わりしたというか、大胆になりましたねw
 そして、『中出しトリップ♡』との大きな違いとしては、2人にとっての日常空間でのセックスになるので、先生の方が指輪をしてる。不倫旅行中は指輪をしてない(外す描写もない)んですが、本作だと当然指輪がある。そんな指輪をまじえたヒロインの可愛い言動が見れたのが良かったです。短いページながら不倫としての後ろめたさをしっかりと強調してくる。

『JKちゃんの気持ち!』えぬはに

 保健室の先生がギャルの生徒にちょっかい出される話。いや、ギャルかどうかは怪しいかも。とにかく、からかう感じではなく、むしろ直球のアプローチをしてくる感じで非常に可愛い。常に感情がむき出しで動物的な魅力。そんな一直線に迫ってくるヒロインに対して、冷静だった先生がついに我慢の限界。ちょっと逆ギレっぽいというか、ヤケクソ感がある。要するに、常に積極的だったヒロインが、いざエロが始まると必ずしも主導権を握るわけではない。攻守交代的な展開もありつつ、トータルで見ればかなり先生が乗り気。からかうのではなく動物的な可愛さのあるヒロインですので、この受け身のパートがめちゃくちゃハマるんですよね。あんなに彼女の方から迫ってきたのに受け身になるのが可愛いし、そこから頑張ってフェラする感じも最高。ヒロイン単体の魅力もあるし、どちらか一方が支配的になりすぎない2人の関係性という意味でもとても魅力的でした。
 エピローグ。現実を突きつけられたヒロインの “えっ…” が笑える。その直前は本気で喜んでたし、出席日数の件も本気で考えてなかったのでしょうね。この常に本気というか、感情むき出し感が可愛いんだよなぁ。


 終わり。次号のweekly記事を更新するまでにはゼロス記事を終わらせたいです。ただ、残り13本。半分も終わってない……。
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